結論
普段のやり取りに合わせるのが基本です。 日ごろLINEでやり取りしている相手なら問題ありません。
上司には賛否が分かれます。 まず職場の慣習を確認してください。年賀状を出す文化が残る職場もあります。
相手別の目安
年始の挨拶をLINEで送ってよいかは、相手によって分かれます。 手軽な反面、略式と受け取られることがあるためです。
分かれ目は相手との普段のやり取りです。 日ごろ使っていない相手に正月だけ送ると、 そこだけ手軽に済ませたように映ります。
| 相手 | LINEでよいか |
|---|---|
| 友人 | 問題ありません |
| 同僚 | 問題ありません |
| きょうだい | 問題ありません |
| 親 | 普段のやり取り次第。電話のほうが喜ばれます |
| 義実家 | 家庭により分かれます。配偶者に確認を |
| 親戚(年配) | 電話が無難 |
| 上司 | 職場の慣習を確認 |
| 取引先 | LINEは使いません。メールか年賀状 |
判断の基準は「普段その相手とLINEでやり取りしているか」です。日ごろ使っていない相手に、正月だけLINEを送るのは唐突になります。
上司へ送る場合
職場によって受け取り方が違います
「略式」と受け取る方がいます。年賀状を重んじる職場では、LINEだけでは物足りないとされることがあります。
一方、年賀状を廃止している職場も増えています。まず周囲がどうしているかを確認してください。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 普段から業務でLINEを使う | 問題ありません |
| 年賀状のやり取りがある | 年賀状を出します。LINEは補助に |
| プライベートで繋がっていない | 送りません。仕事始めに直接挨拶 |
| 上司から先に届いた | 返信します。その日のうちに |
仕事始めに直接挨拶するのが最も確実です。LINEを送らなくても、顔を合わせて「本年もよろしくお願いいたします」と言えば足ります。
送る時間帯
送る時間帯にも配慮が要ります。 年が明けた瞬間は、多くの人が同じことを考えています。
そのため0時ちょうどの一斉送信は、通知に埋もれるうえ、相手が寝ていることもあります。 少し時間をずらすほうが、かえって読まれます。
| 時間 | 目安 |
|---|---|
| 大晦日の夜〜元日0時 | 親しい友人のみ。通知で起こすことがあります |
| 元日の早朝 | 避けます |
| 元日の9時〜21時 | もっとも無難 |
| 1月2日〜松の内 | 問題ありません |
| 松の内を過ぎた | 「本年もよろしく」に言い換えます |
年が変わった瞬間の一斉送信は避けたほうが無難です。相手が寝ている、通信が混み合う、他の通知に埋もれるという問題があります。
文例
文面は相手との距離で決まります。 友人と上司に同じ文を送ると、どちらかに合いません。
共通して押さえるのは「昨年の感謝」と「今年もよろしく」の2つです。 この骨格は変えずに、言葉遣いだけを相手に合わせます。
| 相手 | 文例 |
|---|---|
| 上司 | 明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
| 親戚 | 明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 皆さまお変わりありませんか。 |
| 友人 | あけましておめでとう! 今年もよろしくね。 また会おう |
| 義実家 | 明けましておめでとうございます。 旧年中はお世話になりました。 本年もよろしくお願いいたします。 |
写真を添えると印象が変わります。子どもの様子、初詣の写真などがあると、定型文だけより気持ちが伝わります。
避けたいこと
| 避けること | 理由 |
|---|---|
| スタンプだけ | 目上の方には失礼に受け取られます |
| 一斉送信と分かる文面 | 誰にでも送っていることが伝わります |
| 深夜・早朝の送信 | 通知で起こします |
| 「賀正」「迎春」を目上に | 略語なので目上には使いません |
| 喪中の相手に「おめでとう」 | 祝いの言葉を避けます |
| 返信を催促する | 正月は忙しい方が多くいます |
「賀正」「迎春」は一文字・二文字の略語で、目上の方には使いません。「謹賀新年」「恭賀新年」は四文字で敬意を含むため、目上にも使えます。
返信は当日か翌日までに
届いたらその日のうちに返すのが基本です。遅くとも翌日までにします。
松の内を過ぎてから気づいた場合は、「ご挨拶が遅くなりました」と添えて返信すれば構いません。
よくある質問
LINEで新年の挨拶をしてもよいですか?
普段のやり取りに合わせるのが基本です。日ごろLINEでやり取りしている相手なら問題ありません。日ごろ使っていない相手に、正月だけLINEを送るのは唐突になります。
上司に送ってもよいですか?
職場の慣習を確認してください。年賀状を重んじる職場では「略式」と受け取る方がいます。プライベートで繋がっていないなら送らず、仕事始めに直接挨拶するのが最も確実です。
送る時間帯はいつがよいですか?
元日の9時から21時がもっとも無難です。年が変わった瞬間の一斉送信は、相手が寝ている、通信が混み合う、他の通知に埋もれるという問題があるため避けたほうが無難です。早朝も避けます。
スタンプだけではだめですか?
目上の方には失礼に受け取られます。文章を添えてください。写真を添えると、定型文だけより気持ちが伝わります。
「賀正」「迎春」は使えますか?
目上の方には使いません。一文字・二文字の略語だからです。「謹賀新年」「恭賀新年」は四文字で敬意を含むため、目上にも使えます。
返信はいつまでにしますか?
その日のうちが基本で、遅くとも翌日までにします。松の内を過ぎてから気づいた場合は「ご挨拶が遅くなりました」と添えて返信すれば構いません。
まとめ
- 普段のやり取りに合わせる
- 上司は職場の慣習を確認
- 仕事始めの直接挨拶が最も確実
- 元日9時〜21時が無難
- 0時の一斉送信は避ける
- スタンプだけにしない
- 「賀正」「迎春」は目上に使わない
- 返信はその日のうちに
参考情報
- 郵便局のネットショップ「贈り物のマナー」
https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/gift_contents_107.aspx - 三越伊勢丹「のし紙とかけ紙の正しいマナー」
https://www.mistore.jp/gift/manner/knowledge/noshi_mizuhiki/article/noshi_manner.html - 高島屋「進物の基礎知識」
https://www.takashimaya.co.jp/giftnavi/shinmotu_01.html
お年賀の時期(元日〜松の内)、紅白の蝶結びを使う点は、参照した情報源で共通しています。松の内の日付や喪中の扱いには地域差・家庭差があるため、本記事では幅をもたせて記載しています。
本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。地域・ご家庭・宗派によって異なります。とくに喪中の過ごし方は考え方に幅があります。ご親族やお寺・神社にご確認ください。