結論

披露宴に出席した方には、引出物がお返しにあたります。 結婚内祝いは不要です。

必要なのは欠席した方と、招待していない相手から お祝いをいただいた場合です。 金額は半額〜3分の1、時期は挙式後1か月以内です。

誰に贈るか

結婚内祝いは全員に贈るものではありません。 披露宴の引出物が内祝いにあたるためです。

判断が要るのは出席しなかった方と、 相場より多く包んでくださった方です。 引出物だけでは釣り合いが取れません。

相手内祝いの要否
披露宴に出席した方 不要。引出物がお返しにあたります
披露宴を欠席し、お祝いをいただいた方 必要
招待していないがお祝いをいただいた方 必要
ご祝儀が多かった出席者 差額分を返すことがあります
親・親族 省略することが一般的です

4行目は見落とされやすい点です。相場より多く包んでくださった方には、引出物との差額を内祝いとして返すことがあります。

金額の目安

いただいた額お返しの目安
5千円2千〜2千5百円
1万円3千〜5千円
3万円1万〜1万5千円
5万円1万5千〜2万円
10万円以上(親族)3分の1、または3万円前後

4と9のつく金額は避けます。また、割り切れる数を避けるという考え方もありますが、内祝いの品物では気にしないことがほとんどです。

出席者へ差額を返す場合

引出物は出席者全員に同じものを用意します。そのため、ご祝儀を多く包んだ方ほど「返ってきた割合」が小さくなります。

目安として、ご祝儀から料理・引出物の代金(1人あたり2万円前後)を引いた額の半分を、内祝いとして返す考え方があります。

のしと名前の書き方

項目内容
水引紅白の結び切り(10本)
のしあり(慶事のため)
表書き内祝/寿
名前新姓のみ/新姓+二人の名前/両家の姓を並べる
かけ方内のし

水引が結び切りなのは、結婚が一度きりであってほしいお祝いだからです。出産内祝いは蝶結びで、逆になります。

名前の書き方は「相手に伝わるか」で選びます

新姓のみにすると、旧姓しか知らない相手には誰からか分かりません。

相手が旧姓しか知らない場合は、新姓+二人の名前にするか、送り状に旧姓を添えます。「〇〇(旧姓△△)」と書く方法もあります。

のしの名前の書き方を詳しく見る(図解あり)

品物の選び方

品物選びでは慣習として避けられてきたものがあります。 ただし現在は受け取り方が分かれます。

いずれも言葉の連想からきた慣習です。 気にする方もいれば、 まったく意識しない方もいます。

向くもの避けたいもの
カタログギフト 刃物(縁を切る連想)
タオル・洗剤などの消耗品 割れ物(割れる連想)
日持ちする菓子 ハンカチ(「手巾=手切れ」の連想)
コーヒー・紅茶 現金(お返しには使いません)

右列は言葉の連想からきた慣習で、現在は気にしない方も増えています。ペアのグラスや包丁を引出物にする例もあります。相手が気にする方かどうかで判断すれば十分です。

結婚式をしない場合

入籍のみ、あるいは少人数の食事会だけという場合、引出物がありません。この場合は内祝いが必要になります。

  • お祝いをいただいた方全員に贈ります
  • 金額は半額〜3分の1。通常と同じです
  • 時期は入籍または食事会から1か月以内
  • 結婚報告を兼ねます。写真つきのカードを添える形が定着しています

報告が主で、品物は従です

結婚式をしない場合、相手は二人の様子を知る機会がありません。

品物の金額より、報告が届くことのほうに意味があります。写真や近況を添えると、お祝いを贈った側も安心します。

よくある質問

披露宴に出席してくれた方に内祝いは必要ですか?

不要です。引出物がお返しにあたります。内祝いが必要なのは、披露宴を欠席してお祝いをいただいた方、招待していないがお祝いをいただいた方です。

ご祝儀を多く包んでくれた出席者にはどうしますか?

差額分を内祝いとして返すことがあります。引出物は全員同じものを用意するため、多く包んだ方ほど返ってきた割合が小さくなるためです。ご祝儀から料理・引出物の代金(1人あたり2万円前後)を引いた額の半分が目安になります。

結婚内祝いの水引は?

紅白の結び切り(10本)です。結婚が一度きりであってほしいお祝いだからです。出産内祝いは蝶結びなので、同じ「内祝い」でも逆になります。表書きは「内祝」または「寿」、内のしにします。

名前は新姓だけでよいですか?

相手が旧姓しか知らない場合は、誰からか分かりません。新姓+二人の名前にするか、送り状に旧姓を添えます。「〇〇(旧姓△△)」と書く方法もあります。

刃物や割れ物は避けるべきですか?

言葉の連想からきた慣習で、現在は気にしない方も増えています。ペアのグラスや包丁を引出物にする例もあります。相手が気にする方かどうかで判断すれば十分です。

結婚式をしない場合はどうしますか?

引出物がないため、お祝いをいただいた方全員に内祝いを贈ります。金額は半額〜3分の1、時期は入籍または食事会から1か月以内です。結婚報告を兼ねるので、写真つきのカードを添える形が定着しています。

まとめ

  • 披露宴の出席者には引出物がお返し。内祝い不要
  • 必要なのは欠席した方・招待していない方
  • 多く包んだ出席者には差額を返すことがある
  • 金額は半額〜3分の1
  • 時期は挙式後1か月以内
  • 水引は紅白の結び切り(出産とは逆)
  • 名前は相手に伝わるかで選ぶ
  • 結婚式をしないなら全員に贈る。報告を兼ねる

参考情報

  1. リンベル ギフトコンシェルジュ「贈り物のマナー」
    https://www.ringbell.co.jp/giftconcierge/1939
  2. 三越伊勢丹「のし紙とかけ紙の正しいマナー」
    https://www.mistore.jp/gift/manner/knowledge/noshi_mizuhiki/article/noshi_manner.html
  3. 郵便局のネットショップ「贈り物のマナー」
    https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/gift_contents_107.aspx

披露宴の出席者には引出物がお返しにあたる点、結婚内祝いが結び切りである点は、参照した情報源で共通しています。刃物・割れ物の扱いは諸説あるため、慣習として併記しています。

本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。内祝いの要否や規模は、地域やご家庭の慣習によって差が大きい部分です。ご親族については、まず身内の慣例をご確認ください。