結論

現金は現金書留、品物は自宅あてに送ります。 病院あては避けるのが無難です。 受け取りや保管ができないことがあり、退院と行き違うこともあります。

手紙やメッセージだけでも十分です。 体調のよいときに読めるという利点があり、返事も求められません。

送り方

送るもの方法宛先
現金 現金書留(普通郵便は不可) 自宅
品物 宅配便 自宅
手紙・メッセージ 郵便・LINE・メール 自宅または本人
花 配送 自宅(病院は持ち込み禁止も)
病院あて — 避ける(受取・保管の制限、退院と行き違い)

入院が長引いていて自宅に人がいない場合は、家族に確認してから送ります。 受け取れる状況かどうかが、いちばん大切です。

行けない理由は説明しなくてよい

遠方、仕事、面会制限。理由はさまざまですが、 詳しく説明する必要はありません。

むしろ行かないほうがよい場合もあります

面会が制限されている、本人が会いたがらない、体調に波がある。こうした状況では、訪問しないことが配慮になります。

「行けなくて申し訳ない」と繰り返すと、相手に気を遣わせます。「落ち着いたら会いましょう」と一言添えるだけで十分です。

現金を送る

現金は現金書留で送ります。 普通郵便や宅配便で現金を送ることはできません。

会えない場合は現金を送る方法があります。 ただし現金は普通郵便では送れず、 封筒の種類から決めることになります。

項目内容
封筒紅白の結び切り(のし無し)に入れ、現金書留封筒へ
表書き御見舞
お札新札は避ける。肖像画は表・上
宛先自宅。病院あては避ける
添えるもの手紙を必ず同封する
手続き郵便局の窓口で。ポスト投函は不可

現金だけが届くと、相手は誰から何のためかを確かめる手間がかかります。 短くてよいので、必ず手紙を添えてください。

品物を送る

品物は自宅あてに送ります。 病院は保管場所が限られ、退院と行き違うこともあります。

品物を送る場合は届く先が問題になります。 病室に直接送れるとは限らず、 自宅に送っても人がいないことがあります。

項目目安
選ぶもの日持ちする・かさばらない・持ち帰りやすい
避けるもの鉢植え・生花・要冷蔵・重いもの
掛け紙紅白の結び切り/表書き御見舞/のし無し
のしの位置内のし(配送で傷まない)
添えるもの手紙かメッセージカード

入院が長引いて自宅に人がいないことがあります。 送る前に家族へ確認するか、退院を待つほうが確実です。

手紙・メッセージで伝える

手紙やメッセージだけでも十分です。 金品を送らなければ失礼、ということはありません。

要素例
知ったことと驚き 入院されたと伺い、驚いています
気遣い どうか無理をなさらず、ゆっくり養生なさってください
伺えないこと お伺いできず失礼いたします
先の約束 落ち着かれたら、また改めてお会いできれば
返信不要 ご返信には及びません

病状を尋ねないでください。 「どんな具合ですか」と書くと、返事のために説明させることになります。 長文も避けます。読むことも負担になります。

避けたい言葉

「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉、「落ちる」「終わる」「切れる」といった言葉は避けます。

「頑張って」も連呼しません。すでに頑張っている相手に負担をかけます。

送る時期

送るものが決まっても、いつ届けるかが残ります。 早すぎても遅すぎても合いません。

注意が要るのはすでに退院している場合です。 入院を知ったのが後になると、 見舞いという形自体が合わなくなります。

時期扱い
入院直後連絡だけにとどめる
入院3日〜1週間後送るのに適している
入院が長引いているいつでも構わない。家族に確認して
退院間近退院後にする
退院後に知ったお見舞いではなく「御祝」「退院祝い」として

退院後に知った場合、表書きを「御見舞」にしません。 すでに退院しているためです。「祝 御退院」などにするか、 品物だけを贈って言葉で伝えます。

退院後に改める

入院中に伺えなかった場合、退院後に改めて会いに行く方法があります。 本人の体調が戻っており、時間の制約もありません。

その場合、お見舞いを渡していなければ快気祝いのお返しも発生しません。 相手の負担という点では、こちらのほうが軽くなります。

快気祝い(お見舞いのお返し)を見る

よくある質問

お見舞い金は病院あてに送ってもよいですか?

避けるのが無難です。病院は受け取りや保管に制限があり、退院と行き違うこともあります。自宅あてに現金書留で送ります。普通郵便や宅配便で現金を送ることはできません。

現金を送るとき、封筒はどうしますか?

紅白の結び切り(のし無し)の封筒に入れ、それを現金書留封筒に入れます。表書きは「御見舞」です。新札は避け、肖像画が表・上にくるように入れます。手続きは郵便局の窓口で行います。

品物はどこに送ればよいですか?

自宅あてです。病院は保管場所が限られ、退院と行き違うこともあります。掛け紙は紅白の結び切り、表書きは「御見舞」で、のしは付けません。配送では内のしにします。

手紙だけでも失礼になりませんか?

なりません。金品を送らなければ失礼、ということはありません。手紙は体調のよいときに読め、返事も求められないという利点があります。「ご返信には及びません」と添えるとより親切です。

手紙に書かないほうがよいことはありますか?

病状を尋ねることです。「どんな具合ですか」と書くと、返事のために説明させることになります。長文も避けます。「重ね重ね」などの重ね言葉、「落ちる」「終わる」といった言葉も避けます。

退院後に入院を知りました。どうすればよいですか?

表書きを「御見舞」にはしません。すでに退院しているためです。「祝 御退院」などにするか、品物だけを贈って言葉で伝えます。お見舞いを渡していなければ、相手に快気祝いのお返しも発生しません。

まとめ

  • 現金は現金書留、品物は自宅あて
  • 病院あては避ける(受取制限・行き違い)
  • 現金には必ず手紙を添える
  • 手紙だけでも十分。返信不要と添える
  • 病状を尋ねない。長文にしない
  • 行けない理由を詳しく説明しなくてよい
  • 退院後に知ったら「御見舞」にしない

参考情報

  1. イオンのお葬式「お見舞い金のマナーについて金額相場・封筒の書き方・渡すタイミングなど解説」
    https://www.aeonlife.jp/knowledge/manner/omimaikin_manner
  2. 小さなお葬式「お見舞い金とは?金額相場とマナーもあわせて解説」
    https://www.osohshiki.jp/column/article/179/
  3. 日比谷花壇「お見舞い・退院祝いに避けたいタブーなお花の種類」
    https://www.hibiyakadan.com/item/LIFESTYLE_Z_0009.html

金額の目安、新札を避ける理由、紅白の結び切りを使うことは、参照した情報源で共通しています。目上の方に現金を渡してよいかは説明が分かれるため、本文にその旨を記載しています。

本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。地域やご家庭の慣習によって異なる場合があります。面会の可否・持ち込みの制限は病院ごとに違います。必ず事前にご確認ください。