結論
父の日は6月の第3日曜で、2027年は6月20日、2028年は6月18日にあたります。 母の日と同じく日付が固定されていないため、 毎年一週間ほど前後しますので、年が替わったらカレンダーで確かめ直してください。
金額は母の日と同じ三千円から五千円にそろえておけば説明が要りません。 シンボルフラワーはバラ、シンボルカラーは黄色で、 母の日には避けられる黄色が、父の日ではむしろ象徴の色にあたります。 のしは母の日と同じ紅白五本の蝶結びで、表書きは「父の日御祝」「お父さんありがとう」です。
父の日はいつ? これから5年ぶんの日付
母の日は毎年きちんと覚えているのに、父の日だけは気づいたら過ぎていた、 という年が続いている方は少なくありません。 六月は祝日が一日も無い月で、暦の上に手がかりが何も立っていないことも重なっています。
父の日も日付ではなく六月の第三日曜という曜日の位置で決まっていますので、 その年の六月一日が何曜日から始まるかによって、 六月十五日から六月二十一日までの範囲で動きます。 母の日のおよそ六週間後にあたる、と覚えておくと見当がつけやすくなります。
| 年 | 父の日 | 同じ年の母の日 |
|---|---|---|
| 2027年 | 6月20日(日)にあたります | 5月9日(日)にあたります |
| 2028年 | 6月18日(日)にあたります | 5月14日(日)にあたります |
| 2029年 | 6月17日(日)にあたります | 5月13日(日)にあたります |
| 2030年 | 6月16日(日)にあたります | 5月12日(日)にあたります |
| 2031年 | 6月15日(日)にあたります | 5月11日(日)にあたります |
母の日も父の日も日付が固定されていないため、年ごとに一週間ほど前後します。五月の第二日曜という決め方は、アンナ・ジャービスが母の追悼式を行った日に由来するもので、日本もそれをそのまま引き継いでいます。前の年の日付を覚えていて同じ数字で予定を立てると、平日の夜に花を届けてしまうことになりますので、年が替わったらカレンダーで曜日を確かめ直してください。(最終確認:2026年8月)
六月の第三日曜という区切りは、アメリカのソノラ・スマート・ドッド夫人が 男手ひとつで六人の子を育てた父をたたえる日を求めたことに始まり、 一九一〇年に最初の祝典が開かれました。 母の日を知った翌年に動き出した形で、父の日は母の日の後を追って生まれた行事にあたります。
日本では、母の日ほど売り場の飾りつけが大きくないため、 店頭で気づく機会が少なくなります。 忘れやすい方は、母の日に贈り物を手配したその場で 六週間後の日曜を暦に書き込んでおくと、六月に慌てずに済みます。
母の日との違い|金額・扱われ方・忘れられやすさ
母には五千円の花を贈っているのに、父には何を贈ればよいのか思いつかないまま、 結局ビールの詰め合わせで済ませてしまう、 という年が何年も続いている、という話をよく聞きます。
父の日が難しくなるのは花のような定番の一手が弱いためで、 母の日ならカーネーションを選んでおけば形になりますが、 父の日のバラは日本ではそこまで定着していませんので、 毎年ゼロから品物を考えることになって、そこで手が止まります。
| 比べるところ | 母の日 | 父の日 |
|---|---|---|
| 日付 | 五月の第二日曜にあたります | 六月の第三日曜にあたります |
| シンボルの花 | カーネーションが定着しています | バラですが、日本では定着が弱くあります |
| シンボルの色 | 赤やピンクが中心になります | 黄色が象徴の色にあたります |
| 金額の目安 | 三千円から五千円が中心です | 同じく三千円から五千円が中心です |
| 贈られる品 | 花と菓子の組み合わせが定番です | お酒類・衣料品・趣味用品が中心です |
| 忘れられやすさ | 売り場の飾りで気づきやすくなります | 六月は祝日が無く、気づきにくくなります |
金額は母の日と父の日でそろえておくのが、いちばん説明の要らない形です。父の日だけ少ないと、そのつもりが無くても軽く扱ったように見えることがありますし、両親が同居していれば箱の大きさや店の名前で見当がついてしまいます。品物の種類は違っても、額を同じ帯に置いておけば比べられる形になりません。
父の日を毎年忘れてしまう場合、贈り物より先に電話を一本入れる形へ切り替えてください。 父親の側は品物を待っているというより、 その日に思い出してもらえたかどうかを見ていることが多く、 短い電話のほうが箱よりよほど届きます。
両親が同居している家では、母の日と父の日を一つにまとめてしまう方もいますが、 それをするなら六月の側に寄せてください。 五月にまとめると父の日そのものが消えた形になりますが、 六月にまとめれば、母の日に花を贈ったうえでの家族の集まりという形が立ちます。
なぜバラと黄色なのか
父の日の売り場に黄色い品ばかりが並んでいるのを見て、 なぜこの色なのかが分からないまま選んでいる方は多くいます。 母の日で黄色いカーネーションを避けると聞いたことがあると、なおさら分からなくなります。
判断が難しくなるのは母の日と父の日で同じ黄色の扱いが入れ替わるためで、 片方の記事だけを読んで色を決めると、両親へ同時に贈るときに取り違えが起こります。 父の日の側については、一九一〇年の最初の祝典で身につけられた花と、 その後に定まった象徴の色をたどると、なぜ黄色なのかの見当がつきます。
| もの | 父の日での意味 | 扱い |
|---|---|---|
| バラ | 父の日のシンボルフラワーにあたります | 花を贈るなら、この花が本来の形です |
| 黄色 | シンボルカラーとして定着しています | 黄色い品を選べば、父の日らしく見えます |
| 赤いバラ | 父が健在の場合に身につけたとされます | 存命の父へ贈る花として選ばれます |
| 白いバラ | 父を亡くした場合に身につけたとされます | 仏壇や墓前へ供える形で使われます |
| ひまわり | 黄色にちなみ、日本で選ばれています | 六月から出回るため、時期も合います |
| 黄色いカーネーション | 母の日では避けられている花です | 父の日であれば差し支えありません |
同じ黄色でも、母の日と父の日では扱いが逆になります。母の日で黄色いカーネーションが避けられるのは「軽蔑」「嫉妬」という花言葉が広まっているためですが、父の日の黄色は花言葉ではなく象徴の色として定まったものですので、同じ色の品を並べて選んでも問題にはなりません。両親へ同時に花を贈るときだけ、色を取り違えないよう気をつけてください。
日本ではバラより黄色い品そのものが父の日の目印になっていて、 黄色い包装や黄色いリボンを使った商品が売り場に並びます。 花にこだわらず、黄色を一点だけ入れておけば、 父の日の贈り物として受け取ってもらえます。
父を亡くしている場合、白いバラを供える形が本来の習わしにあたりますが、 現在は色を自由に選ぶ形になっていますので、 父が好きだった花を供えるほうが自然に収まりますし、 その週は何もしないと決めていても差し支えありません。
何を贈るか|定番の品と、避けたい品
父の趣味も好みもよく知らないまま、毎年ビールか商品券になっている、 という方はとても多くいます。 服のサイズも分からず、道具は本人が選びたがるので、選択肢がどんどん狭まります。
定番として挙げられているのはお酒類、ネクタイなどの軽衣料品、趣味用品、装身具で、 いずれも本人の好みが分かっていることを前提にした品です。 好みが読めない場合は、母の日と同じく使えばなくなる品へ寄せると外れが小さくなります。
| 品の種類 | 向いている場面 | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| お酒類 | ふだん飲む種類が分かっている場合に向きます | 銘柄を変えず、少し上の等級にします |
| 菓子・食品 | 好みが読めないときの、外れにくい品です | 甘いものが苦手な方には、つまみを選びます |
| ネクタイ・軽衣料品 | 働いている父親に向きます | 退職後は、使う場面が減ります |
| 趣味用品 | 長く続けている趣味があるときに向きます | 道具は本人が選びたがることがあります |
| 装身具 | 身につけるものが好きな方に向きます | 普段つけている物の系統に合わせます |
| 食事に誘う | 物より時間を望む年代に向きます | 段差の少ない店を選び、早めに予約します |
父の日で外れやすいのは、本人が選びたがる品を代わりに選んでしまう場合です。釣り具やゴルフ用品、腕時計のように好みがはっきり分かれるものは、よかれと思って選んでも使われないまま置かれることがありますので、種類までは決めずに一緒に買いに行く形にしておくほうが確実です。飲食に関わる品であれば、いつものものを少し良くする選び方が失敗しません。
避けられている品は母の日とほぼ重なっていて、 刃物、靴や靴下、ダイエットに関わる品などが挙げられます。 加えて健康器具や健康食品は、体の衰えを指摘されたと受け取られることがありますので、 本人が欲しがっていない限り、この日には向きません。
お酒を控えている父親には、たとえ好きだったとしても選ばないでください。 医師から止められている場合や、本人が量を減らそうとしている最中に届くと、 喜ばれるどころか困らせることになりますので、 近況を知らないまま定番として選ぶのは避けたほうが確実です。
義父への父の日と、名義の書き方
義母には毎年贈っているものの義父の分をどうするかで迷い、 片方だけ贈るのも落ち着かないまま六月が過ぎていく、という方がいます。 義父とは話す機会そのものが少なく、好みの手がかりがほとんどありません。
考え方は母の日とまったく同じで、 配偶者の家の前例に合わせ、名義は夫婦の連名にするという二つで足ります。 義母に贈っていて義父に贈らない形は、同居している家では目につきやすくなりますので、 片方に贈るなら両方に贈るほうが座りがよくなります。
| 場面 | どうするか | 理由 |
|---|---|---|
| 義母に贈っている | 義父にも同じように贈るほうが座ります | 同居していると、片方だけは目につきます |
| 名義 | 夫婦の連名にして、送り状にも二人を書きます | 義父から見れば、送り主は息子夫婦です |
| 金額 | 義母と同じ三千円から五千円にします | 両親のあいだで差をつけません |
| 品物 | 好みが読めないうちは、食品にします | 衣料品は、サイズと好みで外れやすくなります |
| 両親そろって贈る場合 | 二人で分けられる品にまとめます | 一つにまとめると、置き場所も減ります |
| 義父を亡くしている場合 | 義母への母の日だけ続けます | 無理に何かを立てる必要はありません |
義父へ贈るときは、義母への母の日と一組で考えると迷いが減ります。五月に義母へ花を贈っているのであれば、六月に義父へ同じくらいの品を贈っておけば両親のあいだで釣り合いが取れますし、名義を夫婦の連名にしておけば、どちらが手配したかを説明する必要もありません。手配を配偶者に任せきりにせず、名前だけは必ず二人分にしてください。
通信販売で手配するときは、依頼主欄が注文者の名前のまま印字される仕組みが多く、 書き換えないと片方の名前だけで届いてしまいますので、 注文を確定する前に、この欄がどうなっているかを見ておいてください。
義父がすでに退職している場合、ネクタイや鞄は使う場面がありません。 働いていた頃の印象で選ぶと外れますので、 いまの暮らしで何をしているかを配偶者に一度聞いてから、 そこに合う品を選ぶほうが確実です。
のし・表書きと、渡すときの一言
父の日にのしを掛けるかどうかは、母の日と同じところで迷います。 売り場で聞かれてその場で返事に詰まり、 とりあえず「要りません」と答えて帰ってきた、という方も少なくありません。
掛紙の形は母の日とまったく同じで、 紅白五本の蝶結びに「父の日御祝」または「お父さんありがとう」と書きます。 掛けなければならないという決まりはありませんので、 掛紙を掛けない場合はリボンで飾り結びにして、カードを一枚添える形にしてください。
| 項目 | 父の日での形 | 母の日との違い |
|---|---|---|
| 水引 | 紅白五本の蝶結びを使います | 母の日とまったく同じ形です |
| 表書き | 「父の日御祝」「お父さんありがとう」と書きます | 母の日の言葉を入れ替えるだけです |
| 名前 | 水引の下に、贈る側の名を書きます | 義父へは、夫婦の連名にします |
| 掛け方 | 手渡しは外のし、配送は内のしにします | 違いはありません |
| 掛けない場合 | リボンを飾り結びにし、カードを添えます | 同じ扱いになります |
| お返し | 不要で、当日に礼を伝えれば足ります | 同じく不要にあたります |
父の日ののしは、母の日の表書きを入れ替えるだけで足ります。掛紙の形も名前の書き方も同じですので、母の日で一度用意した経験があれば、六月に迷うところはほとんどありません。掛けるかどうかについても資料は分かれていますが、百貨店の案内は掛紙とリボンの両方を示していますので、どちらを選んでも誤りにはなりません。
渡すときの一言は、長く話す必要がありません。 「いつもありがとう」に、その一年のあいだにあったことを一つ足すだけで十分ですし、 面と向かって言いにくければ、カードに二行だけ書いて箱に入れておいてください。
父親から礼が返ってこないことを気にする方がいますが、 口に出さないだけで受け取っていることがほとんどです。 翌年に「去年のあれは良かった」と急に言われることもありますので、 その場の反応だけで、続けるかどうかを決めないでください。
父の日の過ごし方に決まった形があるわけではなく、 毎年品物を贈る家もあれば、電話一本で済ませる家も、 母の日と一緒にまとめる家もあって、どれが正しいというものではありませんので、 その家がこれまで続けてきた形をそのまま続ければ十分です。
どの年でも変わらないのは、日付をその年のカレンダーで確かめることと、 母の日と金額の帯をそろえておくことの二つだけで、 この二つさえ押さえておけば、贈る品が去年と同じでも、 電話だけの年があっても、失礼にはなりません。
よくある質問
父の日は毎年いつですか。
六月の第三日曜です。日付は固定されておらず、2027年は六月二十日、2028年は六月十八日にあたります。母の日のおよそ六週間後と覚えておくと見当がつけやすくなります。
父の日の贈り物は、いくらくらいが目安ですか。
三千円から五千円が中心で、母の日と同じ帯にあたります。額をそろえておけば説明が要りませんし、父の日だけ少ないと、そのつもりが無くても軽く扱ったように見えることがあります。
父の日の花は何ですか。
シンボルフラワーはバラで、シンボルカラーは黄色です。ただし日本ではバラそのものより黄色い品が父の日の目印として定着していますので、花にこだわらず黄色を一点入れる形でも伝わります。
黄色いカーネーションを父の日に贈ってもよいですか。
差し支えありません。黄色が避けられるのは母の日のカーネーションの花言葉によるもので、父の日の黄色は象徴の色として定まったものですから、扱いが入れ替わります。両親へ同時に花を贈るときだけ、色の取り違えに気をつけてください。
父の日ののしはどう書きますか。
紅白五本の蝶結びに「父の日御祝」または「お父さんありがとう」と書きます。母の日の表書きを入れ替えるだけで、掛紙の形も名前の書き方も同じです。掛けなければならないという決まりはありません。
義父にも父の日を贈るべきですか。
義母に母の日を贈っているのであれば、義父にも同じように贈るほうが座りがよくなります。同居している家では片方だけが目につきますし、名義を夫婦の連名にしておけば、どちらが手配したかを説明する必要もありません。
まとめ
- 父の日は六月の第三日曜で、2027年は六月二十日にあたります
- 日付は毎年動きますので、その年のカレンダーで確かめます
- 金額は母の日と同じ三千円から五千円にそろえます
- シンボルフラワーはバラ、シンボルカラーは黄色にあたります
- 母の日で避ける黄色が、父の日では象徴の色になります
- のしは紅白五本の蝶結びに「父の日御祝」と書きます
- 義父へは義母と同じ扱いにし、夫婦の連名で出します
参考情報
- 高島屋「高島屋のご贈答マナー/シーズンギフト 母の日、父の日」
https://www.takashimaya.co.jp/giftnavi/season_05.html - 花キューピット「父の日はいつ? 由来・歴史や予算相場、喜ばれるプレゼントの選び方」
https://www.i879.com/father/column/01/ - 阪急百貨店「義父に喜ばれる父の日のおすすめプレゼント20選! 相場やメッセージの文例も」
https://web.hh-online.jp/hankyu-food/blog/sweets/detail/002675.html - ハーモニック「父の日に贈るプレゼントのマナーと意外と知らないタブーをご紹介」
https://www.harmonick.co.jp/media/archives/3089/
日付・シンボルフラワー・シンボルカラー・掛紙の形は高島屋のご贈答マナーに沿っています。同社は父の日を「6月の第3日曜日」とし、「この日のシンボルフラワーはバラ、シンボルカラーは黄色」と明記したうえで、掛紙を紅白5本蝶結び、表書きを「父の日御祝」「お父さんありがとう」としています。由来は花キューピットの解説を合わせました。金額は公的な統計ではなく各社の集計です。(最終確認:2026年8月)
本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。母の日・父の日は宗教行事でも伝統行事でもなく、家ごとの習慣の差がとくに大きい贈答にあたります。配偶者側の家に前例があるときは、そちらに合わせるほうが角が立ちません。