結論

十三回忌は満12年目の命日に営むもので、13から1を引いた年数がそのまま満年数になります。 前の年忌である七回忌が満6年ですので、そこから6年空いたところに巡ってくることになります。

この頃になると家族のみで営む家が多くなり、服装も略喪服(平服)が中心になります。 招かれた場合に包む香典は3千〜1万円のあたりが目安になりますので、 回を重ねるごとに額が下がっていくこと自体を気にする必要はありません。

十三回忌の要点

項目目安
時期満12年目の命日にあたります(13−1)
前の法要七回忌(満6年)から6年空きます
次の法要十七回忌(満16年)が次の区切りです
規模家族のみで営む家が多くなります
服装略喪服(平服)が中心になります
香典(招かれた場合)3千〜1万円ほどが目安になります
会食省くことのほうが多くなっています
表書き「御仏前」とし、濃墨で書きます

日程は命日より前の土日へ調整するのが一般的で、命日を過ぎてから営むことは避けられます。命日が週の半ばに当たる年ほど繰り上げ幅の相談が要りますので、日取りの候補は早めに家族のあいだで出しておくことになります。

いつ行うか

十三回忌という言葉を目にしたとき、亡くなってから十三年目なのか、それとも満で十二年なのかというところで、 仏壇の前の位牌に刻まれた年を数え直すことになります。回忌の数字と実際の年数がずれているためです。

数え方の軸になるのは、仏事では亡くなったその年を一回目として数えるという決まりのほうで、 十三回忌は「十三回目の忌日」という意味になりますので、回忌の数字から一を引いた満十二年目の命日が当日になります。

法要満年数例:2026年3月1日が命日
七回忌満6年目にあたることになります2032年3月1日が当日になります
十三回忌満12年目にあたることになります2038年3月1日が当日になります
十七回忌満16年目にあたることになります2042年3月1日が当日になります

七回忌からは6年が空くことになり、年忌の間隔がもっとも広がる区間がここになります。三回忌までのように一年二年で次が来るわけではありませんので、そろそろではないかと家族の誰かが気づくきっかけも、この六年のあいだには生まれにくくなります。

命日がその年の平日に当たった場合には、前の土日へ繰り上げて営むのが一般的な形になりますので、 命日を過ぎてから日を取り直すということは、一般に避けられています。 六年ぶりの年忌になりますので、そもそも今年がその年だと気づいた時点で日は迫っていることが多くなります。

日取りを決めるにあたっては、遠方から来る参列者の都合と、僧侶の予定と、会場の空きという三つが重なりますので、 2か月前には調整を始めておくと、どこかを無理に詰める必要がなくなります。

命日から十三回忌の日付を計算する

規模と参列者

日取りが決まったところで、誰に案内を出すのかというところが次の相談になり、 七回忌のときに来てもらった親族へ今回も同じように声をかけるべきかどうかで、施主の側も手が止まります。

判断の軸になるのは、年忌が進むにつれて招く範囲がだんだんと狭まっていくという流れのほうで、 十三回忌はその流れの中でも、家族のみで営む形へ切り替える家が多くなる節目にあたります。

法要招く範囲
一周忌親族と親しい友人まで声をかけます
三回忌親族を中心とした顔ぶれになります
七回忌家族と近い親族だけに絞られてきます
十三回忌家族のみで営む家が多くなります

そもそも十三回忌を営まないという家もあり、それで欠けたことにはなりません。七回忌のところで区切ってしまい、以降は命日に手を合わせるだけという形も珍しくありませんので、どちらが正しいというものではありません。

七回忌までは案内を出していた叔父や叔母、いとこにあたる親族へ、今回は知らせないという判断をしても、 それを不義理と受け取る人はほとんどいません。年忌を重ねるうちに範囲が狭まるのは広く知られた流れだからです。

案内を出さないと決めたのであれば、当日はごく近い家族だけで読経を聞く形になりますので、 会場も自宅の仏間や菩提寺の本堂で足りることになり、席次や引き出物で頭を悩ませる場面もなくなります。

香典の目安

家族のみで営まれることが多い法要へ声をかけてもらったとなると、包む額をどう決めるかというところで迷います。 七回忌のときと同じでよいのか、それとももう少し軽くしてよいのかが、案内状を見ただけでは分かりません。

ここで見ることになるのは故人との間柄と、会食の席が用意されるのかどうかという二つになりますので、 出欠の返事を書く前に、案内状に食事の記載があるかどうかを確かめておくことになります。

関係十三回忌の目安
両親・義父母1〜3万円ほどを包むことになります
祖父母・兄弟姉妹5千〜1万円ほどが目安になります
叔父・叔母・いとこ3千〜1万円ほどのあいだで決めます
友人・知人3千〜5千円ほどにそろえておきます

回を重ねるにつれて額が下がっていくことは、失礼にはあたりません。法要が進むほど規模そのものが小さくなり、施主が用意するものも減っていきますので、参列する側の負担が軽くなるのが自然な形になります。会食があれば1人5千〜1万円を上乗せします。

袋の表書きは「御仏前」とし、墨は濃墨で書きます。四十九日を過ぎた法要では故人が仏になったものとして扱われますので、 通夜や葬儀のときのように薄墨を用意する必要はありません。

日程が前もって決まっている法要ですので、新札を包んでも問題にはなりません。 急な知らせで駆けつける通夜とは違い、こちらは何か月も前から日取りが知らされている場になります。

法事の香典を詳しく見る(法要別・関係別)

服装

十三回忌の案内を受け取ってから、押し入れの喪服をそのまま出すべきかどうかというところで迷うことになります。 年忌が進むと服装も軽くなると聞いたことがあっても、どこまで軽くしてよいのかまでは分かりません。

判断の軸になるのは案内状に何と書かれているかという一点で、三回忌以降は施主や遺族も含めて平服とすることができますので、 十三回忌ではその略喪服のほうが中心になります。 迎える側が平服で並ぶ場に、参列する側だけが正式な喪服で入っていくと、かえってその一人が浮くことになります。

 目安
男性黒・濃紺・濃いグレーのスーツに白シャツと地味なネクタイを合わせます
女性黒・紺・グレーのワンピースやスーツで、膝が隠れる丈にします
子ども制服を着せます。なければ白に黒か紺を合わせます

迷ったときは、案内状の記載のほうに従っておけば外しません。「平服で」と書き添えられていれば略喪服にし、何も書かれていなければ準喪服にしておけば足ります。家族のみで営む場合は、家の中で揃えることのほうが優先されます。

平服と書かれていても、それは普段着でよいという意味ではありませんので、 色の落ち着いたスーツやワンピースを選び、光る飾りや派手な柄のものは外しておくことになります。

家族だけで営むのであれば、前もって誰かが全員に声をかけて揃えておくほうが収まります。 仏間に集まったときに一人だけ黒一色で、ほかは濃紺という形になると、その場でどちらが浮いたかが気になってしまいます。

法事の服装を詳しく見る

当日の流れ

十三回忌に参列すると決めたあとで気になるのは、その日がどんな順番で進み、 どれくらいの時間で終わるのかというところで、午後の予定を入れてよいものかが読めません。

流れそのものはおおよそ決まっていますので、読経から会食までの順番を先に頭へ入れておけば、 いつ香典を渡すのか、どこで席を立ってよいのかというところで迷うことがなくなります。 家族のみで営む法要であれば、参列する側が受付を手伝うといった場面も出てきません。

順すること
1会場に着いたら施主にあいさつをして香典を渡します
2僧侶の読経が始まりますので、席に着いて聞きます
3焼香を施主から故人に近い順で回していきます
4住職の法話をその場で聞くことになります
5お墓参りへ移ります。省略することもあります
6会食の席へ移ります。省略することが多くなります

所要時間は、法要のみで営むのであれば30分から1時間ほどになります。会食まで含めたとしても2時間程度で終わることがほとんどですので、その日の午後に別の用事を入れておいても差し支えありません。

香典を渡すのは会場に着いた直後で、施主に短くあいさつをしてからそのまま手渡す形になります。 読経が始まってしまうと渡す機会がなくなりますので、席に着く前に済ませておくことになります。

焼香は施主から順に、故人に近い間柄の人から回っていきますので、自分の番までは席で待つことになります。 家族のみの小さな法要であれば、待つあいだも数分で済むことになります。

招かれなかった場合

七回忌までは案内が届いていたのに、十三回忌の年になって何の知らせも来ないと、 日を忘れられているのか、それとも遠慮されているのかというところが気になってきます。

ここで押さえておきたいのは、案内が届かないことと縁が薄れたこととは別だという点で、 この年忌を家族のみで営むと決めた家では、そもそも案内そのものを出していないことになります。

できること中身
何もしない案内が届かなければそのままで構いません
お供えを送る命日の前後に3千〜5千円程度のものを送ります
一言添える「ご仏前にお供えください」と書き添えておきます

招かれなかったのは、こちらとの縁が薄れたからではなく、家族のみで営むという方針によるものです。十三回忌をその形にする家は一般的ですので、案内が届かなかったこと自体を気に病んで、先方へ確かめる必要はありません。

それでも気持ちを伝えておきたいということであれば、命日の前後に合わせて、 3千〜5千円程度のお供えを送るという形が取れます。線香や日持ちのする菓子折りであれば、仏壇の前に置いてもらえます。

送るときには「ご仏前にお供えください」と一言だけ添えておけば足ります。 長い手紙を付けてしまうと、家族だけで静かに営もうとしている先方に、返事を書く手間をかけることになります。

十三回忌の営み方に一つだけの正解があるわけではなく、満12年目という時期と、 家族のみで営むことが多いという二つを押さえておけば、あとは家ごとの事情で決めて構いません。 七回忌で区切った家であれば命日に手を合わせるだけで足りますし、 案内を受け取ったのであれば、3千〜1万円のあたりで包んで伺えば形は整います。

どの場面でも変わらないのは、回を重ねるほど軽くなっていくのが自然だという一点になります。 招く範囲も、包む額も、身に着ける服も年忌ごとに軽くなっていきますので、 七回忌のときと同じにしなければならないと構えずにいれば、 施主の側にも、迎えるための負担を余分に負わせずに済みます。

よくある質問

十三回忌はいつ行いますか?

満12年目の命日です。13から1を引いた年数になります。仏事では亡くなった年を1回目として数えるためです。七回忌(満6年)から6年空きます。

日程は命日の前と後、どちらにずらしますか?

前にずらします。命日が平日なら前の土日に繰り上げるのが一般的で、命日を過ぎてから営むことは避けられます。参列者と僧侶の都合があるため、2か月前には調整を始めると余裕を持てます。

十三回忌は必ず行うものですか?

営まない家もあります。七回忌で区切り、以降は命日にお参りするだけという形も珍しくありません。この頃には家族のみで営むことが多くなります。どちらが正しいというものではありません。

香典はいくら包みますか?

招かれた場合、3千〜1万円が目安です。祖父母・兄弟姉妹なら5千〜1万円、友人なら3千〜5千円になります。法要が進むにつれて金額が下がるのは自然なことで、失礼にはあたりません。会食があれば1人5千〜1万円を上乗せします。

服装はどうしますか?

略喪服(平服)が中心です。三回忌以降は施主・遺族も含めて平服とすることができます。案内状に「平服で」とあれば略喪服、記載がなければ準喪服にしておけば外しません。

招かれませんでした。何かすべきですか?

何もしなくて構いません。十三回忌を家族のみで営むのは一般的です。気持ちを伝えたい場合は、命日の前後に3千〜5千円程度のお供えを送る方法があります。

まとめ

  • 13から1を引いた満12年目の命日に営みます
  • 七回忌から6年空きます
  • 日程は命日より前の土日に繰り上げます
  • 家族のみで営む家が多くなります
  • 香典は3千〜1万円を目安にします
  • 服装は略喪服(平服)にします
  • 招かれなければ何もしなくて構いません

参考情報

  1. 小さなお葬式「十三回忌の次は何回忌の法要?年忌法要の種類や弔い上げの時期を徹底解説」
    https://www.osohshiki.jp/column/article/1197/
  2. 浄土宗【公式サイト】中陰表・年回表
    https://jodo.or.jp/tool/
  3. 曹洞宗 曹洞禅ネット【公式】「忌日表(中陰表)・年回表」
    https://sotozen-net.or.jp/hayamihyo/

「回忌の数字−1=満年数」という数え方は、宗派の公式サイトで示されている年回表と一致します。どこで弔い上げとするかは地域・宗派・ご家庭によって異なるため、幅のある形で示しています。

本記事で紹介している年数や目安は一般的なものです。弔い上げの時期や省略する法要は、地域・宗派・ご家庭によって大きく異なります。菩提寺があれば、住職にご相談ください。