結論
水引は紅白の蝶結び、本数は5本。 表書きは「御出産御祝」です。
結婚祝いの結び切りとは逆になります。 出産は何度あってもよろこばしいお祝いなので、結び直せる蝶結びを使います。
のしの選び方(早見)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| のし | あり(慶事のため) |
| 水引の結び | 蝶結び(花結び)。結び切りは使わない |
| 水引の色 | 紅白 |
| 水引の本数 | 5本 |
| 表書き | 御出産御祝/御出産祝 |
| 名前 | 水引の下にフルネーム |
| のし紙 | 手渡しは外のし/配送は内のし |
結婚祝いと逆です。売り場では隣に並んでいることが多いので、「出産用」の表示を確認してください。
なぜ蝶結びなのか
蝶結びはほどいて何度でも結び直せる形です。「何度あってもよいお祝い」を表します。
出産は、二人目・三人目と繰り返し訪れてよろこばしいことです。だから蝶結びを使います。
結婚祝いと取り違えやすい組み合わせです
結婚祝いは結び切り(一度きり)、出産祝いは蝶結び(何度でも)。同じ慶事でも逆になります。
結婚の直後に出産祝いを贈る場面も多く、前回と同じ袋を選んでしまう間違いが起きやすい組み合わせです。
表書きの書き方
出産祝いの表書きは「御出産御祝」が一般的です。
「御出産祝」でも意味は通じますが、こちらは4文字になります。 4は「死」を連想するとして避けられてきたため、 1文字加えた5文字が選ばれることが多くなっています。 「御祝」だけでも構いません。
| 表書き | 補足 |
|---|---|
| 御出産御祝 | 5文字。もっとも一般的 |
| 御出産祝 | 4文字。避けたい場合は上の5文字に |
| 御祝 | 簡潔。他の慶事にも使える形 |
| 祝御出産 | 「祝」から始まる形 |
「御出産祝」は4文字になるため、5文字の「御出産御祝」が選ばれることが多くなっています。
名前の書き方
水引の下の中央に、表書きよりやや小さくフルネームで書きます。
- 個人:中央にフルネーム
- 夫婦:中央に世帯主のフルネーム、左に配偶者の名前だけ
- 友人数名:3名までは右から目上順。4名以上は「友人一同」+別紙
- 職場:「〇〇部一同」または代表者名+「外一同」
職場では連名でまとめることが多いお祝いです。その場合は全員の氏名を書いた紙を中に入れます。
出産内祝いは名前が変わる
出産内祝いでは、差出人が赤ちゃんの名前になります。 贈った側の名前ではありません。
これは内祝いが名前のお披露目を兼ねているためです。 生まれた子をこう名づけました、という知らせの役割を持ちます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水引 | 紅白の蝶結び(お祝いと同じ) |
| 表書き | 内祝/出産内祝 |
| 名前 | 赤ちゃんの名前+読み仮名 |
| のし紙 | 配送が多いため内のしが一般的 |
親の姓は入れず、赤ちゃんの名前だけにするのが一般的です。読み仮名を必ず添えます。名前のお披露目を兼ねているため、読み方が伝わらないと意味がありません。
贈る時期と、のしの扱い
贈る時期は生後7日から1か月までが目安です。実際には、母子が落ち着く生後2〜3週間ごろが渡しやすい時期になります。
出産前には贈りません
出産は無事に終わるとは限りません。必ず生まれたことを確認してから贈ります。
妊娠中に何か渡したい場合は、出産祝いののしを付けず、マタニティ向けのプレゼントとして贈るのが配慮のある形です。
間違えやすい点
出産祝いののしで多い誤りは、結婚祝いと混同することです。 どちらもお祝いですが、水引が逆になります。
出産は「何度あってもよい」ため蝶結び、 結婚は「一度きり」を願うため結び切り。 ここを取り違えると、意味が反対になります。
| 間違い | 正しくは |
|---|---|
| 結び切りを使う | 蝶結び。結婚祝いと混同しやすい |
| 内祝いに自分の名前を書く | 赤ちゃんの名前+読み仮名 |
| 読み仮名を書かない | 名前のお披露目を兼ねるため必ず添える |
| 出産前に贈る | 生まれたことを確認してから |
よくある質問
出産祝いの水引はどれですか?
紅白の蝶結びで、本数は5本です。出産は何度あってもよろこばしいお祝いなので、ほどいて何度でも結び直せる蝶結びを使います。結婚祝いの結び切りとは逆になります。
なぜ結婚祝いと結び方が違うのですか?
結婚は一度きりであってほしいお祝いなので結び切り、出産は何度あってもよろこばしいお祝いなので蝶結びです。結婚の直後に出産祝いを贈る場面も多く、前回と同じ袋を選んでしまう間違いが起きやすい組み合わせです。
表書きは何と書きますか?
「御出産御祝」がもっとも一般的です。「御出産祝」は4文字になるため、5文字の「御出産御祝」が選ばれることが多くなっています。「御祝」「祝御出産」でも構いません。
出産内祝いの名前は誰の名前を書きますか?
赤ちゃんの名前を書き、読み仮名を添えます。親の姓は入れず、名前だけにするのが一般的です。名前のお披露目を兼ねているため、読み方が伝わらないと意味がありません。読み仮名は必ず付けてください。
出産前に贈ってもよいですか?
避けます。出産は無事に終わるとは限らないため、必ず生まれたことを確認してから贈ります。妊娠中に何か渡したい場合は、出産祝いののしを付けず、マタニティ向けのプレゼントとして贈るのが配慮のある形です。
職場でまとめて贈る場合の名前は?
「〇〇部一同」または代表者名の左に「外一同」と書きます。4名以上で「一同」とする場合は、全員の氏名を書いた紙を中に入れてください。受け取る側が内祝いを手配するために必要です。
まとめ
- 水引は紅白の蝶結び、5本
- 結婚祝いの結び切りとは逆。取り違えに注意
- 表書きは「御出産御祝」(5文字)
- 名前は水引の下にフルネーム
- 出産内祝いは赤ちゃんの名前+読み仮名
- 内祝いに親の姓は入れない
- 贈る時期は生後7日〜1か月。実際は2〜3週間ごろ
- 出産前には贈らない
参考情報
- シャディ ギフトモール「のし(熨斗)とは何なのか?気になるのしの使い方」
https://shaddy.jp/manner/wrapping/decoration/ - リンベル ギフトコンシェルジュ「のし紙と掛け紙の違い、押さえておきたいマナーについて解説」
https://www.ringbell.co.jp/giftconcierge/7665 - 三越伊勢丹「のし紙とかけ紙の正しいマナー|それぞれの違いやシーン別の選び方・表書きを解説」
https://www.mistore.jp/gift/manner/knowledge/noshi_mizuhiki/article/noshi_manner.html - 郵便局のネットショップ「お中元の熨斗(のし)のマナー|水引の種類と結び方、正しい表書き」
https://www.shop.post.japanpost.jp/column/ochugen/ochugen_noshi.html
蝶結びを用いる点、表書き、出産内祝いに赤ちゃんの名前と読み仮名を書く点は、参照した情報源で一致しています。
本記事で紹介している作法は一般的な目安です。表書きや水引の扱いは、地域・ご家庭の慣習によって異なる場合があります。判断に迷う場合は、ご親族や購入先の売り場にご確認ください。