結論

母の日は5月の第2日曜で、2027年は5月9日、2028年は5月14日にあたります。 日付が固定されていないため前の年と同じ数字では合わず、 毎年一週間ほど前後しますので、年が替わったらカレンダーで確かめ直してください。

贈るものの金額は三千円から五千円を中心に考えれば十分で、 還暦や定年と重なる年に一万円前後まで上げる例もありますが、 毎年続いていくものですから、来年も同じ額を用意できるかどうかを基準にするほうが無理がありません。 頂いた側からのお返しは不要で、その日のうちに礼を伝えれば足ります。

母の日はいつ? これから5年ぶんの日付

去年と同じ日付のつもりで花を予約したら届いたのが平日の夕方だった、 という取り違えは毎年どこかで起こります。 母の日は何月何日という決め方をしていないため、去年の記憶がそのまま今年の役に立ちません。

決まっているのは五月の第二日曜という曜日の位置だけで、 その年の五月一日が何曜日から始まるかによって、日付は五月八日から五月十四日までの範囲で動きます。 月の頭が日曜に近いほど早い日にちになり、離れているほど後ろへずれる、という関係になっています。

年母の日同じ年の父の日
2027年5月9日(日)にあたります6月20日(日)にあたります
2028年5月14日(日)にあたります6月18日(日)にあたります
2029年5月13日(日)にあたります6月17日(日)にあたります
2030年5月12日(日)にあたります6月16日(日)にあたります
2031年5月11日(日)にあたります6月15日(日)にあたります

母の日も父の日も日付が固定されていないため、年ごとに一週間ほど前後します。五月の第二日曜という決め方は、アンナ・ジャービスが母の追悼式を行った日に由来するもので、日本もそれをそのまま引き継いでいます。前の年の日付を覚えていて同じ数字で予定を立てると、平日の夜に花を届けてしまうことになりますので、年が替わったらカレンダーで曜日を確かめ直してください。(最終確認:2026年8月)

五月の第二日曜という区切りは、アメリカのアンナ・ジャービスが 亡くなった母を偲ぶ会を教会で開いた日にちなむもので、 その後に感謝を伝える日として各国へ広まりました。 日本では昭和十二年に大きな催しが開かれたことが普及の契機になったと伝えられています。

なお日付が動くのは日本だけの事情ではなく、 アメリカやドイツなども同じ五月第二日曜を採っている一方で、 イギリスは三月、フランスは五月末というように国ごとに違います。 海外に住むご家族へ贈るときは、日本の日付で送ると先方の暦とずれることがあります。

誰に贈るのか|実母・義母・祖母の線引き

自分の母には毎年贈っているものの、結婚してから義母の分をどうするかで迷い、 さらに祖母が健在だとそこまで広げるべきかが分からなくなる、という相談はよくあります。 一人増やすと来年からずっと続くことになるので、決める前に手が止まります。

考え方の軸はその人が自分にとって「母」の役回りにあるかどうかで、 ここを外して「お世話になっているかどうか」で線を引くと、 親戚のおばや配偶者の祖母まで際限なく広がってしまいます。 祖母には九月の敬老の日という別の機会がありますので、そちらへ回すと重なりません。

相手母の日に贈るか考え方
実の母贈る家がほとんどですもっとも一般的な相手にあたります
配偶者の母(義母)夫婦の連名で贈る家が多くあります手配は片方でも、名義は二人にします
祖母敬老の日へ回す家が多くあります母の日に重ねると、毎年二重になります
義理の祖母基本的には贈らない家が大半です配偶者の家の前例に合わせます
育ててくれた親族その人を母として贈る例があります本人との関係で決めて差し支えありません
亡くなった母仏壇や墓前に花を供える形にします白い花にこだわる必要はありません

誰に贈るかに決まりはなく、家ごとの習慣がそのまま基準になります。結婚してはじめての母の日で迷うときは、配偶者にその家のこれまでを聞いてから決めるのが確実で、義母には贈っていたが祖母には贈っていなかった、というような線引きがすでにできていることが多くあります。前例に合わせておけば、増やしたことも減らしたことも問われません。

きょうだいがいる場合は、それぞれが別々に贈るのか、まとめて一つにするのかを先に決めてください。 同じ日に花が三束届いて花瓶が足りない、という笑い話のような事態は実際に起こりますし、 置き場所に困らせてしまっては本末転倒です。

連名にする場合は、送り状の依頼主欄に全員の名前を並べるか、 代表者の名前に「ほか一同」と添える形にします。 誰から届いたのかが分からないと、母の側が礼を言う相手を決められませんので、 箱の中にカードを一枚入れておくと確実です。

金額の目安と、決め方の考え方

売り場に立つと三千円の花束から一万円を超える鉢物まで並んでいて、 どのあたりが普通なのかが分からないまま、値札だけを見比べて時間が過ぎる、 という買い方になりがちで、安すぎても高すぎても自分のなかで落ち着きどころが見つかりません。

判断の軸になるのはその年に他の贈り物が重なっているかどうかで、 母が還暦を迎える年や、定年で仕事を辞めた年には、 母の日の分を控えめにして節目の贈り物へ寄せるほうが全体として無理が出ませんし、 毎年続いていくものだという点も、その年の額を決めるときにそのまま効いてきます。

相手・場面金額の目安選ばれやすいもの
実の母へ三千円から五千円が中心の帯です花と菓子を組み合わせた形が定番です
配偶者の母(義母)へ実母と同じか、やや控えめにします好みが読みにくいので消えものが無難です
節目の年が重なる場合一万円前後まで上げる例もあります記念に残る品へ寄せる家が多くあります
きょうだいで出し合う場合一人あたりは三千円ほどに収まりますまとめて一つの品にすると見栄えがします
学生や、収入がまだ少ない場合千円台でも差し支えありません手紙を添えれば、それだけで十分に伝わります
遠方で会えない場合送料を含めて五千円ほどを見ます日持ちする品を選び、届け日を指定します

金額の目安は公的な統計ではなく、贈答を扱う各社が公表している集計です。三千円から五千円という帯がどの資料でも中心にありますが、還暦や定年と重なる年には一万円前後まで上げる例も紹介されていて、上限のほうは相手の節目によって動きます。毎年続くものですから、来年も同じ額を用意できるかどうかを基準に決めるほうが、長い目で見て無理がありません。(最終確認:2026年8月)

額を毎年上げていくと、下げるときに何かあったのかと勘ぐられますので、 最初の年に背伸びをしないでください。 三年続けて同じ五千円のほうが、一年目に一万円で二年目から三千円になるより、 受け取る側は落ち着いて受け取れます。

現金や商品券は、親子のあいだでも母の日には選ばれにくい形です。 感謝を伝える日という性格が強く、金額がそのまま見えてしまうと 挨拶の代わりに済ませたように受け取られることがありますので、 物か、体験の形にしておくほうが行き違いが起きません。

当日の渡し方と、遠方へ贈るときの届け日

同居していれば当日に手渡せますが、離れて暮らしていると、 いつ届くように手配すればいいのかで迷います。 当日ちょうどに着くよう指定したところ、母が出かけていて再配達になった、という話も珍しくありません。

考えどころは相手が受け取れる時間帯が読めるかどうかで、 生花のように当日でなければ意味の薄いものと、 菓子や日用品のように前後しても差し支えないものとでは、指定の仕方が変わります。 母の日の前後は配送が立て込みますので、時間指定が効きにくい点も見ておいてください。

贈る形届け日の決め方気をつけるところ
生花・花束当日か、前日の午前を指定します不在だと傷みますので在宅を確かめます
鉢植えのカーネーション当日の二、三日前に届くようにします受け取ってすぐ水をやれる日を選びます
菓子・食品前日までに届くよう手配します賞味期限が短いものは日付を確かめます
衣類・雑貨一週間前から当日までなら差し支えありません箱が大きいと置き場所に困らせます
手渡しできる場合当日でなくても、会える日で差し支えありません前後の週末に寄る形がもっとも多くあります
冷蔵・冷凍が要るもの在宅の日を聞いてから指定します受け取れないと、そのまま傷んでしまいます

母の日の直前は花屋と宅配便が一年でもっとも混み合う時期で、時間指定が守られないことがあります。当日の午前中を狙って手配しても夕方になることがありますので、生花以外は前日までに着くように組んでおくほうが確実です。花を当日に届けたいのであれば、地元の花屋に配達を頼むほうが宅配便より読めます。

手渡すときは、玄関先で袋ごと押しつけずに、 部屋に上がってから袋から出して両手で渡してください。 紙袋は持ち帰るか、その場でたたんで置いておけば、 あとで片づける手間を残さずに済みます。

鉢植えを選ぶときは、置き場所と世話の手間を先に考えておいてください。 日当たりのよい窓辺が無い家や、旅行で家を空けることが多い家では、 水やりがそのまま負担になりますので、切り花やアレンジメントのほうが気楽に受け取ってもらえます。

当日に会えない年、贈れなかった年

仕事や子どもの行事が重なって五月の第二日曜に動けない年は必ず出てきますし、 気づいたら翌週になっていた、という年もありますし、 そのまま何もしないで過ごしてしまうと、翌年になって切り出しにくさだけが残ります。

ここで押さえておきたいのは母の日が期限のある行事ではないという点で、 葬儀や法要のように日を外すと意味が変わるものではありませんから、 遅れたこと自体を詫びる必要はありません。 連絡が一度も無いまま過ぎたかどうかのほうが、受け取る側には大きく響きます。

状況どうするか伝え方
当日に会えない前後の週末に寄る形で差し支えありませんその日のうちに一度電話を入れておきます
遠方で帰れない品物を送り、当日に電話を添えます声が聞ければ、それだけで十分に伝わります
一週間ほど遅れた遅れた旨を軽く添えて、そのまま渡します「今年は遅くなって」と一言添えれば足ります
一か月以上過ぎた誕生日や次の帰省へ回す形にします無理に母の日の名目にしなくて差し支えありません
今年は用意できない電話や手紙だけでも差し支えありません何も無いより、一言あるほうがずっと伝わります
例年より控えめにする額を下げても、続けることを優先します理由を長く説明する必要はありません

母の日は、贈らなかったことより連絡が無いことのほうが寂しく受け取られます。品物の用意が間に合わなかった年でも、当日に五分だけ電話を入れておけば、その年が抜けたことにはなりません。遠方に住んでいて毎年帰れない場合はなおさらで、届け物より声のほうを待っている親は少なくありません。

子どもが小さいうちは、その子から祖母への電話を一本つないでおくと、 大人が用意した品物よりよほど喜ばれることがあります。 話す内容は「おばあちゃん、こんにちは」の一言で足りますので、 長く話させようとしなくて差し支えありません。

母を亡くしている場合、五月の第二日曜が近づくと売り場の飾りつけが目に入って、 落ち着かなくなるという方もいます。 仏壇に花を供える形にする家もあれば、その週は何もしないと決めている家もあって、 どちらでも差し支えありませんので、無理に何かをする日にしなくてかまいません。

もらった側のお返しと、お礼の伝え方

息子夫婦から花が届いたときに、何かお返しをしなければと考えて、 同じくらいの品を探しはじめる方がいますが、 内祝いの習慣が身についている世代ほど、その手順をそのまま母の日にも当てはめてしまいがちです。

ただし母の日はお祝いを頂いた場ではなく、感謝を伝えられた場ですので、 品物を返す習慣はありません。 ここで同額の品を送り返すと、贈った側は「気を遣わせた」と受け取りますので、 かえって次の年から贈りにくくなってしまいます。

場面どうするか添える言葉
品物が届いたその日のうちに電話かメッセージで礼を伝えます届いたことと、嬉しかったことを伝えます
手渡しでもらったその場で礼を言えば、それで足ります何が嬉しかったかを具体的に添えます
花をもらった飾ったところを写真に撮って送ります飾った場所を伝えると、贈った側が安心します
何か返したい次に会う日の食事を用意する形にします品物で返す必要はありません
義理の子から届いた実の子と同じように、直接礼を伝えます取り次ぎにせず、本人へ連絡します
毎年もらっている気を遣わせない旨を、一度だけ伝えます「来年は気楽にね」と添える程度にします

お返しの扱いは郵便局のネットショップの案内に沿っています。母の日と父の日は日ごろの感謝を伝える日であって、お祝いを頂いた場ではありませんので、内祝いのように品物を返す習慣はありません。頂いた側が何かしたいと感じるときは、次に会う日に食事を用意したり、旅先の土産を渡したりという形で十分に足ります。(最終確認:2026年8月)

礼の連絡は届いた当日がもっともよく伝わりますし、 配送で贈った側は無事に着いたかどうかが分からないまま一日を過ごしていますので、 短いメッセージが一本入るだけで安心します。 花瓶に活けたところを写真に一枚撮って添えれば、届いた状態まで伝わって確実です。

嫁いだ側から届いた品には、取り次ぎにせず本人へ直接連絡してください。 息子経由で「母が喜んでいた」と伝わるのと、本人から直に礼が来るのとでは、 受け取る側の感じ方がまったく違いますし、 翌年からのやりとりも続けやすくなります。

母の日の過ごし方に決まった形があるわけではなく、 毎年花を欠かさない家もあれば、電話一本で済ませる家もあって、 どちらが正しいというものではありませんので、 その家がこれまで続けてきた形をそのまま続ければ十分です。

どの年でも変わらないのは、日付をその年のカレンダーで確かめることと、 品物が用意できない年でも連絡だけは入れておくことの二つだけで、 この二つさえ押さえておけば、額が去年と違っても、 渡す日が一週間ずれても、失礼にはなりません。

よくある質問

母の日は毎年いつですか。

五月の第二日曜です。日付は固定されておらず、2027年は五月九日、2028年は五月十四日にあたります。前の年と同じ数字にはなりませんので、年が替わったらカレンダーで確かめ直してください。

母の日の贈り物は、いくらくらいが目安ですか。

三千円から五千円を中心に考えれば十分です。還暦や定年と重なる年に一万円前後まで上げる例もありますが、毎年続いていくものですから、来年も同じ額を用意できるかどうかを基準に決めるほうが無理がありません。

義母にも贈るべきですか。

夫婦の連名で贈る家が多くあります。手配をどちらがしても、送り状とカードの名義は二人にしておくのが基本です。配偶者の家にこれまでの前例があるときは、そちらに合わせるほうが角が立ちません。

母の日にお返しは必要ですか。

必要ありません。母の日は感謝を伝える日であって、お祝いを頂いた場ではありませんので、内祝いのように品物を返す習慣はありません。届いた当日に電話やメッセージで礼を伝えれば十分です。

当日に渡せなかった場合はどうしますか。

前後の週末に寄る形で差し支えありません。母の日は日を外すと意味が変わる行事ではありませんので、遅れたこと自体を詫びる必要はなく、当日のうちに電話を一本入れておけばそれで足ります。

祖母にも母の日に贈りますか。

九月の敬老の日へ回す家が多くあります。母の日に重ねると毎年二重になりますし、祖母を祝う機会として敬老の日のほうが収まりがよいためです。

まとめ

  • 母の日は五月の第二日曜で、2027年は五月九日にあたります
  • 日付は毎年動きますので、その年のカレンダーで確かめます
  • 金額は三千円から五千円を中心に考えます
  • 義母へ贈るときは、夫婦の連名で出します
  • 祖母へは、九月の敬老の日へ回す家が多くあります
  • 生花以外は、前日までに届くように手配します
  • もらった側のお返しは不要で、当日に礼を伝えれば足ります

参考情報

  1. 高島屋「高島屋のご贈答マナー/シーズンギフト 母の日、父の日」
    https://www.takashimaya.co.jp/giftnavi/season_05.html
  2. 郵便局のネットショップ「2027年の母の日はいつ? 歴史や由来、父の日との関係」
    https://www.shop.post.japanpost.jp/column/mother/mothersday.html
  3. 日比谷花壇「母の日はいつ? 母の日の由来や歴史とは?」
    https://www.hibiyakadan.com/item/MOTHER_ABOUT.html
  4. 花キューピット「母の日プレゼントっていつまで贈るのが正解? やめるタイミングはいつがいい?」
    https://www.i879.com/mother/column/18/

日付と由来は高島屋のご贈答マナーと郵便局のネットショップ、日比谷花壇の案内をつき合わせたものです。母の日が五月の第二日曜である点、起こりがアメリカのアンナ・ジャービスにさかのぼる点は、いずれの資料でも一致しています。金額の目安は公的な統計ではなく各社の集計ですので、幅のまま受け取ってください。(最終確認:2026年8月)

本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。母の日・父の日は宗教行事でも伝統行事でもなく、家ごとの習慣の差がとくに大きい贈答にあたります。配偶者側の家に前例があるときは、そちらに合わせるほうが角が立ちません。