結論
いきなり止めないこと。 毎年届いていたものが急に来ないと、相手が理由を考えます。
お中元を先にやめて、翌年お歳暮もという段階を踏むか、 年賀状に切り替えるのが自然です。
いきなり止めない理由
お歳暮は続いていること自体に意味がある贈り物です。急に途切れると、相手は理由を探します。
- 「何か気に障ることをしただろうか」
- 「関係を切りたいのだろうか」
- 「体調でも崩されたのでは」
- 「経済的に苦しいのだろうか」
こちらにそのつもりがなくても、相手を不安にさせます。やめること自体は問題ないので、やめ方を考えてください。
段階を踏むやめ方
| 方法 | 流れ |
|---|---|
| 1. 片方をやめる | お中元をやめ、お歳暮だけ続けます。翌年、お歳暮もやめます |
| 2. 金額を下げる | 1〜2年かけて額を下げ、その後やめます |
| 3. 年賀状に切り替える | 最後の年に一言添え、翌年から年賀状のみにします |
| 4. 直接伝える | 親しい相手なら、電話や会ったときに |
1と3を組み合わせるのが穏当です。お中元をやめ、最後のお歳暮に一言添えて、翌年から年賀状にする流れです。
年賀状に切り替えるのが自然です
贈り物をやめても、付き合いを続ける意思は示せます。
年賀状や暑中見舞いが届いていれば、相手は「関係を切られた」とは受け取りません。やめるのは品物であって、関係ではないと伝わります。
区切りになる場面
自然にやめられる場面があります。無理に理由を作るより、こうした機会を使うほうが穏やかです。
お歳暮をやめるとき、難しいのは理由を説明しにくいことです。 毎年続いていたものが急に止まると、相手は理由を考えます。
そこで区切りになる出来事に合わせます。 退職、世代交代、高齢になったとき。 いずれも相手が理由を推測しやすい場面です。
| 場面 | 説明 |
|---|---|
| 退職・異動 | 職場の関係なら、もっとも自然な区切りです |
| 世代交代 | 親から自分の代に変わったとき |
| 仲人へは3年程度 | 結婚後3年を目安にやめるとされます |
| 引越し | 距離ができたことを機に |
| 相手が高齢になった | 受け取りや返礼が負担になり始めたとき |
| 会社が虚礼廃止を打ち出した | 全員でやめます |
親族間では一人だけ先にやめないこと。足並みが乱れると後々まで残ります。まず身近な親族に相談してください。
伝え方
最後の年に、お礼状や送り状に一言添えます。
| 場面 | 文例 |
|---|---|
| やわらかく伝える | 「今後はご挨拶のみとさせていただきたく存じます」 |
| 相手に気を遣わせない | 「どうぞ今後はお気遣いなさいませんように」 |
| 事情がある | 「勝手ながら、本年をもちまして……」 |
| 職場の規定 | 「社の方針により、贈答を控えることとなりました」 |
理由を詳しく述べる必要はありません。「勝手ながら」の一言で足ります。経済的な事情などを説明すると、かえって相手が気にします。
「もう贈らないでください」とは書きません
相手からの贈り物を断る形になると、拒絶の印象が強くなります。
自分がやめることだけを伝え、相手がどうするかは相手に委ねます。多くの場合、こちらがやめれば相手も自然にやめます。
やめた後の付き合い
- 年賀状は続けます。これがあれば関係は切れません
- 会う機会があれば手土産を持参します
- 相手から届いたら、お礼は必ず伝えます
- 相手が続けて贈ってくる場合、受け取って構いません
相手が贈り続けてきたら
こちらがやめても、相手が贈ってくることがあります。
受け取ってお礼を伝えれば十分です。お歳暮は返礼を必要としないので、一方通行になっても問題ありません。負担なら、お礼状に「お気遣いなさいませんように」と添えてください。
よくある質問
お歳暮をやめたいときはどうしますか?
いきなり止めないことです。毎年届いていたものが急に来ないと、相手が理由を探します。お中元を先にやめて翌年お歳暮もやめる、あるいは年賀状に切り替えるという段階を踏むのが自然です。
なぜいきなり止めてはいけないのですか?
お歳暮は続いていること自体に意味がある贈り物だからです。急に途切れると「何か気に障ることをしただろうか」「関係を切りたいのだろうか」と相手を不安にさせます。やめること自体は問題ないので、やめ方を考えてください。
自然にやめられる場面はありますか?
退職・異動は職場の関係でもっとも自然な区切りです。ほかに世代交代、引越し、相手が高齢になったとき、会社が虚礼廃止を打ち出したときなどがあります。仲人へは結婚後3年程度を目安にやめるとされます。
どう伝えればよいですか?
最後の年にお礼状や送り状へ一言添えます。「今後はご挨拶のみとさせていただきたく存じます」「どうぞ今後はお気遣いなさいませんように」などです。理由を詳しく述べる必要はありません。経済的な事情などを説明すると、かえって相手が気にします。
「もう贈らないでください」と書いてもよいですか?
書きません。相手からの贈り物を断る形になると拒絶の印象が強くなります。自分がやめることだけを伝え、相手がどうするかは相手に委ねてください。多くの場合、こちらがやめれば相手も自然にやめます。
やめた後も相手が贈ってきたら?
受け取ってお礼を伝えれば十分です。お歳暮は返礼を必要としないので、一方通行になっても問題ありません。負担なら、お礼状に「お気遣いなさいませんように」と添えてください。
まとめ
- いきなり止めない
- お中元を先にやめるという段階を踏む
- 年賀状に切り替えるのが自然
- 退職・異動・世代交代が区切りになる
- 仲人へは3年程度が目安
- 理由を詳しく述べない
- 「贈らないで」とは書かない
- 年賀状は続ける。関係は切らない
参考情報
- 高島屋「進物の基礎知識」
https://www.takashimaya.co.jp/giftnavi/shinmotu_01.html - 三越伊勢丹「のし紙とかけ紙の正しいマナー」
https://www.mistore.jp/gift/manner/knowledge/noshi_mizuhiki/article/noshi_manner.html - 郵便局のネットショップ「贈り物のマナー」
https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/gift_contents_107.aspx
段階を踏んでやめる考え方、仲人へは3年程度という目安は、参照した情報源で共通しています。
本記事で紹介している金額や時期は一般的な目安です。地域やご家庭、業界の慣習によって異なる場合があります。お勤め先や取引先の規定で贈答が制限されていることがあります。事前にご確認ください。