結論
松の内を過ぎたら寒中見舞いに切り替えます。 年賀はがきは使わず、賀詞も使いません。
お詫びは一言で十分です。 立春を過ぎたら余寒見舞いになります。
時期別の切り替え
| 時期 | 出すもの |
|---|---|
| 12月15日ごろ〜25日 | 年賀状(元日に届けるなら25日までに投函) |
| 12月26日〜31日 | 年賀状(元日には届きません) |
| 元日〜松の内 | 年賀状 |
| 松の内明け〜立春(2月4日ごろ) | 寒中見舞い |
| 立春〜2月末ごろ | 余寒見舞い |
松の内は関東が1月7日、関西が1月15日まで。迷ったら1月7日を区切りにすると、どの地域でも問題になりません。受付開始日と元日配達の締切は年によって変わります。その年の案内をご確認ください。
遅れても出したほうがよい場面です
相手は返事を待っています。「遅れたから出さない」と、届かなかったのかと心配させます。
表書きを変えれば、いつでも送れます。出さないより、遅れて出すほうがよい場面です。
寒中見舞いの書き方
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 1. 見舞いの挨拶 | 「寒中お見舞い申し上げます」(やや大きめに) |
| 2. 時候の挨拶 | 「寒さ厳しい折」「厳寒の候」 |
| 3. お礼とお詫び | 「ご丁寧な年賀状をいただき」「ご挨拶が遅れ」 |
| 4. 近況 | 簡単に |
| 5. 相手を気遣う言葉 | 「ご自愛ください」 |
| 6. 日付 | 「令和〇年 一月」など。元旦とは書きません |
賀詞は使いません。「謹賀新年」「あけましておめでとう」は年賀状のものです。松の内が明けているため、新年を祝う言葉は使いません。
年賀はがきを使わないでください
余った年賀はがきを使いたくなりますが、お年玉の抽選番号が付いており、干支の図柄も印刷されています。
通常のはがきを使ってください。余った年賀はがきは郵便局で交換できます(手数料がかかります)。
お詫びの書き方
一言で十分です。長く書くと、かえって相手が気を遣います。
遅れたことへのお詫びは、短く済ませてください。 理由を詳しく説明すると、かえって言い訳に見えます。
お詫びは一文で足ります。 理由を並べると、言い訳の色が出てきます。 本題は近況や相手を気遣う言葉のほうです。
| 避けたい | 自然な言い方 |
|---|---|
| 理由を詳しく説明する | 「ご挨拶が遅れ、失礼いたしました」 |
| 何度も謝る | 一度だけ触れます |
| 言い訳を書く | 書きません |
相手は遅れを気にしていないことがほとんどです。気まずさを抱えているのは出す側だけ、ということもあります。
文例
寒中見舞いの文面は、相手との関係で少し変わります。 基本の形は同じで、言葉遣いだけを合わせます。
押さえるのは書き出しと、お詫びの位置です。 お詫びを冒頭に置くと重くなるため、 見舞いの挨拶の後に一文添える形が自然です。
| 場面 | 文例 |
|---|---|
| 一般 | 寒中お見舞い申し上げます ご丁寧な年賀状をいただきながら ご挨拶が遅れ失礼いたしました 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます 寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください |
| 目上の方へ | 寒中お伺い申し上げます ご丁寧な年始のご挨拶を賜り 誠にありがとうございました ご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます 本年もご指導のほどお願い申し上げます |
| 親しい相手へ | 寒中お見舞い申し上げます 年賀状ありがとう 返事が遅くなってごめんなさい 今年もよろしくね 寒い日が続くけど元気で過ごしてください |
目上の方には「寒中お伺い申し上げます」とすることがあります。「見舞う」は目上から目下へ向ける言葉という考え方からです。ただし「寒中お見舞い」でも失礼にはあたりません。
気をつけたいこと
寒中見舞いには、使えるはがきと期間に決まりがあります。
とくに時期に注意してください。 立春(2月4日ごろ)を過ぎると「寒中」ではなくなります。 その後は名称そのものが変わります。
| 避けること | 理由 |
|---|---|
| 年賀はがきを使う | お年玉番号と干支の図柄が付いています |
| 賀詞を書く | 松の内が明けています |
| 「元旦」と書く | 1月1日の朝を指します |
| 華やかな図柄 | 落ち着いたものを選びます |
| 立春を過ぎて「寒中」 | 「余寒見舞い」になります |
立春(2月4日ごろ)を過ぎたら「余寒お見舞い申し上げます」です。2月末ごろまで使えます。
よくある質問
年賀状の返事が松の内に間に合いません。
寒中見舞いに切り替えます。年賀はがきは使わず通常のはがきを使い、賀詞(謹賀新年など)も使いません。「寒中お見舞い申し上げます」から書き出します。
寒中見舞いには何を書きますか?
見舞いの挨拶、時候の挨拶、お礼とお詫び、近況、相手を気遣う言葉、日付の順です。日付は「令和〇年 一月」などとし、「元旦」とは書きません。元旦は1月1日の朝を指すためです。
お詫びはどう書きますか?
一言で十分です。「ご挨拶が遅れ、失礼いたしました」程度にしてください。理由を詳しく説明したり何度も謝ったりすると、かえって相手が気を遣います。相手は遅れを気にしていないことがほとんどです。
余った年賀はがきを使ってもよいですか?
使いません。お年玉の抽選番号が付いており、干支の図柄も印刷されています。通常のはがきを使ってください。余った年賀はがきは郵便局で交換できます。
目上の人には何と書きますか?
「寒中お伺い申し上げます」とすることがあります。「見舞う」は目上から目下へ向ける言葉という考え方からです。ただし「寒中お見舞い」でも失礼にはあたりません。
立春を過ぎてしまいました。
「余寒お見舞い申し上げます」になります。2月末ごろまで使えます。
まとめ
- 松の内を過ぎたら寒中見舞い
- 年賀はがきを使わない
- 賀詞を使わない
- 「元旦」と書かない
- お詫びは一言で十分
- 理由を説明しない
- 目上には「寒中お伺い」
- 立春を過ぎたら余寒見舞い
参考情報
- 日本郵便「年賀状(年賀はがき)」
https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/nenga/ - 郵便局のネットショップ「贈り物のマナー」
https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/gift_contents_107.aspx
年賀状の受付開始日・元日配達の投函期限は年によって変わります。その年の日本郵便の案内をご確認ください。本記事の日付は例年の目安です。喪中の範囲や賀詞の使い分けには考え方に幅があるため、断定を避けて記載しています。
本記事で紹介している時期や作法は一般的な目安です。年賀状の受付開始日や元日配達の締切は年ごとに変わります。その年の日本郵便の案内をご確認ください。喪中の範囲や過ごし方は、地域・ご家庭・宗派によって考え方が異なります。