結論
卒寿は90歳のお祝いで、色は白です。 「卒」の略字「卆」が「九十」に見えることに由来します。
金額は子から親へ1〜5万円が目安。 90歳では集まること自体が負担になる場合もあるため、 体調を最優先に、集まらない選択肢も含めて考えます。
卒寿の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 90歳(現在は満年齢が主流) |
| 読み | そつじゅ |
| 色 | 白。紫とする説もある |
| 由来 | 「卒」の略字「卆」が「九十」に見える |
| 金額の目安 | 子から親へ1〜5万円/孫から1〜3万円 |
| 水引 | 紅白の蝶結び |
| 表書き | 祝卒寿/祝御長寿/御祝 |
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なぜ90歳なのか
卒寿が90歳なのは、「卒」の略字に由来します。
「卒」を略した「卆」という字は、「九」の下に「十」を書いた形に見えます。ここから「九十」と読み、90歳を卒寿と呼ぶようになりました。
喜寿・傘寿・米寿と同じく、漢字の形に由来する長寿祝いです。
「卒」の字が気になる場合
「卒」という字に終わりを連想して気にする方がいます。卒業の「卒」であり、人生を終えるという意味に受け取られることがあるためです。
由来は字の形であって、意味ではありません
卒寿の由来は略字の「卆」が九十と読めることにあり、「卒」の意味とは関係がありません。気にする必要のないものです。
とはいえ、本人が気にされる場合もあります。そのときは表書きを「祝御長寿」や「御祝」にすれば、字を使わずにお祝いできます。呼び方も「90歳のお祝い」とすれば問題ありません。
色は白。紫とする説もある
卒寿の色は白とされることが多くなっています。次の白寿(99歳)と同じ系統の色です。
ただし紫とする説もあり、出典によって差があります。色は厳密な決まりではないため、どちらでも間違いにはなりません。
| 白の取り入れ方 | 例 |
|---|---|
| 身につけるもの | ひざ掛け、ショール、寝具 |
| 花 | 白の胡蝶蘭、白のアレンジメント |
| 器・小物 | 白磁の器、白木の品 |
白い花は弔事を連想させるという受け止め方もあります。気になる場合は、白を基調にしつつ差し色を入れたアレンジメントにすると安心です。
金額の目安
| 贈る相手 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 子から親へ | 1〜5万円 |
| 孫から祖父母へ | 1〜3万円 |
| ひ孫から | 金額にこだわらない |
| 親戚へ | 5千〜1万円 |
90歳ともなると子自身も高齢であることが多くなります。無理のない範囲で構いません。4と9のつく金額は避けます。
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体調を最優先にした祝い方
90歳では、集まること自体が負担になる場合があります。会食を開くことが目的化しないよう注意します。
| 形 | 向いている状況 |
|---|---|
| 自宅で短時間 | もっとも負担が少ない。1時間程度 |
| 近くの店で個室 | 体調がよく、外出を楽しめる場合 |
| 少人数で交代して訪問 | 大人数が難しい場合。疲れさせない |
| 集まらない | 贈り物と手紙を届ける。写真や動画を送る |
集まらないことも立派な選択です。「無理をさせてしまった」が残るより、体調のよい日に短く会うほうが、本人にとってよい記憶になります。
施設に入居している場合
施設に入居されている場合は、事前に施設へ相談してください。
- 面会の人数と時間に決まりがあることが多い
- 生花が持ち込めない場合がある
- 食べ物は食事制限や衛生管理の関係で制限されることがある
- お祝いの場として共用スペースを使えることがある
確認してから用意すれば、当日に持ち帰ることになったり、渡せなかったりする事態を避けられます。
贈り物の選び方
90歳では、形が小さく、負担にならないものが基本です。
- 家族の写真:アルバム、フォトフレーム。繰り返し見られる
- 手紙・寄せ書き:ひ孫まで含めて。何よりの記念になる
- 好物の食べ物:やわらかく少量のもの。制限を必ず確認
- ひざ掛け・寝具:日常の快適さが上がる
- 花:手入れ不要なもの。施設なら持ち込み可否を確認
避けたいのは、大きなもの、使い方を覚える必要があるもの、手入れの手間がかかるものです。
長寿祝いで避けたほうがよい贈り物を詳しく見るお返しは、不要と伝えておくのが親切です。90歳では返礼の準備そのものが大きな負担になります。
よくある質問
卒寿は何歳のお祝いですか?
90歳のお祝いです。「卒」の略字である「卆」が「九」と「十」を組み合わせた形に見え、九十と読めることに由来します。もともとは数え年で祝う行事ですが、現在は満90歳で祝うことが多くなっています。
卒寿の色は何ですか?
白が一般的とされています。次の白寿(99歳)と同じ系統の色です。ただし紫とする説もあり、出典によって差があります。色は厳密な決まりではないため、本人の好みを優先して構いません。
「卒」の字は縁起が悪くありませんか?
「卒」に終わりを連想して気にする方はいますが、卒寿の由来はあくまで略字の「卆」が九十と読めることにあり、意味とは関係ありません。気になる場合は表書きを「祝御長寿」や「御祝」にすれば、字を使わずにお祝いできます。
卒寿祝いの金額はいくらが目安ですか?
子から親へは1〜5万円、孫から祖父母へは1〜3万円、親戚へは5千〜1万円が目安です。他の長寿祝いとほぼ同じ水準です。ただし90歳ともなると子自身も高齢であることが多く、無理のない範囲で構いません。
90歳の祝い方で気をつけることはありますか?
体調が最優先です。移動を伴う会食は負担が大きいため、自宅や施設で短時間集まる形が現実的です。当日の体調で中止できるようにしておき、集まれない場合は贈り物と手紙を届けるだけでも十分です。
施設に入居している場合はどうしますか?
事前に施設へ相談してください。面会の人数や時間、持ち込めるものに決まりがある場合があります。生花や食べ物が制限されることもあるため、確認してから用意すると当日に困りません。
まとめ
- 卒寿は90歳。「卒」の略字「卆」が「九十」に見えることに由来
- 「卒」に終わりを感じる場合は表書きを「祝御長寿」にすればよい
- 色は白。紫とする説もある
- 白い花は弔事を連想させることも。差し色を入れると安心
- 金額は子から親へ1〜5万円。子自身も高齢なら無理をしない
- 集まらない選択も立派。贈り物と手紙を届けるだけでも十分
- 施設入居中なら面会・持ち込みの決まりを事前に確認
- 贈り物は形が小さく負担にならないもの。写真や手紙が喜ばれる
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参考情報
- リンベル ギフトコンシェルジュ「長寿祝いのおすすめギフト・プレゼントと基礎知識(還暦/古希/喜寿/傘寿/米寿/卒寿/白寿)」
https://www.ringbell.co.jp/giftconcierge/2201 - 郵便局のネットショップ「古希・喜寿・傘寿・米寿・卒寿・白寿など、長寿祝いの基礎知識とおすすめギフト」
https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/gift_contents_158.aspx - 高島屋「長寿祝い(賀寿)のプレゼント(還暦、古稀、米寿、喜寿等)」
https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/gaju/ - シャディ ギフトモール「長寿祝い(賀寿祝い)プレゼント」
https://shaddy.jp/choju/
年齢(90歳)と「卒」の略字に由来する点は情報源で一致しています。色については白と紫で説が分かれるため、その旨を本文に明記しています。
本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。90歳では体調の個人差が非常に大きく、集まり方も家庭ごとに異なります。 ご本人の体調と意向を最優先に、施設に入居されている場合は施設の指示に従って判断してください。