結論
紅白の結び切り(5本)の封筒を使い、のしは付けません。 表書きは「御見舞」、目上の方には「御伺」。
墨は濃墨です。弔事ではないため薄墨は使いません。 お札は肖像画が表・上。香典とは向きが逆になります。
お見舞いの封筒
| 項目 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 水引 | 紅白の結び切り(5本) | 二度と繰り返さないため |
| のし | 付けない | のしは祝い事のしるしのため |
| 表書き | 御見舞/御伺/祈御全快 | 目上には「御伺」が丁寧 |
| 墨 | 濃墨 | 弔事ではないため薄墨は使わない |
| 名前 | 水引の下にフルネーム | 返礼の準備に使われる |
| お札 | 肖像画が表・上 | 香典とは逆 |
快気祝いになると、のしを付けます。 お見舞いは祝い事ではないのでのし無し、快気祝いは祝い事なのでのし有り。 水引はどちらも紅白の結び切りです。
水引は紅白の結び切り
お見舞いは紅白の水引を使います。 弔事ではないため、黒白ではありません。
結び方は結び切り。固く結んで解けない形で、 「二度と繰り返さない」という意味があります。 病気やけがは繰り返したくないため、蝶結びは使いません。
| 水引 | 結び方 | |
|---|---|---|
| お見舞い | 紅白(5本) | 結び切り |
| 快気祝い | 紅白(5本) | 結び切り |
| 出産祝い・入学祝い | 紅白 | 蝶結び |
| 香典 | 黒白・双銀 | 結び切り |
蝶結びを選ばないよう注意してください。 蝶結びは「何度あってもよい」お祝いに使うものです。 売り場では紅白のものが並んでいるため、結び方で見分けます。
のしは付けない
「のし(熨斗)」は右上にある飾りで、もとはのしあわびを表し、 祝い事のしるしでした。
お見舞いは祝い事ではありません。 そのため、のしの付いていない封筒を使います。
快気祝いとは逆になります
快気祝いは「よくなった」というお祝いなので、のしを付けます。水引はどちらも紅白の結び切りです。
売り場では「お見舞い用」と伝えればのしのないものを用意してもらえます。
表書きの選び方
お見舞いの表書きにはいくつかの言葉があります。 相手との関係で使い分けます。
とくに目上の方への表書きに注意が要ります。 広く使われている言葉の中に、 相手を選ぶとされるものがあります。
| 表書き | 使う相手・場面 |
|---|---|
| 御見舞 | もっとも一般的。誰にでも使える |
| 御伺 | 目上の方。「伺わせていただく」という形 |
| 祈御全快 | 回復を願う言い方。目上にも使える |
| 御見舞(4文字を避ける) | 「お見舞い」と4文字にしないという考え方がある |
4文字を避けるという考え方があります。 「死文字」を連想させるためです。「御見舞」は3文字なので問題ありません。 気にしない地域も多くありますが、3文字にしておけば外しません。
名前の書き方
水引の下の中央にフルネームを書きます。 表書きよりやや小さめにすると収まります。
| ケース | 書き方 |
|---|---|
| 個人 | フルネーム |
| 夫婦 | 夫のフルネーム+左に妻の名前だけ |
| 連名(3名まで) | 右から目上→目下 |
| 4名以上 | 「〇〇一同」+別紙に全員 |
| 会社 | 中央に代表者名、右に会社名 |
墨は濃墨です。薄墨は「急な訃報で墨をする時間もなかった」という 弔事の作法なので、お見舞いには使いません。ボールペンや鉛筆も避けます。
連名は別紙を添えます
4名以上の連名では、全員の氏名を白無地の便箋に書いて同封します。
相手は快気祝いを準備する際に名前と住所を突き合わせます。誰から受け取ったか分からないと、返礼ができません。辞退する場合も、その旨を書き添えます。
中袋の書き方
中袋には金額と住所を書きます。 表書きだけでは足りません。
これは相手が後で使うためです。 快気祝いを送る段になって、 誰にいくら返すかを確かめる手がかりになります。
| 書く場所 | 内容 |
|---|---|
| 中袋の表・中央 | 金額を漢数字で(例:金伍仟円) |
| 中袋の裏・左下 | 住所と氏名 |
| 筆記具 | 濃墨・黒のペンで可 |
住所は必ず書きます。 相手が快気祝いを送る際の手がかりになるためです。 中袋がない封筒の場合は、裏の左下に金額と住所を書きます。
略式の封筒で代用する
水引が結んである封筒が用意できない場合、 水引が印刷された略式のもので構いません。
金額が少ない場合、水引付きの袋では大げさになります。 白無地の封筒で代用できますが、 どんな封筒でもよいわけではありません。
| 封筒 | 目安 |
|---|---|
| 3千〜5千円 | 水引が印刷された略式で十分 |
| 1万円以上 | 水引が実際に結んであるもの |
| 白無地の封筒 | 使える。ただし郵便番号枠のないもの |
| 茶封筒 | 使わない |
白無地で代用する場合も、表に「御見舞」、下に氏名を書きます。 郵便番号の枠が印刷されたものは事務用に見えるため避けます。
よくある質問
お見舞いの封筒は何を選びますか?
紅白の結び切り(5本)で、のしの付いていないものです。弔事ではないため黒白は使いません。売り場では「お見舞い用」と伝えれば適切なものを用意してもらえます。
なぜのしを付けないのですか?
のしは祝い事のしるしだからです。お見舞いは祝い事ではないため付けません。一方、快気祝いは「よくなった」というお祝いなのでのしを付けます。水引はどちらも紅白の結び切りです。
表書きは何と書きますか?
「御見舞」がもっとも一般的です。目上の方には「御伺(おうかがい)」にするとより丁寧になります。「祈御全快」も使えます。4文字は「死文字」を連想させるとして避ける考え方があるため、3文字の「御見舞」が無難です。
薄墨で書きますか?
濃墨で書きます。薄墨は「急な訃報で墨をする時間もなかった」という弔事の作法なので、お見舞いには使いません。ボールペンや鉛筆も避け、筆ペンか毛筆で書きます。
連名のとき、名前はどう書きますか?
3名までは右から目上→目下の順にフルネームを並べます。4名以上は「〇〇一同」とし、全員の氏名を白無地の便箋に書いて同封します。相手が快気祝いを準備する手がかりになるためです。
専用の封筒がありません。白封筒でもよいですか?
使えます。ただし郵便番号の枠が印刷されたものは事務用に見えるため避けます。表に「御見舞」、下に氏名を書きます。水引が印刷された略式の封筒でも、3千〜5千円程度なら十分です。
まとめ
- 紅白の結び切り(5本)を使う
- のしは付けない(祝い事ではないため)
- 表書きは「御見舞」、目上には「御伺」
- 墨は濃墨。薄墨は使わない
- 名前はフルネーム。中袋に住所
- 4名以上の連名は別紙に全員
- 白無地でも可(郵便番号枠のないもの)
参考情報
- イオンのお葬式「お見舞い金のマナーについて金額相場・封筒の書き方・渡すタイミングなど解説」
https://www.aeonlife.jp/knowledge/manner/omimaikin_manner - はじめてのお葬式ガイド「お見舞い金の相場とマナー!書き方・お札の入れ方・渡し方を解説」
https://www.e-sogi.com/guide/10975/ - 小さなお葬式「お見舞い金とは?金額相場とマナーもあわせて解説」
https://www.osohshiki.jp/column/article/179/
紅白の結び切りを使うこと、のしを付けないこと、新札を避けることは、参照した情報源および本サイトののしの記事と一致しています。
本記事で紹介している作法は一般的な目安です。地域やご家庭の慣習によって異なる場合があります。ご判断に迷う場合は、ご親族や売り場でご確認ください。