結論

雛人形を誰が買うかに決まりはなく、母方の実家が贈るという言い伝えが広く知られてはいるものの、 これは雛飾りが古くは嫁入り道具の一つだったことと、 嫁いだ娘と孫に会いに行く口実になったことから続いてきた形で、 いまは両家で折半したり、両親が自分たちで選んだりする家のほうが目立ちます。

揉めごとが起きるのは金額よりも重複と行き違いのほうで、 両家がそれぞれ手配を始めてから止めるのは難しくなりますので、 置ける大きさ・予算・誰が選ぶかの三点を、両家へ同じ時期に同じ内容で伝えておく ことが、いちばん確実な防ぎ方になります。

雛人形は誰が買うとされてきたのか

女の子が生まれて最初の冬を迎えるころ、両家のどちらからともなく雛人形の話が出てきて、 そこで初めて「これは誰が買うものなのか」を調べ始める方がほとんどです。 自分の親は当然のように「うちが買う」と言い、相手の親も同じことを言っている、 という板挟みの状態で検索にたどり着く方も少なくありません。

古くから伝わる形としては母方の実家が贈るとされてきましたが、その理由は二つあって、一つは雛飾りがもともと嫁入り道具の一つだったこと、 もう一つは嫁いだ娘の家をたずねる口実になったことです。 どちらも「娘が嫁ぎ先で暮らす」という前提の上に成り立っている理由にあたります。

言われている理由中身いまも当てはまるか
嫁入り道具の名残上流階級の姫が嫁ぐときの「雛道具」が庶民へ広まり、雛段飾りに取り入れられたといわれます由来としては残るものの、嫁入り道具そのものが消えています
娘と孫に会う口実娘が嫁ぎ先で暮らしていた時代、離れた実家が人形を届けて顔を見に行く形が続いていました同居しない夫婦が増え、両家とも同じ距離になった家が多くあります
費用を持てる側が持つ若い夫婦の負担を減らすため、年長の世代が用意するという考え方ですいまも通じますが、どちらの実家かを決める理由にはなりません
家を継ぐ側が用意する男の子の節句飾りについて、武家の名残として語られることのある考え方です雛人形については、この理由を挙げる資料はほとんどありません

母方の実家が贈るという言い伝えは、いずれも「嫁いだ娘が遠くで暮らす」時代の事情から出ています。吉徳も「現在はどちらの家とも同居しない夫婦が多く、かならずしも母方の実家が買うとは限らない」と書いており、双方の実家で折半する例も、若い両親が自分たちで購入する例も挙げていますので、絶対に母方が買うという決まりはありません。

この由来を知っておくと、両家の言い分が食い違ったときに話を進めやすくなります。 「しきたりですから母方が」と押し切るのではなく、 「昔は嫁入り道具だったので母方からという形が残っているそうです」と背景ごと伝えれば、 父方の側も引き下がりやすくなりますし、逆に父方が出したいと言ったときに断る理由にもなりません。

注意しておきたいのは、この言い伝えを相手に向かって根拠として振りかざさないことです。 節句人形は数万円から数十万円まで幅のある買い物ですので、 出す側にとっては家計の話でもあり、慣習を持ち出されると引くに引けなくなります。 由来は自分の頭の整理に使い、相手には置き場所と予算の話で持ちかけるほうが早く収まります。

「うちの地方では違う」と言われたとき

両家の出身地が離れていると、「うちの地方では父方が買うものだ」という主張が出てきます。 言われた側は自分の地元の慣習を調べ、そこにまた別のことが書いてあって、 どちらの言い分が正しいのか分からないまま話が止まってしまう、という展開になりがちです。

調べていくと、地域ごとの慣習を扱った文章はいくつも見つかりますので、 そこに自分の出身地の記述があれば話は早い、と考えたくなるところです。 ところが雛人形と五月人形とでは資料のそろい方がはっきり違いますので、 下の表には、人形店の解説が雛人形について何と書いているかだけを並べてあります。

資料・地域雛人形について書かれていることそこから読み取れること
吉徳(人形店)母親の実家が買うのが一般的としたうえで、いまはそうとは限らないと添えています地域では分けず、家ごとに和やかに話し合うよう勧めています
ふらここ(人形店)決まりは無いとしたうえで、多数派は母方の両親だと書いています雛人形については、東西を分ける説明そのものを置いていません
東日本について書いた解説雛人形は母方、五月人形は父方という形で切り分けるものが見られます雛人形に限れば、東日本でも母方という結論になります
西日本について書いた解説節句飾り全般を母方の親が用意するという説明が広く見られますこちらも雛人形は母方で、東日本と結論がそろいます
五月人形との違い五月人形については、東西のどちらが父方かで説明が逆になります割れているのは五月人形の側で、雛人形ではありません

雛人形については、母方の実家が贈るとする資料が多数を占めます。吉徳もふらここも母方を挙げていますし、東日本と西日本を分けて説明している人形店の解説でも、雛人形についてはどちらも母方とするものが目立ちますので、五月人形ほど資料が割れてはいません。ただし多数派であることと決まりであることは別で、吉徳自身が「かならずしも母方の実家が買うとは限らない」と断っていますから、父方が出したいと申し出てきたときに、これを断る理由にはなりません(最終確認:2026年8月)。

母方が多数派であることは確かですが、それは決まりではありませんので、 多数派だからという理由で父方の申し出を断ると、以後の付き合いに角が残ります。 節句の慣習が全国で統一されたことは一度もなく、同じ県のなかでも家によって違いますし、 「昔からこうだ」と言われた中身が、実はその家二代ぶんの習慣だったという例もあります。

ですので、地域の話が出たときは正誤を争わず、 「地方によって言われ方がずいぶん違うようです」と一度置いてしまうほうが進みます。 そのうえで「置ける場所がこれくらいなので」という現実の条件に話を移せば、 どちらの実家も顔を立てたまま、実質的な分担を決められます。

いま実際に多い分け方|折半・お祝い金・分担

決まりが無いと分かっても、では実際にどうするのかという問題は残ります。 「話し合って決めてください」とだけ書かれた記事を読んで、 その話し合いの持っていき方が分からずに困っている、というのが実際のところではないでしょうか。

実際に取られている形はいくつかの型に整理でき、費用を誰が出すかと、品物を誰が選ぶかを切り離して考えるのが共通の勘どころで、 この二つをひとまとめにするから「出す人が選ぶ」という話になり、 置けない大きさのものが届く、という結果になります。

形費用を出す人向いている家
両家で折半する父方と母方が同じ額を出し、両親が売り場で選びます両家の距離が近く、どちらも関わりたいと言っている家に向きます
お祝い金を受けて両親が買う両家からお祝い金を受け取り、不足分を両親が足して購入します住宅事情で大きさに制約があり、選ぶ側の希望が強い家に向きます
片方が人形、片方が別の品一方が人形を、もう一方が名前旗やつるし飾り、写真撮影などを持ちます費用の差が出ないようにしたい家や、二人目以降で調整したい家に向きます
一方が全額を出す申し出た側が用意し、もう一方はお祝い金を包む形で気持ちを示します一方の実家の意向が強く、もう一方が譲る意思のある家に向きます
両親だけで用意する両親が自分たちで購入し、両家には報告と写真の共有にとどめます両家とも遠方で、費用の申し出が出ていない家に向きます

どの形にも正しい・正しくないはなく、大切なのは、費用を出す人と品物を選ぶ人を分けて決めることと、決めた内容を両家の双方が同じ形で把握していることの二つです。片方の実家にだけ相談して購入まで進めてしまうと、もう一方との関係がこじれる例が実際に報告されていますので、決まったことは同じ日に両家へ伝えてください。

折半にする場合は、金額を先に決めてから売り場へ行くほうが安全です。 店頭では上を見ればいくらでも高いものがありますし、 その場の勢いで予算を超えると、あとから追加を求めにくくなります。 「二十万円までで、両家に十万円ずつお願いする」と数字で共有してから動くと迷いません。

お祝い金を受けて両親が買う形は、いまいちばん扱いやすい方法です。 置き場所も好みも選ぶ側が決められますし、両家とも同じ立場で関われます。 受け取ったあとは、選んだ人形の写真を飾った状態で両家へ送り、 「いただいたお金でこちらを選びました」と伝えておくと、出した側にも気持ちが残ります。

両家に、いつ・何を伝えておくか

重複が起きるのは両家がそれぞれ善意で動き始めるからで、片方が注文を済ませたあとに、もう一方から「もう届けたよ」と連絡が来る、 という形がいちばん困る展開で、届いた人形を返すわけにもいかず、後始末に神経を使います。

これを防ぐ方法は一つしかなく、両家に、同じ内容を、同じ時期に伝えることに尽きます。片方に先に相談すると、もう一方には「後回しにされた」という形で残りますので、 連絡の順番ではなく同じ日に伝えるところまで含めて段取りしてください。

伝える時期伝える内容言い方の例
節句の半年前まで初節句をいつ行うか、その年に行うか翌年に繰り越すかを伝えます「来年の三月に、初節句をやろうと思っています」と先に日を置きます
半年前から三か月前人形を置ける場所の大きさと、飾る場所の写真を送ります「置けるのが幅六十センチほどで、こういう場所になります」と数字で示します
三か月前まで予算の上限と、誰が選ぶかを決めて伝えます「予算はこれくらいで、選ぶのは私たちでもよいでしょうか」と確かめます
決まったその日のうち両家それぞれに、決まった内容をそろえて連絡します「両方の親に同じことをお伝えしています」と一言添えておきます
購入した直後注文した品と、届く時期を両家へ知らせます「こちらに決めました」と写真を付けて、重ねての手配を止めます

置ける大きさ・予算・誰が選ぶかの三点がそろえば、重複はほぼ起きません。とくに置き場所は、口で説明するより飾る予定の場所を写真に撮って送るほうが確実に伝わります。人形店では幅四十センチ以下の小さな飾りから幅七十センチを超える段飾りまで並んでいますので、数字を先に共有しておかないと、良かれと思って大きいものを選ばれてしまいます。

切り出しにくいときは、置き場所を理由にする

費用の話から入ると角が立ちますので、置ける場所の話から切り出すほうが進みます。「マンションの棚の上に置くことになるので、幅六十センチくらいまでで探しています」と伝えれば、予算にも選ぶ人にも自然に話がつながりますし、相手の申し出を断る形にもなりません。

相手が「大きいほうが立派だから」と言ってきた場合も、収納場所の写真を見せれば納得してもらいやすくなります。飾る場所と同じくらい、一年の大半をしまっておく場所が問題になることを伝えてください。

両家の意見が最後まで割れたときは、 いったん決定を両親の側へ引き取ってしまうのが早い方法です。 「うちで決めさせてもらって、費用は折半でお願いできますか」と言い切れば、 どちらの家も面目を保ったまま、話を先へ進められます。

なお、両家のどちらも申し出てこない場合に、こちらから求める必要はありません。 節句人形は必ず用意しなければならないものではありませんし、 住宅事情に合わせて小さな飾りや名前旗、つるし飾りだけで済ませる家も増えていますので、用意しないという選択も、その家の事情としてそのまま通ります。

雛人形はいつ買うのが良いか

買う時期については、両家のあいだで感覚が大きくずれることがあります。 祖父母の世代は「年が明けてから見に行けばよい」と考えていることが多く、 両親の側は品切れを心配して秋のうちから探し始める、という形で足並みが乱れます。

雛人形は手作りで作られるため大量生産ができず、店頭に並ぶ数にも限りがあります。 そのため気に入ったものが見つかっても、迷っているあいだに売り切れることがあり、 同じものをもう一つ取り寄せる、というわけにはいかない場合があります。

時期売り場の様子動き方
十月から十二月専門店では新作が並び始め、早い時期から注文を受け付ける店もありますこだわって選びたい家は、この時期からカタログを取り寄せておくと落ち着きます
一月から二月中旬百貨店にもっとも多く並び、種類のなかから選べる期間になります実物を見比べたい家は、この期間に売り場へ足を運ぶと比較しやすくなります
二月中旬から三月三日人気のものから欠け始め、残っているものから選ぶことになります間に合わせを避けたいときは、翌年に繰り越す判断も選べます
三月四日以降翌年に向けた在庫の入れ替えが始まり、店頭からいったん下がります来年の初節句に向けて、カタログを取り寄せておくと落ち着いて選べます

百貨店にもっとも多く並ぶのは一月から二月中旬というのが吉徳の案内で、同社は「早めに選ばないと好みのものが売り切れる可能性がある」として、専門店なら早い時期から品ぞろえが豊富だとも書いています。年内のどこで品がそろうかは店によって違いますので、決め打ちにせず、気になる店へ直接尋ねてください。祖父母と一緒に売り場へ行く予定なら、混み合う二月の週末を外し、平日か一月のうちに日を取るほうが落ち着いて選べます。

飾り始める時期は、立春を過ぎた二月上旬から二月中旬が目安とされています。 それより前を避けるのは、正月飾りと節分が続くためで、 決まりとして禁じられているわけではありません。 早く出しても差し支えありませんし、飾っている期間が長いほうが子どもも喜びます。

避けるとされているのは、前日に出して当日にしまう一夜飾りのほうです。 葬儀の支度を連想させることが理由として語られますので、 遅くとも三月三日の一週間前までには出しておき、しまうのは三月中旬までの、よく晴れて乾いた日を選んでください。

「片付けが遅れると婚期が遅れる」は言い伝え

よく知られた言い回しですが、根拠のある話ではなく、片付けを促すために広まったものと説明されています。急ぐべき実際の理由は湿気のほうで、雨の日にしまうと人形が傷みますので、数日遅れても晴れた日を待つほうが、結果として人形のためになります。

二人目の女の子と、お下がりの考え方

下の女の子が生まれたときに、もう一つ買うのかどうかで迷う家は多くあります。 置き場所も収納場所も限られていますし、 上の子の人形がまだ新しいのに二つ目を用意するのは気が引ける、という声もよく聞きます。

本来の考え方としては、雛人形は身代わりとして子どもの厄を引き受けるものとされ、 一人に一飾りが望ましいと説明されています。 厄を引き受けた人形を下の子へ譲ると、その厄まで引き継ぐことになるという説明があり、 それを避けるために新しく用意する、というのが伝統に沿った考え方にあたります。

考え方中身選ばれやすい家
一人に一飾りを用意する身代わりの意味を重く見て、下の子にも新しい飾りを用意します収納の余裕があり、両家からの申し出もある家に多く見られます
小さな飾りを足す上の子の段飾りに、市松人形や名前旗、つるし飾りを下の子ぶんとして加えます置き場所に限りがあり、下の子にも形を残したい家に多く選ばれます
人形だけを買い足す同じ飾り台の上に、下の子ぶんのお人形を並べて飾りますコンパクトな飾りを使っていて、追加購入ができる家に向きます
一つを姉妹で共有する上の子の飾りを家の雛人形として、姉妹で一緒に飾ります行事として楽しむことを主に考えている家に多く見られます
祖父母の代の人形を使う母親が使っていた人形を修理して、そのまま飾ります思い出を継ぐことに重きを置く家に見られる形です

「一人に一つでなければならない」という決まりはありません。ただし人形店の解説は、身代わりという由来から一人に一つを勧めているものが大半で、共有やお下がりを積極的に勧めているわけではありませんので、上の表の下のほうを選ぶ場合は「行事として楽しむための飾り」と割り切って選ぶことになります。二人目のときに片方の実家が出したのなら、下の子はもう一方に頼むという形でバランスを取る家もあります。

迷ったときは、下の子ぶんとして名前旗を一つ足す形が扱いやすい落としどころになります。 名前と生年月日が入りますので、その子だけのものという形が残りますし、 幅も奥行きも取らずに上の子の飾りの横へ並べられますし、費用も人形一式に比べればはるかに軽く済みます。

なお、母親が使っていた人形をそのまま飾ることについては、 厄移しの考え方から避けるとする説明がある一方で、 修理に出して代々受け継ぐ家も現にあります。 どちらを取るかはその家の考え方次第で、外から正誤を言えるものではありません。

雛人形を誰が買うかについては、母方の実家とする資料が多数派ではあるものの、 その多数派も決まりではありませんし、五月人形の側では東西で説明が逆になりますので、 どこかに正解が一つあるという前提で探し続けても、行き止まりになります。

どの家でも変わらないのは、両家が同じ内容を同じ時期に知っていれば重複は起きない、 という一点だけです。置ける大きさと予算と選ぶ人の三つを先に伝えておけば、 誰が費用を持つかは自然に決まっていきますし、 決まった形がその家の慣習として次の代へ残っていきます。

よくある質問

雛人形は母方の実家が買わないといけませんか。

決まりはありません。母方の実家が贈るという言い伝えは、雛飾りが嫁入り道具の一つだったことと、嫁いだ娘に会いに行く口実になったことから続いてきた形です。吉徳も「かならずしも母方の実家が買うとは限らない」と書いており、両家で折半する例も、両親が自分たちで購入する例も挙げています。

両家がどちらも買うと言っています。どう伝えれば角が立ちませんか。

置ける場所の話から切り出すのが進みます。飾る予定の場所を写真に撮って送り、「幅六十センチくらいまでで探しています」と数字で伝えたうえで、「費用を折半でお願いできますか」と持ちかける形です。片方にだけ相談して進めると、もう一方との関係がこじれます。

地域によって誰が買うか違うと聞きました。どちらが正しいのですか。

雛人形については、東日本を扱った解説も西日本を扱った解説も母方とするものが目立ち、資料の結論はおおむねそろっています。ただし多数派であることと決まりであることは別で、吉徳も「かならずしも母方の実家が買うとは限らない」と断っていますので、地域を根拠に父方の申し出を断ることはできません。東西で説明が逆になるのは五月人形の側です。

雛人形はいつ買えばよいですか。

百貨店にもっとも多く並ぶのは一月から二月中旬です。専門店では年内から新作が並び、品ぞろえも豊富になります。手作りで大量生産ができないため、迷っているあいだに売り切れることがあります。

二人目の女の子にも雛人形を用意しますか。

本来は一人に一飾りとされますが、決まりではありません。上の子の飾りに市松人形や名前旗、つるし飾りを足して下の子ぶんとする形が、置き場所の面でも扱いやすくなっています。

人形を用意しない家もありますか。

あります。住宅事情から大きな飾りを置けない家も多く、コンパクトな飾りやつるし飾り、名前旗だけで済ませる形も広く行われています。両家から申し出が無ければ、こちらから求める必要はありません。

まとめ

  • 誰が買うかに決まりはありません。母方という言い伝えは嫁入り道具の名残にあたります
  • 雛人形については母方とする資料が多数派で、五月人形ほど割れていません
  • 費用を出す人と品物を選ぶ人を分けて決めると、話が進みやすくなります
  • 重複を防ぐには、置ける大きさ・予算・選ぶ人の三点を両家へ同時に伝えます
  • 百貨店にもっとも多く並ぶのは一月から二月中旬にあたります
  • 飾るのは立春過ぎから二月中旬で、前日だけの一夜飾りは避けます
  • 二人目は名前旗やつるし飾りを足す形が、置き場所の面で扱いやすくなります

参考情報

  1. 吉徳「両家で悩みがちな雛人形はだれが買うのかを徹底解説」
    https://www.yoshitoku.co.jp/hina/column/manner/dolls-grandparents
  2. ふらここ「雛人形「誰が買う問題」、決まりはないが多数派は母方の両親!」
    https://www.furacoco.co.jp/column/2021/3461
  3. 天鳳堂資料室「雛人形は一人一人のお守り」
    http://www.tenhodo.co.jp/archives/omamori.html
  4. 三越伊勢丹「初節句の内祝いガイド~相場・時期・のし・喜ばれるギフト選び~」
    https://www.mistore.jp/gifts/thanks_child/hatsuzekku

誰が買うかについては吉徳とふらここの案内を、身代わりとお下がりの考え方については天鳳堂の資料室をもとにしています。地域差については、東西を分けて説明している人形店の解説でも雛人形はおおむね母方とされているため、多数派として記載しました。東西で説明が逆になるのは五月人形の側で、そちらは別記事で扱っています。(最終確認:2026年8月)

本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。節句の祝い方は地域とご家庭による差がとりわけ大きく、人形を誰が用意するかについては資料そのものが食い違っています。ごきょうだいや親族で前に祝った例があるときは、そちらに合わせるほうが角が立ちません。