結論

披露宴の前日までに、会場へ届くように手配します。 当日到着でも間に合うことはありますが、 披露宴の開始2〜3時間前までが実質的な締切です。

宛先は式場の住所。自宅ではありません。 会場名と部屋名(披露宴会場名)まで書きます。

宛名は新郎新婦のどちらか、または連名。 入籍済みで名字が変わっていても、旧姓で出すのが一般的です。

いつまでに送るか

祝電は、披露宴の中で司会者が読み上げるか、 会場に飾られます。 どちらにしても始まる前に会場へ届いていないと意味がありません。

配達のタイミングだけを見れば当日でも届きますが、 会場側は前日までに届いた電報をまとめ、 読み上げる順番を決めて司会者に渡します。 前日までに着いていれば、その作業に間に合います。

届くタイミングどうなるか
披露宴の2〜3日前〜前日いちばん確実です。読み上げの候補に入ります
当日の朝間に合うことが多いですが、会場の運用によります
披露宴開始の2〜3時間前実質的な締切。これを過ぎると扱いが不確実になります
披露宴が始まってから読み上げられません。後日新郎新婦の手に渡ります
1週間以上前早すぎて保管の手間をかけることがあります

2〜3日前から前日までを狙ってください。早すぎると会場で長く預かることになり、遅すぎると準備に間に合いません。申込の締切時刻は電報サービスによって違うので、利用する会社の案内で確認してください。

欠席の連絡と祝電は別ものです

祝電を送ったからといって、欠席の連絡の代わりにはなりません。返信ハガキと本人への連絡を済ませたうえで、当日のお祝いとして送るものです。

順番は本人へ欠席を伝える → 返信ハガキを出す → 前日までに祝電。欠席の伝え方は欠席の連絡は誰に・いつ・どうやってにまとめています。

宛先はどこにするか

間違えやすいのがここです。 宛先は新郎新婦の自宅ではなく、披露宴が行われる会場です。 当日その場で読み上げてもらうためです。

会場名だけでは届かないことがあります。 ホテルや大型の式場では同じ日に複数の披露宴が並行しているため、 部屋名(披露宴会場の名前)まで指定するのが確実です。

書く欄入れる内容
住所式場・ホテルの住所
会場名「〇〇ホテル」「〇〇ガーデン」など正式名称
部屋名「〇〇の間」「〇階 〇〇ホール」など。招待状に書かれています
宛名新郎新婦の名前(後述)
配達日時披露宴の前日を指定
会場名が分からない招待状を見ます。無ければ新郎新婦か共通の友人に聞きます

部屋名は招待状に書かれています。招待状が手元にない場合、会場に電話して「〇月〇日の〇〇家・〇〇家の披露宴」と伝えれば教えてもらえることが多いです。それも難しければ、宛名を正確にしておけば会場側で照合してくれます。

宛名は誰にするか

宛名は自分が知っているほうの名前で出します。 両方と面識があるなら連名にします。 ここで迷うのは、入籍が済んでいて名字が変わっている場合です。

旧姓で出すのが一般的です。 会場は招待状や進行表と照合して電報を仕分けるため、 新姓で届くと本人にたどり着くのが遅れることがあります。

自分の立場宛名
新婦だけを知っている新婦の名前(旧姓)宛て
新郎だけを知っている新郎の名前宛て
両方と面識がある連名。「〇〇 〇〇様 〇〇 〇〇様」
すでに入籍していて名字が変わった旧姓で出します
会社として送る差出人を会社名・役職・氏名にします
新婦の下の名前が分からない新郎宛てにして、文中で二人に触れます

迷ったら新郎宛てにしておけば届きます。披露宴は新郎側の名字で予約されていることが多く、会場の照合が早く済みます。文面のなかで二人に呼びかければ、宛名だけで気持ちが伝わらないということはありません。

申し込みの手順

電報は各社がオンラインで受け付けています。 申し込み自体は10分ほどで終わりますが、 先に手元にそろえておく情報があります。

順やること
1招待状を用意します。会場名・住所・部屋名・日時を確認
2電報サービスを選びます。台紙の種類と料金で決まります
3配達日を「披露宴の前日」に指定します
4宛先(会場)と宛名(新郎新婦)を入力します
5文面を選ぶか、自分で書きます
6差出人名を入れます。読み上げられる部分です

差出人名は略さず書いてください。司会者が読み上げるとき、下の名前まで入っていないと誰からの電報か伝わりません。ニックネームや旧姓のみの表記は避け、会場で通じる名前にします。会社から送る場合は会社名・部署・役職も入れます。

台紙の価格帯は幅があります。中身は文面だけです

電報の料金は台紙の種類でほぼ決まります。押し花やぬいぐるみ付き、木製など、選択肢が多く用意されています。

高い台紙を選ばなければ失礼、ということはありません。披露宴で読み上げられるのは文面だけで、台紙は後から新郎新婦の手元に残ります。持ち帰る荷物になることも考えると、大きすぎるものが必ずしも喜ばれるとは限りません。

そのまま使える文例

文面は、電報サービスに用意された例文をそのまま使っても構いません。 少し自分の言葉を足したいときのために、 立場別に骨組みを挙げます。

友人へ(欠席するとき)

「ご結婚おめでとうございます。今日の佳き日に伺えないことがとても残念です。〇〇さんの晴れ姿を思い浮かべながら、こちらからお祝いしています。二人の毎日が笑顔にあふれたものになりますよう、心よりお祈りしています。」

欠席の詫びは一文で足ります。読み上げられる場面なので、理由を詳しく書くと場に合いません。

職場・取引先へ

「ご結婚おめでとうございます。ご両家の皆さまにも心よりお祝い申し上げます。新しい門出にあたり、お二人のご多幸とご健勝を、社員一同お祈りしております。」

会社から出す場合は、個人的なエピソードを入れません。差出人が組織になるためです。差出人名は会社名・部署・役職・氏名の順で入れます。

親族へ

「〇〇ちゃん、ご結婚おめでとう。小さいころからの成長を思うと感慨深いです。当日は都合がつかず伺えませんが、二人で温かい家庭を築いていってください。体を大切に、末永くお幸せに。」

親族なら呼び方をふだんどおりにして構いません。読み上げられたときに、関係が伝わります。

文面で気をつけること

祝電は読み上げられる前提で書きます。 手紙と違い、会場全員が聞きます。 そこから来る決まりが2つあります。

1つは長さ。読み上げに時間がかかると進行に響きます。 もう1つは宛先の広さで、 聞いているのは新郎新婦だけではありません。 二人にしか分からない話を入れると、会場が置いていかれます。

項目どうするか
忌み言葉避けます。「別れる」「切れる」「重ね重ね」など
句読点使わない書き方もあります。「切れる」を連想させるため
長さ3〜5行程度。読み上げに20〜30秒
敬称宛名と文中で統一します
内輪ネタ入れません。会場全体に読まれます
過去の交際歴・失敗談入れません

句読点を省く書き方は、そうしなければ失礼というものではありません。気にする人がいる一方で、読みにくくなるという考え方もあります。迷うなら、句読点を使わずに改行と空白で区切ると、どちらの受け取り方でも問題になりません。避ける語は結婚式で避ける忌み言葉にまとめています。

祝電を送ったほうがいい人・不要な人

祝電は必ず送るものではありません。 欠席するときに必ず必要、という決まりもありません。 送ると自然な場面と、そうでもない場面があります。

状況祝電
招待され、欠席の返事をした送ると喜ばれます。とくに親しい相手なら
招待されたが直前に行けなくなった送ると気持ちが伝わります
職場の部下・同僚が結婚する会社として出すことがあります。慣例を確認
取引先の担当者会社の方針によります。個人判断で出さない
招待されていない相手無理に送らなくて構いません
出席する不要です。当日直接お祝いを伝えます
家族葬のように招く範囲を絞った式本人の意向を優先します

職場から出す場合は、先に前例を確認してください。慶弔の電報は総務が窓口になっている会社があり、個人で出すと重複します。上司か総務に一言聞くだけで済みます。

招待されていないけれどお祝いは伝えたい、という場合は 招かれていない場合のお祝いで扱っています。 祝電より、後日の贈り物やメッセージのほうが自然なことがあります。

間に合わなかったとき

当日の朝に気づいた、締切を過ぎていた。 どちらも起こります。 無理に当日届けようとするより、切り替えたほうが確実です。

状況どうするか
当日の朝に気づいたまず電報サービスの当日配達を確認します。開始2〜3時間前が目安
すでに披露宴が始まっている祝電はやめて、その日のうちにメッセージを送ります
終わってから気づいた祝電は送りません。お祝いの手紙か贈り物に切り替えます
会場に届いたか不安電報サービスの配達状況で確認できます
宛名を間違えて出した会場に電話して事情を伝えます。照合してもらえます

披露宴が終わったあとに祝電を送るのは避けてください。会場での読み上げが目的の手段なので、時期を過ぎると意味が変わります。その場合は、新婚旅行から戻るころを見計らって手紙かメッセージを送るほうが自然です。

間に合わなかったときのメッセージ

「今日はご結婚おめでとう。お祝いを送るつもりが間に合わなくて、本当にごめんなさい。式の写真、落ち着いたらぜひ見せてください。二人の新しい毎日が幸せなものになりますように。」

間に合わなかったことに長く触れないでください。相手は当日で忙しく、詫びが続くと返事に困ります。

欠席するときのご祝儀はいくら包むか見る

よくある質問

祝電はいつまでに送ればいいですか?

披露宴の2〜3日前から前日までに会場へ届くよう手配します。当日でも間に合うことはありますが、披露宴開始の2〜3時間前が実質的な締切です。会場は前日までに届いた分をまとめて司会者に渡すため、前日着がいちばん確実です。

祝電はどこに送りますか?

新郎新婦の自宅ではなく、披露宴が行われる会場に送ります。会場の住所と正式名称に加えて、部屋名(披露宴会場の名前)まで指定してください。大型のホテルや式場では同じ日に複数の披露宴が並行しているためです。

入籍済みで名字が変わっている場合、宛名はどちらの姓にしますか?

旧姓で出すのが一般的です。会場は招待状や進行表と照合して仕分けるため、新姓だと本人にたどり着くのが遅れることがあります。

新郎新婦のどちらを宛名にすればいいですか?

自分が知っているほうの名前にします。両方と面識があれば連名です。迷ったら新郎宛てにしておくと、披露宴が新郎側の名字で予約されていることが多いため照合が早く済みます。

祝電に句読点は使わないほうがいいですか?

「切れる」を連想させるとして句読点を使わない書き方がありますが、そうしなければ失礼というものではありません。気になるなら、句読点を使わず改行と空白で区切ると読みやすさも保てます。

高い台紙を選ばないと失礼ですか?

そのようなことはありません。披露宴で読み上げられるのは文面だけで、台紙は後から新郎新婦の手元に残ります。持ち帰る荷物になることも考えると、大きすぎるものが必ずしも喜ばれるとは限りません。

披露宴が終わってから祝電を送ってもいいですか?

避けてください。会場で読み上げてもらうための手段なので、時期を過ぎると意味が変わります。新婚旅行から戻るころを見計らって、手紙かメッセージを送るほうが自然です。

まとめ

  • 披露宴の前日までに会場へ。当日は開始2〜3時間前が締切
  • 宛先は式場。会場名だけでなく部屋名まで指定する
  • 宛名は旧姓。迷ったら新郎宛てで届く
  • 差出人名は略さない。読み上げられる部分
  • 間に合わなければ祝電はやめてメッセージか手紙に切り替える

参考情報

  1. NTT西日本 D-MAIL「祝電の送り方|結婚式の電報はいつまでに届ける?宛名・宛先・差出人名は?」
    https://dmail.denpo-west.ne.jp/column/detail/00014/
  2. 結婚スタイルマガジン(NIWAKA)「宛名や宛先は?いつまでに届ける?結婚式電報の送り方まとめ」
    https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/telegram/base/08/
  3. NTT西日本 D-MAIL「【結婚式欠席】理由はそのまま伝える?祝電やご祝儀は?」
    https://dmail.denpo-west.ne.jp/column/detail/00040/

届ける時期と宛名の考え方は、電報サービス各社および結婚情報媒体の案内をまとめたものです。申込の締切時刻や料金は事業者ごとに異なるため、利用する会社の案内をご確認ください。(最終確認:2026年8月)

本記事で紹介している作法は一般的な目安です。地域・家・会場によって考え方が異なる場合があります。迷ったときは、招待状の記載や、新郎新婦・会場に確認してください。