結論

返信ハガキを出す前に、新郎新婦本人へ直接伝えてください。 手段は電話が基本です。

伝えるのは決まった時点ですぐ。 席次・料理・引出物は人数から決まっていくため、 遅れるほど相手の手間と費用が増えます。

本人へ伝えたあとも、返信ハガキは必ず出します。 電話で済ませてよいものではありません。

誰に連絡するか

連絡先は招待してくれた本人です。 新郎新婦のうち、自分を招いたほうへ伝えます。

共通の友人や幹事を経由させないでください。 伝言はどこかで止まりますし、人数は本人が管理しています。

状況連絡先
友人・同僚として招かれた招いてくれた本人へ直接
親族として招かれた本人か、その親。家によって窓口が違います
夫婦で招かれ、片方だけ欠席本人へ。出席する側の人数も同時に伝えます
本人と面識が薄い(親の代理など)取り次いでくれた人を通します
当日・前日式場へ電話します(後述)

親族の場合だけ、窓口が本人とは限りません。「うちは母がまとめている」という家があります。誰に言えばよいか分からないときは、同じ立場の親族に一言確認すると早く済みます。

いつ連絡するか

欠席が決まった時点ですぐです。 「返信期限までに出せばよい」ではありません。

理由は、人数が決まらないと先へ進めない項目が多いからです。 席次表、料理、引出物、席札。 いずれも人数の確定を待って動きます。

タイミング対応
招待状が届く前に打診されたその場で難しいと伝えます。招待状を送る手間が減ります
招待状が届いてから決まった1週間以内をめやすに連絡します
返信期限を過ぎている今すぐ連絡します。謝罪を先に述べます
1か月前〜1週間前に事情が変わったすぐ電話します。料理のキャンセル期限に関わります
数日前・前日すぐ電話。実費の負担を申し出ることがあります
当日式場へ電話します

「早すぎると誘いを断りたかったように見えるのでは」と気にする必要はありません。むしろ遅れるほうが実害が出ます。すぐ連絡し、そのうえで残念に思っていることを言葉で伝えれば足ります。

迷ったら「相手のキャンセル期限」を基準にしてください

結婚式の料理や引出物には、会場ごとにキャンセル料の発生日が決まっています。多くは1週間前後から段階的に発生しますが、会場によって違います。

つまりここを過ぎると、欠席しても費用が相手にかかります。「まだ先だから」と考えず、決まった時点で伝えるのが、いちばん相手の負担を減らせます。

電話・LINE・メールのどれで伝えるか

電話が基本です。 文字だけだと、残念に思っている気持ちが伝わりにくくなります。

ただし普段からLINEでやり取りしている相手なら、 LINEで切り出して構いません。 大事なのは手段より速さです。

手段向いている場面
電話基本。親族・上司・目上の相手には電話にします
直接会っていちばん丁寧。近く会う予定があるなら
LINE普段LINEの友人なら可。まず一報を入れる用途にも使えます
メール職場関係で電話しづらいとき
返信ハガキだけこれだけで済ませないでください
共通の友人に伝言避けます

LINEで一報 → 落ち着いたら電話、の順でも構いません。相手は準備で忙しく、電話に出られないこともあります。「電話が通じなかったので先に送ります」と添えて送っておけば、放置したことにはなりません。

理由はどこまで伝えるか

結論から言うと、理由によって「言う」「ぼかす」を使い分けます。 すべて正直に話すのが親切とは限りません。

判断の基準は相手が聞いて心配したり、気を遣ったりしないかです。 弔事や病気は、その日を祝う相手に伝えると気にさせます。

理由伝え方
弔事・法事ぼかします。「どうしても外せない用事」
入院・体調不良ぼかすか、軽く伝えます。詳しく話すと心配させます
妊娠中・出産前後伝えて構いません。相手も無理を勧めません
仕事・出張そのまま伝えて構いません
他の結婚式と重なったぼかします。比べられた印象になります
金銭的に難しいぼかします。相手が気に病みます
行きたくないぼかします。理由は述べず、日程が合わない旨だけ

ぼかす場合も「行けない」ことだけは、はっきり伝えてください。理由を濁したうえに出欠まで曖昧だと、相手はもう一度確認する手間を負います。

「後で埋め合わせるから」と曖昧にしないでください

欠席を伝えづらいあまり、「また今度お祝いするね」とだけ言って出欠をはっきりさせないケースがあります。相手は人数を数えられません。

順番は、まず欠席をはっきり伝える → そのうえでお祝いの意思を伝えるです。逆にしないでください。

伝え方の例文

話す順番はお祝い → お礼 → 欠席 → お詫び → お祝いの意思です。 欠席から切り出さないでください。

電話で伝えるとき(友人)

「結婚おめでとう。招待状ありがとう。すごく行きたかったんだけど、その日はどうしても外せない用事があって、伺えなくなってしまって。ごめんね。当日は行けないけど、あらためてお祝いさせてほしい」

LINEで一報を入れるとき(友人)

「あらためて、結婚おめでとう。招待状も届きました、ありがとう。ただ本当に残念なんだけど、当日どうしても都合がつかなくて、欠席させてもらうことになりました。直接伝えたかったので、あとで電話します。ハガキも出しておくね。お祝いは別で渡させてください」

職場の相手にメールで伝えるとき

「このたびはご結婚おめでとうございます。ご招待いただき、ありがとうございました。大変申し訳ないのですが、当日は所用があり、出席がかないません。せっかくお声がけいただいたのに、残念でなりません。お二人の門出をお祈りしております。お祝いはあらためてお渡しさせてください」

「残念です」を必ず入れてください

欠席の連絡で相手が気にするのは、行きたくないから断ったのではないかという点です。事実として都合がつかないだけでも、言葉にしないと伝わりません。

「行きたかった」「残念です」の一言があるかどうかで、受け取り方は変わります。逆に、理由を長く並べる必要はありません。

連絡したあとにすること

電話やLINEで伝えて終わりではありません。 返信ハガキは必ず出します。

ハガキは記録として残す書類の役割があります。 口頭で伝えたから不要、とはなりません。

やること目安
返信ハガキを出す連絡後すぐ。欠席に丸を付け、お詫びを書き添えます
お祝いを渡す挙式の1週間前までに届くように
祝電を送る前日までに式場へ届くよう手配します
式後に連絡する写真を見せてもらう、直接会って祝うなど

ハガキの書き方は別記事にまとめています。欠席の場合は「慶んで」を消す、お詫びを一行添えるなど、出席とは書き方が変わります。

招待状の返信ハガキの書き方を見る

お祝いの金額は、いつ欠席が決まったかで変わります。 招待を受ける前に断った場合と、 出席と返事をしたあとに欠席した場合では扱いが違います。

欠席するときのご祝儀はいくらか見る

当日欠席になった場合

当日は新郎新婦へ電話しても出られません。 支度の最中で、携帯を持っていないことがほとんどです。

連絡先は式場です。 招待状に会場名と電話番号が載っています。

順やること
1招待状で式場の電話番号を確認します
2式場へ電話し、新郎新婦の名前と自分の名前を伝えます
3「本日の◯◯家・◯◯家の披露宴を欠席する」旨を伝えます
4新郎新婦へのLINE・メールも入れておきます(見るのは後日)
5後日あらためて謝罪と、お祝いを届けます

式場へ連絡すれば、席次や料理の対応は会場が引き取ります。新郎新婦を探し回る必要はありません。まず会場へ入れるのがいちばん早く伝わります。

当日欠席のときは、ご祝儀を全額渡すのが基本です

当日欠席は、料理も引出物もすでに用意されています。キャンセルはききません。

そのため、出席予定で包むはずだった金額をそのまま渡すのが一般的です。後日、謝罪とあわせて手渡すか、現金書留で送ります。「行っていないから減らす」という考え方はしません。

欠席時のご祝儀をいつ渡すか見る

よくある質問

欠席の連絡は返信ハガキだけで済ませてもいいですか?

ハガキだけで済ませないでください。ハガキを出す前に、招待してくれた本人へ電話などで直接伝えます。そのうえでハガキも必ず出してください。ハガキは記録として残る書類の役割があります。

LINEで欠席を伝えるのは失礼ですか?

普段からLINEでやり取りしている友人であれば、LINEで切り出して構いません。親族や上司には電話にします。電話が通じないときは、LINEで一報を入れてから後で電話する順でも構いません。

欠席の理由は正直に言うべきですか?

理由によります。弔事、病気、他の結婚式と重なった、金銭的に難しい、といった理由は「どうしても外せない用事」とぼかすほうが、相手を気にさせずに済みます。仕事や出張、妊娠中はそのまま伝えて構いません。

返信期限を過ぎてしまいました。どうすればいいですか?

今すぐ連絡してください。「遅くなって申し訳ない」と先に謝ってから、欠席を伝えます。放置するほど、席次や料理の手配に影響します。

当日に行けなくなったら、誰に連絡しますか?

式場へ電話します。当日の新郎新婦は支度中で電話に出られません。招待状に載っている会場の電話番号にかけ、新郎新婦の名前と自分の名前を伝えてください。あわせてLINEやメールも入れておきます。

当日欠席の場合、ご祝儀はどうしますか?

出席予定で包むはずだった金額をそのまま渡すのが一般的です。当日は料理も引出物もすでに用意されており、キャンセルがききません。後日、謝罪とあわせて手渡すか現金書留で送ります。

欠席の連絡で、必ず入れたほうがいい言葉はありますか?

「行きたかった」「残念です」といった一言です。相手がいちばん気にするのは、行きたくないから断ったのではないかという点です。理由を長く並べるより、この一言のほうが伝わります。

まとめ

  • ハガキより先に、本人へ直接連絡する
  • 手段は電話が基本。普段LINEの友人ならLINEでも可
  • 決まった時点ですぐ。遅れるほど相手に費用がかかる
  • 弔事・病気・他の式との重複はぼかしてよい
  • 当日は式場へ電話。ご祝儀は全額渡す

参考情報

  1. ゼクシィ「【結婚式を欠席する場合】の失礼にならない返信&お祝いマナー」
    https://zexy.net/mar/manual/guest_hagaki/absence.html
  2. マイナビウエディング「結婚式当日に欠席することになったら? 理由の伝え方や誰に連絡するのか」
    https://wedding.mynavi.jp/contents/press/detail/post-206/
  3. 結婚スタイルマガジン(NIWAKA)「【ゲスト向け】結婚式当日の欠席!誰に連絡すればいい?理由の伝え方は?」
    https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/guest-manners/on-the-day/16/

連絡の順序と手段は、上記各社の解説で共通して挙げられている目安をまとめたものです。公的な基準はありません。(最終確認:2026年8月)

本記事で紹介している作法は一般的な目安です。地域・家・会場によって考え方が異なる場合があります。迷ったときは、招待状の記載や、同じ立場で出席する人・親族に確認してください。