結論

香典返しに添える挨拶状に書くのは3つだけです。 忌明けの法要を滞りなく終えたという報告、 香典をいただいたことへの礼、 そして本来なら伺うべきところを書面で済ませることへの詫び。 この順に並べれば、それだけで形が整います。

書き方には句読点を使わないという慣例があり、 文が途切れずに済むように、また滞りなく終わったことを表すために、 読点の代わりに空白を入れるか、行を改める形にします。 頭語と結語は「謹啓」と「謹白」を組み合わせ、 時候の挨拶は入れません。

書くのは3つだけ

品物を決めて掛け紙の指定も済ませた後、いちばん最後に残るのが挨拶状にあたり、何をどこまで書けば足りるのかが分からないまま、白い紙を前にして手が止まってしまうという方が少なくありません。

判断の軸になるのはこの手紙がそもそも何の知らせなのかという点で、香典返しに添える挨拶状は忌明けを無事に迎えたという報告にあたりますから、書くべきことは報告と礼と詫びの3つに絞り込めます。

書くこと中身長さの目安
忌明けの報告法要を滞りなく終えた旨を書きます1文だけで足ります
香典への礼厚志をいただいた礼を述べます1文から2文にまとめます
略儀の詫び書面で済ませる詫びを添えます1文だけで締めくくります
品物への言及「心ばかりの品を」と一言だけ触れます値段や品名までは書きません
近況や心境書かないのが通例にあたります読む側に気を遣わせるためです

近況を書かないのは、この手紙が全員に同じ文面で届くものだからです。個別の事情を書くと、相手によっては重すぎる内容になりますし、そもそも同じ文面を印刷して送る形式に合いません。個人的なことを伝えたい相手には、別に手紙を書いてください(最終確認:2026年8月)。

鎌倉新書が直近2年以内に喪主を経験した40歳以上の2,000人に尋ねた「第7回お葬式に関する全国調査」で、葬儀を行った際に困ったことを聞いた結果を見ると、「葬儀の知識やマナーがわからない」が259件で2位に入っており、1位の「お布施の相場・マナーがわからない」346件と合わせて、金額と作法が分からないという困りごとが上位を占めています。 作法が分からないという困りごとは統計にもはっきり出ていますので、 形式が分からないまま止まってしまうこと自体は、決して珍しいことではありません。

実際には既製の文面がギフト店に何種類も用意されていますので一から書き起こす必要はまったくありませんし、それでも中身を知っておく意味があるのは、どこを自分の家の事情に差し替えられるかが分かるためです。

お礼状の基本の組み立てを見る

句読点を使わない理由

文例をいくつか見比べると、どれも句読点がまったく打たれていないことに気づきますので、それが印刷の都合によるものなのか、それとも守るべき決まりなのかが分からず戸惑うことになります。

これは慣例として定着しているもので、 文が途切れないようにという願いを込めるという説明と、 毛筆の書状にはもともと句読点を用いなかったという説明の両方が知られています。

決まり書き方理由として語られること
句読点を打たない読点の代わりに空白を入れます滞りなく終わったことを表します
行頭をそろえる1字下げをせずに書き出します格式のある書状の形にあたります
時候の挨拶を入れない頭語のあとすぐ本題に入ります季節を喜ぶ場面ではないためです
頭語と結語を対にする「謹啓」と「謹白」を組み合わせます格の高い書状に用いる組み合わせです
縦書きにする奉書紙やカードに縦で組みます改まった書状の形にあたります

句読点を使わない理由については、文章を途切れさせないという説明が広く語られていますが、もともと毛筆の書状に句読点を用いる習慣がなかったという由来のほうが実態に近いという整理もあります。いずれにせよ慣例として定着していますので、これに従っておけば読みにくいと言われることはありません(最終確認:2026年8月)。

読点を打ちたくなる箇所には全角の空白を一つ入れるか、そこで行を改めるという形で処理しますし、印刷を頼む場合は店の側で自動的にその組み方になりますので、渡す原稿にも句読点を入れないでください。

なお宛名書きや封筒の表書きには、句読点の決まりが及びませんので、住所や名前を書くときに読点を打っても差し支えありませんし、そこまで気を遣う必要はありません。 決まりが及ぶのは挨拶状の本文だけですから、宛名は読みやすさを優先して構いません。

封筒の書き方と宛名の整え方を見る

文面の組み立てと決まりごと

書くべき3つの要素が分かった後でも、それをどの順に並べ、どんな言葉でつないでいくのかという段になると、やはり手が止まってしまいます。 礼を先に書くのか、報告を先に書くのかというところから迷いが始まりますし、頭語を置くかどうかでも文面の格が変わってきます。

文面の定型はほぼ固まっており、頭語、礼、報告、品への言及、略儀の詫び、結語、日付、差出人という並びで組まれますので、この順に一つずつ当てはめていけば、それだけで文面が完成します。

位置入れるもの書き方
1行目頭語として「謹啓」を置きます時候の挨拶は続けずに書きます
2行目からいただいた香典への礼を述べます「御厚志を賜り」などと書きます
中ほど忌明けの法要を終えた報告を書きます「相済ませました」と結びます
報告のあと品を送った旨に一言触れます「心ばかりの品を」と添えます
終わりの前書面で済ませる詫びを書きます「略儀ながら」と書き入れます
最後結語として「謹白」を置きます頭語と必ず対にして使います
日付と差出人年月と喪主の氏名を書きます日付は略して月までにする形もあります

「略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます」という一文が、この手紙のいちばん重い部分にあたります。本来なら一軒ずつ伺って礼を述べるところを、書面で代えることへの詫びだからです。この一文を落とすと、報告書のような文面になってしまいます(最終確認:2026年8月)。

差出人の名前には喪主の氏名を書き、きょうだいが並んで務めた場合でも代表の一名にとどめますので、掛け紙に入れた名前と食い違わないよう、発注の前にそろえておいてください。

日付については年月までにして日を入れないという書き方が広く使われており、これは発送に何日かかかることを考えると、日まで書き込むと実際に届いた日とずれてしまうためです。

仏式の文例

組み立てが分かった後でも、実際の言い回しには耳慣れない古い言葉が多く並びますので、読みやすくしようと自分の言葉に直すと、かえって収まりが悪くなるという難しさが残ります。 「相済ませました」も「略儀ながら」も、ふだんの手紙では使わない言い方にあたります。

ここは定型をそのまま使うのが正解にあたり、独自の言い回しを入れる必要はまったくありませんので、下の文例のうち実際に差し替えるのは続柄と名前と日付と差出人だけで足ります。

部分文例差し替える箇所
頭語謹啓この2文字をそのまま使えます
礼先般 亡父 〇〇 永眠の際はご多用中にもかかわらずご丁重なる御厚志を賜り厚く御礼申し上げます続柄と故人の名を入れ替えます
報告お陰をもちまして〇月〇日 四十九日の法要を滞りなく相済ませました忌明けの日付を入れ替えます
品への言及つきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をお届けいたしました 何卒ご受納くださいますようお願い申し上げますそのまま使えます
略儀の詫び本来ならば参上いたしましてご挨拶申し上げるべきところ略儀ながら書中をもちまして御礼かたがたご挨拶申し上げますこの一文をそのまま使えます
結語謹白この2文字をそのまま使えます
差出人令和〇年〇月 喪主 〇〇 〇〇 親族一同年月と喪主の氏名を入れ替えます

「亡父」の部分は続柄によって「亡母」「亡祖父」などに変わり、故人の名は下の名だけを入れるのが通例です。姓は差出人と同じですので繰り返しません。親族一同という一行は、喪主だけの名で出す場合には省いて構いません(最終確認:2026年8月)。

浄土真宗では言葉が変わる

浄土真宗では亡くなるとすぐ仏になるという考え方をとるため、「供養」「冥福」「霊前」といった語を用いません。定型の文例をそのまま使うと、教えと合わない言葉が入ってしまいます。

「供養のしるしまでに」は「謹んで」や「感謝のしるしに」に置き換えられます。菩提寺に文面を見ていただけば、直すべき語を教えていただけますので、印刷を頼む前に一度確かめてください。

文例を短くしたい場合は礼と報告と略儀の詫びだけを残すという形でも十分に成り立ちますし、カードに印刷する挨拶状は紙面が狭いので、実際にはこの短い形のほうがよく使われています。

逆に奉書紙を用いる場合は上の文例をそのまま縦書きで組むのが標準にあたり、巻紙や奉書紙はもともと改まった書状の形ですので、親族や目上の方への返礼によく向きます。

神式・キリスト教式の文例

仏式の文例には四十九日や供養といった仏教の言葉が入り込んでいますので、神式やキリスト教式で葬儀を営んだ家では、その一文をそのまま使えないという問題が出てきます。 とはいえ神式やキリスト教式の文例は数が少なく、探しても見つからないまま止まってしまうことになります。

置き換えるのは儀式の名前と、その宗教に固有の語だけにあたり、組み立てそのものは仏式と変わりませんので、報告と礼と詫びという骨組みを保ったまま、言葉だけを入れ替えれば足ります。

宗教報告の部分置き換える語
仏式四十九日の法要を相済ませました供養・法要をそのまま使います
神式五十日祭を滞りなく相済ませました供養を「奉仕」に置き換えます
キリスト教式(カトリック)追悼ミサを滞りなく相済ませました供養を「感謝のしるし」にします
キリスト教式(プロテスタント)召天記念式を滞りなく相済ませました「永眠」を「召天」にします
無宗教偲ぶ会を滞りなく相済ませました宗教の語をすべて外します

神式では包まれた金銭を「御玉串料」や「御榊料」と呼び、キリスト教式では「御花料」が香典にあたる言葉になります。礼を述べる部分で香典を何と呼ぶかも、宗教によって変わることになります。「御厚志」と書けば、どの宗教でも通ります(最終確認:2026年8月)。

キリスト教には忌明けという考え方そのものがありませんので、 文面も「忌が明けた」ではなく 「〇月〇日に召天記念式を執り行いました」という報告の形にするのが自然です。

教会によっては返礼という慣習そのものを持たない場合もありますので文面を組む前に、担当の方へ一度尋ねておくほうが確実にあたりますし、品を伴わず挨拶状だけを送るという形も選べます。

神式の葬儀と五十日祭を見る

戒名や日付を入れるかどうか

文例を見比べていると戒名が入っているものと入っていないものの両方が見つかりますので、どちらが正式な形なのか、入れないと失礼になるのだろうかという迷いが生じます。 戒名は菩提寺からいただいたばかりの、まだ見慣れない字が並ぶものですので、なおさら判断がつきません。

正式な形としては戒名と忌明けの日付を書き入れることになりますが、近年は両方とも略した文面が広く使われていますので、どちらを選んでも失礼にあたるということはありません。

要素入れる場合略す場合
戒名故人の名の下に「〇〇院〇〇居士」と添えます俗名だけで差し支えありません
忌明けの日付「〇月〇日」と具体的に書きます「このほど」と略して構いません
故人の氏名続柄と故人の下の名を書きます「亡父」だけにする形もあります
親族一同喪主の名の左に一行添えます喪主名だけで足ります
差出人の住所挨拶状の本文には書きません封筒や送り状に記します

戒名を入れるかどうかで迷ったときは、送る相手の顔ぶれで決めてください。親族や菩提寺との付き合いが深い相手が多ければ入れるほうが丁寧ですし、職場や友人が中心であれば俗名だけのほうが読みやすくなります。相手によって文面を変える必要はありません(最終確認:2026年8月)。

印刷を頼む場合、戒名を入れると校正が一段増えることになり、 仕上がりまでの日数も延びます。 忌明けまでの日程が詰まっている場合は、略した文面を選ぶという判断もあります。

なお戒名に使われる文字は間違えやすいので、入れる場合は菩提寺からいただいた書き付けをそのまま店に見せてください。口頭で伝えると、同じ読みの別の字が入ってしまうことがあります。

掛け紙の表書きと合わせ方を見る

遅れたとき・家族葬のとき

定型の文面をそのまま使えない場面が2つだけあり、忌明けから日がたってしまった場合と、家族葬にしたため参列いただかなかった方から後日香典が届いた場合がそれにあたります。

どちらも定型の文面に一文を足すだけで対応できますし、全体を作り直す必要はまったくありませんので、どこに何を足せばよいかだけを押さえておけば足ります。 足す位置を間違えても意味が通らなくなるということはありませんが、詫びは詫びの近くに置いたほうが読みやすくなります。

場面足す一文入れる位置
忌明けから2か月以上「ご挨拶が遅くなりましたことをお詫び申し上げます」と添えます略儀の詫びの直前に置きます
家族葬で知らせなかった「故人の遺志により近親者のみにて相営みました」と書きます礼の直後に置きます
香典を辞退していた「ご厚志を賜り恐縮に存じます」と添えます礼の部分に含めて書きます
寄付に代えた「香典返しに代えて〇〇へ寄付いたしました」と書きます品への言及の代わりに置きます
後から訃報を知って香典が届いた「お知らせが行き届かず失礼いたしました」と添えます礼の直後に置きます

遅れた詫びは一文で足ります。事情を長く書くと、受け取った方に気を遣わせることになりますので、理由には触れずに遅れたことだけを詫びてください。「取り紛れておりまして」といった言い回しも、無くて構いません(最終確認:2026年8月)。

鎌倉新書の「第7回お葬式に関する全国調査」(2026年/喪主経験者2,000人)では家族葬が47.0パーセントと最も多く、一般葬は30.2パーセントにとどまります。葬儀に呼ぶ範囲をあらかじめ絞る家が半数近くに達しているということです。 葬儀を近親者だけで営む家が半数近くを占めるようになった以上、 後から訃報を知って香典を送ってこられる方は、これからも増えていくことになります。

その方々への挨拶状には、 知らせが行き届かなかったことへの詫びを一文足しておくと形が整います。 家族葬にした事情まで説明する必要はなく、遺志によるものだと一行書けば足ります。

家族葬で香典をいただいたときの扱いを見る

自分で書くか、店に頼むか

文面が固まった後にもう一つ残るのが自分で手書きするのか、店に印刷を頼むのかという選択で、何十通も同じ文面を送ると分かっていても、やはり手書きのほうが丁寧なのではないかという迷いが出てきます。

実際には印刷を頼むのが標準になっており、忌明けの短い期間に何十通も用意するものですから、手書きでなければ失礼にあたるという扱いはどこにもありません。 むしろ無理に手書きして発送が遅れるほうが、受け取る側にとっては待たされる形になります。

形向いている場面手配
ギフト店の印刷大半の返礼はこれで足ります品物と一緒に発注できます
奉書紙・巻紙親族や目上の方に向く形です印刷でも改まった形になります
カード型短い文面を載せる形にあたります近年はこちらが増えています
手書きの便箋数通だけ特に伝えたい相手に向きます定型の文面をそのまま写します
一言だけ手書きで添える印刷に添え書きを足す形です相手を選んで数通だけにします

印刷した挨拶状に一言だけ手書きを添えるという形が、手間と丁寧さの釣り合いが取れています。全員に添える必要はなく、特にお世話になった数人に限って構いません。添える言葉も「その節はありがとうございました」程度で足ります(最終確認:2026年8月)。

挨拶状を包装の内側に入れない

内のしにした場合、挨拶状を品物と一緒に包み込んでしまうと、包装紙を開けるまで何の便りか分からない状態になりますので、荷物を受け取った側は、送り主も用件も確かめられないまま箱を開けることになります。

掛け紙と品物のあいだに添えるという案内もありますが、配送で送るなら包装の外か送り状として届く形のほうが確実です。ギフト店に「挨拶状を包装の外へ」と一言伝えておけば、箱を開ける前に文面が目に入るという形にしてもらえます。

挨拶状だけを先に送るという形もあり、品物の手配が忌明けに間に合わない場合や、返礼を辞退された相手に忌明けの報告だけを届けたい場合に使われますので、品と挨拶状は必ず同時でなければならないというものではありません。

この場合は品への言及にあたる一文を外すだけで、残りの文面はそのまま使えますし、報告と礼と詫びの3つさえそろっていれば、品を伴わなくても手紙として十分に成り立ちます。

いつ送るかの目安を見る

挨拶状の文面に、こう書かなければならないという正解はありません。 戒名を入れる家もあれば俗名だけの家もありますし、 奉書紙で送る場合とカードで送る場合とで長さも変わります。 浄土真宗のように、定型の語をそのまま使わない宗派もあります。

どの形で出す場合でも変わらないのは、 忌明けを終えた報告と、香典への礼と、 書面で済ませることへの詫びの3つを落とさないという一点だけです。 この3つがそろっていれば、 文面が短くても、印刷であっても、 受け取った方に伝わるべきことは伝わります。

よくある質問

香典返しの挨拶状には何を書きますか?

忌明けの法要を終えた報告、香典への礼、書面で済ませることへの詫びの3つです。この順に並べれば形が整います。近況や心境は書かないのが通例です。

なぜ句読点を使わないのですか?

文が途切れないようにという願いを込めるという説明と、もともと毛筆の書状に句読点を用いなかったという説明の両方が知られています。読点の代わりに空白を入れるか、行を改めてください。

頭語と結語は何を使いますか?

「謹啓」と「謹白」を組み合わせます。時候の挨拶は入れず、頭語のあとすぐ本題に入ります。季節を喜ぶ場面ではないためです。

戒名は入れないといけませんか?

正式には入れますが、近年は略した文面も広く使われており、俗名だけでも失礼にはあたりません。入れる場合は菩提寺の書き付けを店に見せてください。

神式やキリスト教式ではどう書きますか?

組み立ては同じで、儀式の名前と宗教に固有の語だけを置き換えます。神式は五十日祭、カトリックは追悼ミサ、プロテスタントは召天記念式が報告の中身になります。

遅れてしまったときは何と書きますか?

「ご挨拶が遅くなりましたことをお詫び申し上げます」を、略儀の詫びの直前に足してください。一文で足り、理由を長く書く必要はありません。

手書きでなくてもよいですか?

印刷が標準です。同じ文面を何十通も送るものですので、手書きでなければ失礼という扱いはありません。特にお世話になった数人にだけ、一言添え書きをする形が向いています。

家族葬だったことは書きますか?

後から訃報を知って香典を送ってこられた方には、「故人の遺志により近親者のみにて相営みました」と礼の直後に足しておくと形が整います。事情まで説明する必要はありません。

まとめ

  • 書くのは報告・礼・略儀の詫びの3つにあたります
  • 句読点を使わず、空白か改行で区切ります
  • 行頭は1字下げずにそろえます
  • 頭語と結語は「謹啓」「謹白」を対にします
  • 時候の挨拶は入れません
  • 戒名と日付は入れても略しても構いません
  • 神式・キリスト教式は儀式の名前を置き換えます
  • 印刷が標準で、手書きでなくても足ります

参考情報

  1. 三越伊勢丹「香典返し・返礼挨拶状の書き方と文例集|仏式・神式・キリスト教式」
    https://www.mistore.jp/gifts/choji/koden_message
  2. 髙島屋「香典返しのお礼状(挨拶状)の書き方は?マナーや文例について解説」
    https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/story/choji/FA15055/
  3. 株式会社鎌倉新書「第7回お葬式に関する全国調査(2026年)」(2026年5月12日公表/調査期間2026年2月27日〜3月3日/インターネット調査/喪主経験者2,000件)
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000009951.html
  4. はじめてのお葬式ガイド「満中陰志とは?お返しの時期と金額、のし・挨拶状の書き方」
    https://www.e-sogi.com/guide/19294/

挨拶状に句読点を使わないこと、忌明けの報告・香典への礼・略儀の詫びの3つを書くこと、香典返しに添えて送ることは、参照した情報源で一致しています。いっぽう戒名や忌明けの日付を書き入れるかどうかは情報源によって扱いが分かれ、正式な形として挙げるものと、近年は略すことが多いとするものがあります。本記事では両方の形を示しました。挨拶状を包装のどこに置くかも分かれており、掛け紙と品物のあいだに添えるという案内と、包装の外に出して送り状として届けるという案内があります。本記事は配送で送る場合を想定して後者を勧めていますが、店の標準はどちらの形もあります。キリスト教式では本来「忌明け」という考え方がないため、文面も仏式とは別に組み立てる必要があります。「葬儀の知識やマナーがわからない」259件と家族葬47.0パーセントは鎌倉新書の第7回調査によるもので、直近2年以内に喪主を経験した40歳以上の2,000人が母数にあたります(最終確認:2026年8月)。

本記事で紹介している挨拶状の構成・文例・宗教ごとの書き分けは、いずれも一般的な目安にあたります。香典返しの作法は宗教・宗派・地域・家によって大きく異なり、全国で共通する決まりがあるわけではありません。とくに水引の色、表書き、忌明けの日取りは地域差が大きい部分ですので、葬儀を依頼した葬儀社や、地元のギフト店にご確認ください。金額や品物についても、ご家庭の事情やお付き合いの深さによって適切な形は変わります。