結論
お中元は7月上旬〜15日ごろ、お歳暮は12月上旬〜20日ごろに贈ります。 金額はどちらも3千〜5千円が目安です。
掛け紙は紅白の蝶結びにのしを付け、 表書きは「御中元」「御歳暮」。 どちらか一方にするなら、お歳暮を選びます。
お中元とお歳暮の違い
| 項目 | お中元 | お歳暮 |
|---|---|---|
| 時期 | 7月上旬〜15日ごろ(地域差あり) | 12月上旬〜20日ごろ |
| 意味 | 半年間のお礼 | 1年間のお礼 |
| どちらが重いか | — | お歳暮のほうが重い |
| 金額 | 3千〜5千円 | お中元の2割増しが目安 |
| 水引 | 紅白の蝶結び(5本) | 同じ |
| のし | 付ける | 付ける |
| 表書き | 御中元 | 御歳暮 |
| 時期を過ぎたら | 暑中御見舞/残暑御見舞 | 御年賀/寒中御見舞 |
どちらか一方にするなら、お歳暮です。 1年間のお礼という意味があり、 お中元だけを贈ってお歳暮を贈らないのは不自然とされます。
お中元・お歳暮とは
どちらも日ごろお世話になっている方へのお礼です。 お祝いではありません。
「毎年続けるもの」という前提があります
お中元とお歳暮は一度贈ると翌年以降も続けるものとされています。単年のお礼なら、別の形にするほうが気楽です。
そのため、贈る前に「これから毎年続けられるか」を考えておくのが大切です。やめ方に悩む方が多いのは、この前提があるためです。
2つの違い
| 由来 | 現在の意味 | |
|---|---|---|
| お中元 | 中国の道教の「中元」(旧暦7月15日) | 半年間のお礼 |
| お歳暮 | 年の暮れに先祖へ供え物をした風習 | 1年間のお礼 |
お歳暮のほうが重いとされます。 1年を締めくくるお礼だからです。 金額もお中元の2割増しが目安になります。
お中元だけを贈るのは避けます
お中元を贈ってお歳暮を贈らないと、「今年でやめたのだろうか」と受け取られることがあります。
負担を減らしたいなら、お歳暮だけにするのが自然です。逆はしません。
誰に贈るか
お中元・お歳暮は誰にでも贈るものではありません。 相手を選びます。
注意が要るのは受け取れない立場の方です。 職種によっては規則で制限されており、 贈ると断る手間をかけます。
| 相手 | 扱い |
|---|---|
| 仲人 | 結婚後3年程度贈る慣習がある |
| 両親・義両親 | 家によって大きく違う。事前に相談する |
| 親戚 | 親族間の慣習に合わせる |
| 上司 | 会社の規定を確認。禁止のことがある |
| 取引先 | 会社としての判断に従う |
| 習い事の先生 | 教室の慣習に合わせる |
| 主治医 | 受け取らない病院が多い |
公務員や一部の企業では、利害関係者からの贈答を受け取れません。 国家公務員倫理法などで制限されています。 断らせてしまうと、かえって相手に手間をかけます。
金額の目安
額は相手との関係でおおよそ決まります。 お中元とお歳暮でも差があります。
考えておきたいのは毎年続くことです。 最初に決めた額がその後の基準になり、 後から動かしにくくなります。
| 相手 | お中元 | お歳暮 |
|---|---|---|
| 一般的な相場 | 3千〜5千円 | 3千〜5千円 |
| 両親・義両親 | 3千〜5千円 | 5千円 |
| 親戚 | 3千〜5千円 | 3千〜5千円 |
| 上司 | 5千円 | 5千円 |
| 仲人 | 5千円 | 5千円 |
| 取引先 | 5千〜1万円 | 5千〜1万円 |
一度上げた金額は下げにくくなります。 毎年続けるものなので、最初に無理のない額を決めることが大切です。 4千円・9千円は避けます。
掛け紙と表書き
| 項目 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 水引の色 | 紅白 | 慶事・お礼のため |
| 結び方 | 蝶結び(花結び) | 何度あってもよいため |
| 本数 | 5本 | 一般的な本数 |
| のし | 付ける | お礼の贈り物のため |
| 表書き | 御中元/御歳暮 | — |
| 名前 | 贈る人のフルネーム | — |
結び切りは使いません。 結び切りは「二度と繰り返さない」ことを願う場面のものです。 お中元・お歳暮は毎年繰り返すものなので蝶結びにします。
生ものを贈るときは「のし」を付けません
「のし」はもともとのしあわびを表し、生ぐさ物の代わりでした。魚・肉・海産物などを贈るときは、のしが重複することになります。
この場合はのしの無い掛け紙か短冊を使います。売り場で「生ものです」と伝えれば用意されます。
時期を過ぎたら
時期を過ぎてしまうことはよくあります。 贈れなくなるわけではありません。
過ぎた場合は表書きを変えます。 名前が変わるだけで、 贈ること自体は問題になりません。
| 時期 | 表書き | 目上には |
|---|---|---|
| お中元の時期を過ぎた〜立秋 | 暑中御見舞 | 暑中御伺 |
| 立秋〜8月末 | 残暑御見舞 | 残暑御伺 |
| お歳暮の時期を過ぎた〜1月7日 | 御年賀 | 御年賀 |
| 1月8日〜立春 | 寒中御見舞 | 寒中御伺 |
立秋は8月7日ごろです(年により前後します)。 表書きを変えれば、時期を過ぎても失礼になりません。 無理に間に合わせる必要はありません。
よくある質問
お中元とお歳暮の違いは何ですか?
お中元は半年間、お歳暮は1年間のお礼です。時期はお中元が7月上旬〜15日ごろ、お歳暮が12月上旬〜20日ごろ。お歳暮のほうが重いとされ、金額もお中元の2割増しが目安になります。
どちらか一方だけにしてもよいですか?
お歳暮だけにします。1年間のお礼という意味があるためです。お中元を贈ってお歳暮を贈らないと「今年でやめたのだろうか」と受け取られることがあるため、逆にはしません。
いくらぐらいが目安ですか?
3千〜5千円が一般的な相場です。上司や仲人は5千円、取引先は5千〜1万円が目安。毎年続けるものなので、最初に無理のない額を決めることが大切です。一度上げた金額は下げにくくなります。
水引は何を選びますか?
紅白の蝶結び(花結び)5本にのしを付けます。蝶結びは「何度あってもよい」ことを表し、毎年繰り返す贈り物に合うためです。結び切りは「二度と繰り返さない」場面のものなので使いません。
生ものを贈るときも「のし」を付けますか?
付けません。「のし」はもともとのしあわびを表し、生ぐさ物の代わりでした。魚・肉・海産物を贈るとのしが重複するため、のしの無い掛け紙か短冊を使います。売り場で「生ものです」と伝えれば用意されます。
時期を過ぎてしまったらどうしますか?
表書きを変えれば失礼になりません。お中元なら立秋(8月7日ごろ)までは「暑中御見舞」、立秋から8月末までは「残暑御見舞」。目上の方には「暑中御伺」「残暑御伺」とします。
まとめ
- お中元は7月上旬〜15日ごろ、お歳暮は12月上旬〜20日ごろ
- お祝いではなく、お礼の贈り物
- 一方だけならお歳暮を選ぶ
- 金額は3千〜5千円。お歳暮は2割増し
- 紅白の蝶結び(5本)+のし
- 生ものにはのしを付けない
- 過ぎたら暑中御見舞/残暑御見舞
参考情報
- 郵便局のネットショップ「お中元の熨斗(のし)のマナー|水引の種類と結び方、正しい表書き」
https://www.shop.post.japanpost.jp/column/ochugen/ochugen_noshi.html - 高島屋「進物の基礎知識」
https://www.takashimaya.co.jp/giftnavi/shinmotu_01.html - 三越伊勢丹「のし紙とかけ紙の正しいマナー」
https://www.mistore.jp/gift/manner/knowledge/noshi_mizuhiki/article/noshi_manner.html
水引(紅白の蝶結び)、のしを付けること、表書き「御中元」「御歳暮」、時期を過ぎた場合に「暑中御見舞」「残暑御見舞」を使うことは、参照した情報源で共通しています。地域ごとの時期は年々早まっており、情報源によって幅があるため、本文では幅をもたせて記載しています。
本記事で紹介している金額や時期は一般的な目安です。地域やご家庭、業界の慣習によって異なる場合があります。お勤め先や取引先の規定で贈答が制限されていることがあります。事前にご確認ください。