結論

三十三回忌は満32年目の命日に営みます。 33から1を引いた年数です。

これを弔い上げ(とむらいあげ)とし、 個別の年忌法要を締めくくるのが一般的です。 以降は故人単独の法要を営まず、先祖代々としてまとめて供養します。

三十三回忌の要点

項目目安
時期満32年目の命日(33−1)
位置づけ弔い上げとすることが多い
以降個別の法要は営まない。先祖代々として供養
規模広めに声をかけることがある
服装平服(略喪服)。案内に従う
香典(招かれた場合)5千〜1万円
位牌お焚き上げし、先祖代々の位牌にまとめることがある

弔い上げは最後の法要にあたるため、 十七回忌までよりやや改まった形で営まれることがあります。

いつ行うか

満32年目の命日です。33から1を引いた年数になります。

三十三回忌は満32年にあたります。 ここまで来ると、 間の年忌を省いている家がほとんどです。

法要満年数例:2026年3月1日が命日
十七回忌満16年2042年3月1日
二十三回忌満22年2048年3月1日
二十七回忌満26年2052年3月1日
三十三回忌満32年2058年3月1日

間の二十三回忌・二十七回忌は省略されることが多く、 十七回忌から三十三回忌へ飛ぶ家が少なくありません。

弔い上げとは

弔い上げは、故人ひとりに対する年忌法要の最後です。 「問い切り」「上げ法要」とも呼ばれます。

三十三回忌は弔い上げとされることが多くなります。 個別の年忌法要を締めくくる区切りですが、 供養が終わるという意味ではありません。

 弔い上げまで弔い上げ以降
供養の対象 故人個人 先祖代々としてまとめて
年忌法要 決まった年に営む 営まない
位牌 個別の位牌 先祖代々の位牌にまとめることがある
お参り 命日・お盆・彼岸 変わらず続ける

供養が終わるわけではありません。 個別の年忌法要という形を締めくくるだけで、 命日やお盆のお参りはそのまま続きます。

なぜ33年で区切るのか

仏教では、33年たつと故人が無事に成仏し、個人としての供養を終える と考えられてきました。ここから先は、家の先祖として祀られます。

実際的な理由もあります

33年たてば、故人を直接知る人がほとんどいなくなります。孫の世代が中心になり、法要を営む意味が変わってきます。

施主自身も高齢になっているため、続けること自体が負担になります。区切りを設ける仕組みは、この現実に合っています。

当日の違い

流れは他の年忌と大きく変わりませんが、最後の法要にあたるため、 次の点が異なることがあります。

弔い上げとして営む場合、通常の年忌とは進め方が変わります。 参列の範囲、位牌の扱い、住職への依頼。 施主側で決めることが増えます。

項目弔い上げでの扱い
参列者 広めに声をかけることがある。最後の機会のため
会食 用意されることが多い
位牌 お焚き上げし、先祖代々の位牌にまとめる
お布施 通常より多めに包むことがある(施主側)
卒塔婆 立てる場合がある(宗派による)

位牌の扱いは宗派と菩提寺の方針によります。 そのまま残す家もあります。施主側は事前に住職へ確認します。

香典と服装

三十三回忌の香典は年忌としては軽くなります。 回を重ねるごとに下がるためです。

一方で弔い上げにあたることが多く、 改まった形で営まれると 服装も含めて扱いが変わります。

項目目安
香典(親族)5千〜1万円
香典(その他)3千〜5千円
会食がある場合1人5千〜1万円を上乗せ
表書き御仏前/濃墨
服装平服(略喪服)。案内に従う

弔い上げは改まった形で営まれることがあるため、 案内状の服装指定を確認してください。 記載がなければ、略喪服にしておけば外しません。

繰り上げる場合

三十三回忌を待たずに、十七回忌などで弔い上げとすることもあります。 決まりはありません。

三十三回忌を待たずに繰り上げることがあります。 施主が高齢になった、 継ぐ人がいないといった事情によります。

繰り上げる理由内容
施主の高齢化満32年後は営むこと自体が難しい
親族が集まれない遠方・高齢化で参列が難しくなる
継ぐ人がいない法要を引き継ぐ世代がいない
墓じまい永代供養へ移すのに合わせる

繰り上げる場合も、菩提寺に相談してから決めます。 宗派や寺の方針によって扱いが異なります。

年忌法要をいつまで行うか一覧で見る

よくある質問

三十三回忌はいつ行いますか?

満32年目の命日です。33から1を引いた年数になります。間の二十三回忌・二十七回忌は省略されることが多く、十七回忌から三十三回忌へ飛ぶ家が少なくありません。

弔い上げとは何ですか?

故人ひとりに対する年忌法要の最後です。以降は個別の法要を営まず、先祖代々としてまとめて供養します。ただし供養が終わるわけではなく、命日やお盆のお参りはそのまま続きます。

なぜ33年で区切るのですか?

仏教では33年たつと故人が無事に成仏し、個人としての供養を終えると考えられてきました。実際的にも、33年たてば故人を直接知る人がほとんどいなくなり、施主自身も高齢になっています。

弔い上げでは何が変わりますか?

最後の機会として参列者を広めに声をかけることがあり、会食も用意されることが多くなります。位牌をお焚き上げして先祖代々の位牌にまとめる場合もありますが、扱いは宗派と菩提寺の方針によります。

香典はいくら包みますか?

親族なら5千〜1万円、その他は3千〜5千円が目安です。会食があれば1人5千〜1万円を上乗せします。弔い上げは改まった形で営まれることがあるため、案内状の服装指定もあわせて確認してください。

三十三回忌より前に弔い上げをしてもよいですか?

構いません。十七回忌などで区切る家もあります。施主の高齢化、親族が集まれない、法要を引き継ぐ世代がいない、墓じまいに合わせるといった理由があります。繰り上げる場合も菩提寺に相談してから決めます。

まとめ

  • 満32年目の命日(33−1)
  • 弔い上げとするのが一般的
  • 以降は先祖代々としてまとめて供養
  • 供養が終わるわけではない。お参りは続く
  • 広めに声をかけることがある
  • 位牌の扱いは宗派・菩提寺による
  • 繰り上げてもよい。まず住職に相談

参考情報

  1. 小さなお葬式「十三回忌の次は何回忌の法要?年忌法要の種類や弔い上げの時期を徹底解説」
    https://www.osohshiki.jp/column/article/1197/
  2. 浄土宗【公式サイト】中陰表・年回表
    https://jodo.or.jp/tool/
  3. 曹洞宗 曹洞禅ネット【公式】「忌日表(中陰表)・年回表」
    https://sotozen-net.or.jp/hayamihyo/

「回忌の数字−1=満年数」という数え方は、宗派の公式サイトで示されている年回表と一致します。どこで弔い上げとするかは地域・宗派・ご家庭によって異なるため、幅のある形で示しています。

本記事で紹介している年数や目安は一般的なものです。弔い上げの時期や省略する法要は、地域・宗派・ご家庭によって大きく異なります。菩提寺があれば、住職にご相談ください。