結論

当日やることは3つだけです。 ゲストに挨拶する、芳名帳への記帳をお願いする、 ご祝儀を預かる。

会場に着くのは受付開始の30分前(開始60分前)。 新郎新婦から集合時間の指定があれば、そちらを優先します。 自分のご祝儀は、受付が始まる前に済ませておきます。

当日のタイムライン(披露宴12:00開始・受付11:30の場合)

時刻やること
11:00会場に到着。クロークに荷物とコートを預ける
11:10受付台の場所と、渡されるもの(芳名帳・席次表・筆記具)を確認
11:20自分のご祝儀を、もう一人の受付係か親族に渡す
11:30受付開始。挨拶 → 記帳 → ご祝儀を預かる
11:50受付終了。ご祝儀を親族に引き渡す
11:55自分の席へ。以降は一般のゲストと同じ

受付を務めるのは、実質20〜30分ほどです。披露宴が始まってからは通常のゲストとして過ごせます。

引き受ける前に確認すること

受付を頼まれたとき、その場で聞いておくと当日が楽になることがあります。 多くは新郎新婦も答えを持っていない段階なので、「決まったら教えて」と伝えておくだけで十分です。

とくに大事なのは集合時間ともう一人の受付係が誰かの2つです。 受付は新郎側・新婦側で1人ずつ、計2人で立つのが一般的で、当日その場で初対面ということも珍しくありません。 名前を先に聞いておくと、当日の連携がスムーズになります。

確認することなぜ必要か
集合時間と場所一般ゲストより早い。交通手段の判断が変わる
もう一人の受付係当日の分担と連絡先。ペアで動くため
受付は1回か2回か挙式と披露宴で2回立つ場合がある
ご祝儀の預け先終わった後、誰に渡すか。親か親族が多い
スピーチや余興との兼務重なると当日の負担が大きくなる

会場に着いてからでも間に合うことがほとんどです。式場のスタッフが受付の進め方を案内してくれるため、事前に完璧に把握しておく必要はありません。

自分のご祝儀はどうするか

受付係が最初につまずくのが、これです。自分が受付に立っているので、自分のご祝儀を渡す相手がいません。

解決方法は2つです。もう一人の受付係に渡して記帳するか、新郎新婦の親族に直接預ける。 どちらでも構いませんが、受付が始まる前に済ませておきます。 受付中はゲストの対応が続くため、自分の分を処理する時間がありません。

芳名帳への記帳も、受付開始前に自分で書いておきます。 ご祝儀袋の準備については ご祝儀袋の選び方・書き方 をご覧ください。

当日の受付の流れ

受付台に立ってからの動きは、ゲスト1人あたり30秒程度で回ります。 同じことを繰り返すだけなので、最初の数人を過ぎれば慣れます。

順番やること
1「本日はお越しいただきありがとうございます」と挨拶
2ご祝儀を両手で受け取り、「お預かりいたします」と伝える
3芳名帳を開いて差し出し、記帳をお願いする
4席次表を渡す(会場によっては席札や引換券も)
5「会場は〇階です」など、次に進む先を案内

受け取ったご祝儀は、その場で袋から出したり金額を確認したりしません。用意された箱やバッグにまとめて入れ、受付台から目を離さないようにします。

ゲストへの声のかけ方

受付係は新郎新婦の代わりにゲストを迎える立場です。 そのため、自分が親しい友人であっても、受付台に立っているあいだは迎える側の言葉を使います。

そのまま使える言い方

迎えるとき:「本日はお越しいただき、ありがとうございます」

ご祝儀を受け取るとき:「ありがとうございます。お預かりいたします」

記帳をお願いするとき:「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いいたします」

案内するとき:「席次表でございます。会場は〇階になります」

年上の親族や主賓が来たときも、同じ言葉で構いません。 丁寧すぎて困ることはないため、迷ったら上の4つを繰り返せば足ります。

ご祝儀の扱いで気をつけること

受付でいちばん気を張るのが、現金を預かるという点です。 数十万円が受付台に集まるため、置き場所と目の離し方だけ気をつけてください。

  • その場で中身を出さない。金額の確認は新郎新婦側が後で行います
  • 受付台から人が完全に離れない。2人のうち1人は必ず残ります
  • 用意された箱やバッグにまとめる。自分のバッグには入れません
  • 終わったら速やかに引き渡す。預け先は事前に確認しておきます
  • ゲストの名前と袋を照合する必要はありません。袋に名前が書かれています

引き渡すときは、誰に渡したかを覚えておきます。 多くは新郎新婦の親か、担当のスタッフです。「〇〇様にお渡ししました」と後から言えるようにしておくと安心です。

困った場面の対応

当日に起きやすいのは、想定外のゲストが来ることと、ご祝儀を持っていない人が来ることです。 どちらも自分で判断しないのが正解です。

場面対応
芳名帳に名前がない人が来た 会場スタッフに確認。追加や変更を把握していることが多い
ご祝儀を出さないまま進もうとする 催促しない。事前に渡している場合や、会費制のこともある
遅れて来たゲストがいる 受付が閉まった後は会場スタッフに引き継ぐ
記帳の列が長くなった 記帳を先に案内し、ご祝儀の受け取りと並行させる
ご祝儀を預かる箱がいっぱい スタッフに声をかける。自分で持ち歩かない

迷ったら会場スタッフに聞くのが、いちばん早くて確実です。スタッフは何度も同じ場面を見ています。新郎新婦は支度中で呼べません。

受付係の服装

服装は他のゲストと同じで構いません。受付だから特別な格好をする必要はありません。 ただし人前に立つ時間が長いため、露出は控えめにしておくと落ち着きます。

実務上で効いてくるのは手が空いているかです。 受付台では芳名帳を差し出し、ご祝儀を受け取り、席次表を渡すという動作が続きます。 コートと荷物は受付に立つ前にクロークへ預けてください。 小さなバッグも足元か受付台の下に置いておくほうが動きやすくなります。

服装の細かい点は 結婚式の服装(女性ゲスト) と 結婚式の服装(男性ゲスト) にまとめています。

お礼をもらったら

受付を務めると、新郎新婦か親からお礼を渡されることがあります。 金額は3,000〜5,000円程度の現金、または同じくらいの品物やギフトカードが一般的です。 渡されるのは披露宴が終わった後が多く、親から手渡されることもあります。

このとき受け取って構いません。断ると新郎新婦が渡し先に困ります。 「ありがとうございます」と受け取り、後日改めて「楽しい式だったね」と連絡すれば十分です。 お礼に対するお返しは不要です。

お礼がなくても、気にしないでください

お礼を渡す慣習は、地域や家によって扱いが分かれます。渡さないのが普通という地域もあります。

親しい友人同士では、そもそもお礼のやりとりをしないこともあります。なかったからといって、軽く見られたわけではありません。

断りたいとき

受付を引き受けられない事情があるなら、断って差し支えありません。 大事なのは早く伝えることです。新郎新婦は代わりの人を探す必要があり、式が近づくほど頼みにくくなります。

伝え方は、理由を具体的に言うほうが納得されます。 「気が進まない」ではなく、当日の事情として説明します。

伝え方の例

「せっかく声をかけてもらったのに申し訳ないんだけど、当日は子どもを連れて行くので、受付に立つのが難しそうで。他のことなら手伝えるから、遠慮なく言ってね」

断るときに代わりにできることを添えると、関係が気まずくなりません。二次会の手伝いや、当日の写真係などが挙げやすい選択肢です。

遠方から来る、到着時間が読めない、体調に不安があるといった理由も、そのまま伝えて構いません。 当日に穴を開けるほうが困るため、早い段階での辞退は歓迎されます。

よくある質問

受付を頼まれたら何分前に会場に行きますか?

受付開始の30分前、つまり挙式または披露宴の開始60分前が目安です。ただし新郎新婦や会場から集合時間を指定されることが多いため、その指定を優先します。当日は打ち合わせと準備があるため、一般のゲストより早く入ります。

受付係は自分のご祝儀をいつ渡しますか?

受付が始まる前に、もう一人の受付係に渡すか、新郎新婦の親族に預けます。自分で自分の分を記帳して受け取る形になるため、先に済ませておくと当日あわてません。

受付のお礼はもらってもよいですか?

受け取って構いません。3,000〜5,000円程度の現金や品物を渡されることが多く、断ると新郎新婦が困ります。「ありがとうございます」と受け取り、後日改めてお礼を伝えるのが自然です。お返しは不要です。

受付を断ってもよいですか?

断って差し支えありません。ただし早めに伝えます。代わりの人を探す時間が必要なためです。理由は「当日の到着時間が読めない」「小さい子どもを連れて出席する」など、具体的に伝えると納得されやすくなります。

受付でご祝儀を預かるときに気をつけることは?

その場で金額を確認したり中身を出したりはしません。受け取ったら芳名帳の記帳を案内し、まとめて用意された箱やバッグに入れます。受付台から人が離れない状態を保ち、最後は新郎新婦の親族に引き渡します。

受付係の服装は他のゲストと違いますか?

基本は同じです。ただし新郎新婦の代わりにゲストを迎える立場なので、露出は控えめにします。荷物とコートは受付に立つ前にクロークへ預け、手が空いた状態にしておきます。

芳名帳に名前がないゲストが来たらどうしますか?

自分で判断せず、会場スタッフに確認します。直前の追加や名前の変更をスタッフが把握していることが多くあります。新郎新婦は支度中で呼べないため、スタッフに聞くのがいちばん早い方法です。

まとめ

  • やることは挨拶・記帳のお願い・ご祝儀を預かるの3つ
  • 会場入りは受付開始の30分前(開始60分前)
  • 自分のご祝儀は受付開始前に渡しておく
  • 預かったご祝儀はその場で開けない。受付台から目を離さない
  • 迷ったら会場スタッフに聞く。自分で判断しない
  • 荷物とコートは受付に立つ前にクロークへ
  • お礼は受け取ってよい。お返しは不要
  • 断るなら早く、具体的な理由を添えて

参考情報

  1. 結婚スタイルマガジン(NIWAKA)「結婚式の受付を依頼されたら?」
    https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/guest-manners/reception/01/
  2. みんなのウェディング「結婚式の受付、誰に頼む?頼まれたら?」
    https://www.mwed.jp/articles/3157/

受付の進め方に公的な基準はなく、会場ごとに手順が異なります。本記事は広く共通して挙げられる流れをまとめたものです。当日は会場スタッフの案内に従ってください。(最終確認:2026年8月)

本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。地域やご家庭の慣習、会場の運用によって異なります。お礼の有無や金額は地域差が大きい部分なので、なかったとしても気にしすぎる必要はありません。