結論
法事の案内状は、1か月から1か月半前に相手へ届くよう手配し、 返信の締切を法要の2週間前に置きます。 引き出物の発注が2週間前、会食の人数の確定が1週間前になりますので、 締切を先に決めてから、そこを逆算して発送日を選んでください。
書くのは誰の何回忌か、日時、場所と住所、会食の有無の4つで足ります。 句読点を使わず、縦書きで書き、忌み言葉を避けるのが通例にあたり、 頭語と結語(謹啓・謹白)と時候の挨拶を添えます。 出欠は往復はがきか、返信用の葉書を同封した封書で受け取る形にすると、 返ってきた葉書がそのまま出席者の名簿になります。
いつ出すか
案内状の文面を考え始めると、 書き方のほうにばかり気を取られて、 いつ投函するかが後回しになりがちです。 ところが実際に段取りを崩すのは、文面ではなく発送の遅れのほうにあたります。
同じ調査では「どこに相談して良いか分からない」と答えた人が51.7パーセントにのぼっており、書き方を調べる前に、そもそも誰に尋ねればよいのかで止まっている人が半数を超えています。 判断の軸になるのは会食の人数をいつ確定させるかという一点ですので、 次の表を締切から逆に読んでください。
| 時期 | すること |
|---|---|
| 1〜1か月半前 | 案内状が相手に届くよう投函します |
| 2週間前 | 返信の締切として案内状に書いておきます |
| 2週間前 | 同じころに引き出物の数を決めて発注します |
| 1週間前 | 会食の人数を店へ最終の数として伝えます |
| 前日 | 席順を書き出して当日の支度を終えます |
返信の締切を2週間前に置くのは、そこから先に3つの締切が続いているためにあたります。引き出物は届くまでに数日かかりますし、料理の数も直前には動かせませんので、締切を1週間前に置いてしまうと、返事が全部そろっても間に合いません。返信の締切と引き出物の発注は同じ2週間前に重なりますので、返事の来ていない家の分は予備で吸収する形になります。四十九日だけは日程が詰まりますので、3週間前ごろの発送になります(最終確認:2026年8月)。
投函が遅れると、まず出席率が下がることになり、1か月を切ってから届いた案内状は、すでに先約が入っていることが多く、 来ていただけたはずの方から欠席の返事が返ってくることになりますので、 文面を練るより先に日付を押さえてください。
印刷を業者に頼む場合は、さらに数日から一週間ほどの余裕が要ります。 宛名を書く時間も含めて、投函の10日前には文面を確定させておくと、 切手を貼るところで慌てずに済みます。
準備の全体像を時系列で見る何を書くか
文面の見本を探すと、 時候の挨拶から結びの言葉まで長い文章が並んでいて、 これを全部書かなければならないのかと気が重くなりますが、実際に必要な情報はそれほど多くありません。
押さえるべきは、 受け取った方がその場で出欠を判断できるかどうかという一点にあたります。 判断に要る項目は4つですので、 次の表の上から4行が入っていれば、案内状としての役目は果たせます。
| 書く項目 | 書き方の要点 |
|---|---|
| 誰の何回忌か | 「亡父◯◯◯◯の三回忌」と続柄を添えて記します |
| 日時 | 年月日と曜日、開式の時刻まで書き入れます |
| 場所と住所 | 会場名に住所と電話番号を添えて記します |
| 会食の有無 | 設ける場合も設けない場合も明記します |
| 返信の締切 | 「◯月◯日までにご返信ください」と入れます |
| 施主の氏名と住所 | 末尾に日付とあわせて記しておきます |
| 納骨や墓参りの予定 | 同じ日に行うなら移動が生じる旨を添えます |
4つのうち、いちばん抜けやすいのが会食の有無で、招かれた側は会食があるかどうかで包む金額を決めますし、その日の帰りの時刻も変わってきますので、書き落とすと相手が判断できません。設けない場合こそ「誠に勝手ながら会食のご用意はございません」と書いておくほうが、当日の行き違いを防げます(最終確認:2026年8月)。
回忌の数え方を書き間違えないよう気をつけたいところで、三回忌は亡くなってから満2年目にあたり、 二回忌という言い方はしませんので、 文面を仕上げたら数字だけをもう一度確かめておいてください。
場所は、菩提寺のように毎年同じ会場であっても住所まで書いておくほうが親切です。 初めて参列される方や、車で来られる方がいるためで、 電話番号を添えておけば、当日に迷った方が直接尋ねられます。
何回忌にあたるかを一覧で確かめるはがきか封書か
文面が決まったあとには、葉書で出すか封書にするかで迷うことになりますが、 封書のほうが丁寧に見えるいっぽうで、親族へ送るのに大げさではないかという気もします。
分かれ目は出欠の返事をどう受け取るかにあたり、返信を葉書で受ける形にしておくと名簿がそのまま手元に残りますので、 次の表で組み合わせを選んでください。
| 形式 | 向いている場合 |
|---|---|
| 往復はがき | 親族中心のときに手軽で行き違いも生じません |
| 封書と返信用の葉書 | 友人や目上の方を招くときに向いています |
| 封書のみ | 出欠を電話で受ける場合に用います |
| はがき1枚 | ごく近い親族だけであれば差し支えありません |
| 切手 | 弔事用のものを選んでおくと無難です |
返信用の葉書は、こちらで様式を決めておくところまでが仕事にあたります。出席と欠席のどちらかに丸をつける形にして、住所と氏名、出席の人数を書く欄まで指定しておけば、返ってきた葉書をそのまま並べるだけで名簿になりますし、書き方に迷う方も出ません。切手は記念切手やキャラクターのものを避けてください(最終確認:2026年8月)。
返信用の葉書には出席の人数を書く欄を作っておくと役に立ち、夫婦で来られるのか一人で来られるのかが分かりませんと料理の数を決められませんので、 「ご出席の人数 名」という一行を入れておいてください。
卒塔婆を立てる家では、返信の葉書で申し込みを受ける方法もあります。 当日の申し込みでも間に合うことが多いのですが、 前もって数が分かっていれば菩提寺へまとめて伝えられますので、 希望の有無を尋ねる欄を設けておいてください。
封筒と宛名の書き方を見る句読点と忌み言葉
案内状の見本を見ていると、文中に読点も句点もまったく見当たらないことに気づきます。 印刷の都合かと思われがちですが、 これは弔事の挨拶状に共通する書き方にあたります。
句読点を使わない理由には諸説あり、 儀式が滞りなく流れることを願う意味とする説と、 毛筆の縦書きにはもともと句読点が無かったことに由来するという説が知られていますので、そのほかの作法とあわせて次の表にまとめました。
| 作法 | どう書くか |
|---|---|
| 句読点 | 使わず、切りたい箇所は1字分あけます |
| 縦書き | 儀礼の文書ですので縦書きにします |
| 行頭の字下げ | 1字下げず、頭をそろえて書き始めます |
| 頭語と結語 | 謹啓と謹白の組み合わせが多く用いられます |
| 時候の挨拶 | 季節に合う語を頭語のあとに置きます |
| 忌み言葉 | 重ね言葉を避けて言い換えておきます |
忌み言葉でとくに紛れ込みやすいのは、案内状らしい丁寧な言い回しのほうにあたります。「くれぐれも」「重ね重ね」「たびたび」「追って」はいずれも普段の手紙では自然に出てきますが、不幸が繰り返すことを連想させるため弔事では避けます。「くれぐれもご自愛ください」は「どうぞご自愛ください」に置き換えてください(最終確認:2026年8月)。
句読点を使わない代わりに、 文の切れ目には1字分の空白を入れることになります。 縦書きであれば読みにくくはなりませんし、 パソコンで作る場合も全角の空白を一つ入れるだけで足ります。
薄墨で書くかどうかを尋ねられることもありますが、薄墨は四十九日までの弔事に用いるものにあたりますので、 一周忌以降の案内状は濃い墨で構いませんし、印刷を頼む場合も通常の黒で差し支えありません。
弔事で避ける忌み言葉を見る文例
作法が分かっても、いざ書き出そうとすると最初の一行で止まってしまうのは、 頭語のあとに何を置くのか、どこで日時の記載へ移るのかが決まっていないためです。
構成は決まっており、 頭語と時候の挨拶、相手を気遣う一文、法要の案内、「記」以下の詳細という 順に並べれば形が整いますので、次の表で骨組みを確かめてから下の文例をお使いください。
| 場所 | 置くもの |
|---|---|
| 書き出し | 謹啓に続けて時候の挨拶を置きます |
| 前文 | 相手の健勝を尋ねる一文を添えます |
| 主文 | 誰の何回忌を営むかと、参会の願いを書きます |
| 結語 | 謹白で結び、行を改めて「記」と置きます |
| 記書き | 日時・会場・住所・電話・会食の有無を並べます |
| 末尾 | 「以上」のあとに日付・住所・施主名を記します |
「記」から下は箇条書きにして構いませんので、そこだけは読みやすさを優先してください。本文が続け書きであっても、日時と場所が一目で拾える形になっていれば、受け取った方は手帳に書き写せます。返信の締切は「記」の外、末尾の一文として添える形にすると見落とされにくくなります(最終確認:2026年8月)。
一周忌の案内であれば、 謹啓 初冬の候 皆様にはご清祥のことと存じます さて 亡父◯◯◯◯の逝去より まもなく1年が経とうとしております つきましては 左記のとおり一周忌法要を相営みたく存じます ご多用のところ恐縮ではございますが ご参会賜りますようご案内申し上げます 謹白という 並びになり、そのまま行を改めて「記」以下に日時と場所を置く形になります。
会食を設けない場合は、 「なお 諸般の事情により法要後のお席はご用意しておりません 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます」と本文の末尾に添えてください。 理由を細かく説明する必要はありませんし、こう書いておけば相手も予定を立てられます。
四十九日の案内状には、葬儀のお礼を一行入れる
四十九日は葬儀からまだ2か月と経っていない時期にあたりますので、案内状が葬儀に来ていただいた方への最初のお便りになることがほとんどです。
書き出しのあとに「亡母◯◯◯◯の葬儀に際しましては ご丁重なるご厚志を賜り厚く御礼申し上げます」という一行を入れておくと、案内とお礼を兼ねられますが、一周忌以降の案内状ではこの一行は要りません。
電話やメールで済ませてよい相手
同居している子どもや、毎週のように顔を合わせる兄弟にまで 案内状を送るのは、かえって他人行儀に見えます。 とはいえどこまでを口頭で済ませてよいのかは、 案内状の書き方を調べても出てきません。
基準は日時を聞き間違えるおそれがあるかどうかにあたり、口頭は行き違いが起きやすい手段ですので、 次の表で相手ごとに分けてください。
| 相手 | どう伝えるか |
|---|---|
| 同居の家族・子ども | 口頭で伝えれば足ります |
| 故人の兄弟姉妹 | 電話で伝えたうえで案内状も送ります |
| 親族一般 | 案内状を送るのが基本の形になります |
| 故人の友人・目上の方 | 必ず案内状で正式にお知らせします |
| 前回の法要で次回を決めた方 | 確認の連絡だけで済ませることもあります |
電話やメールで済ませる場合でも、日時と場所だけは文字で残るものを送っておいてください。耳で聞いた日にちは思い違いが起こりますし、当日になって一時間ずれて到着されるということが実際に起こります。短い文面でよいので、電話のあとにメッセージを送っておくと行き違いを防げます(最終確認:2026年8月)。
前回の法要が済んだ席で次回の日取りを決める家もありますが、その場合は改めて案内状を出さず、 近くなってから確認の連絡を入れるだけで済ませることもありますが、 一年以上先の約束は忘れられていることが多くあります。
メールやメッセージで送る場合も書く項目は案内状と変わらず、誰の何回忌か、日時、場所、会食の有無、返事の期限の5つを並べ、 くだけた調子になりすぎないよう気をつければ、それで足ります。
返事が来ないとき
締切の日を過ぎても2軒から返事が返ってこないということが起こりますが、催促がましくなるのは避けたいものの、 料理の数を決める日は迫ってきますので、 待ち続けるわけにもいかなくなります。
ここで思い出しておきたいのは、 返事が遅れている理由のほとんどが、出し忘れにあるという点で、迷っているとは限りませんので、次の表の手順で進めてください。
| 時期 | すること |
|---|---|
| 締切の2〜3日後 | 電話をかけて葉書の行き違いを尋ねます |
| 電話の言い方 | 「お返事が行き違いかもしれず」と前置きします |
| 迷っている様子のとき | 「当日の朝までで構いません」と伝えます |
| それでも決まらないとき | 欠席として数え、来られたら予備で対応します |
| 引き出物 | 予備を2つか3つ用意しておきます |
電話をかけるときは、催促ではなく確認の形にすると相手が答えやすくなります。「お返事が行き違いになっているといけませんので」と前置きしてから尋ねれば、出し忘れていた方も気まずくなりませんし、迷っている方はその場で相談を持ちかけられます。料理は直前の追加が利きませんが、引き出物は予備で吸収できますので、そう伝えて構いません(最終確認:2026年8月)。
欠席の返事に「香典だけ送ります」と書き添えられていることがあります。 その場合は、いただいたあとに返礼の品を郵送することになりますので、 引き出物を1つ多めに確保しておいてください。
当日になって来られなくなる方も出ますが、料理は空席のまま置いておき、引き出物は後日お送りするという形で足りますので、 急な欠席の連絡が入っても慌てる必要はありません。
招かれた側の欠席連絡のしかたを見る中止や延期を知らせるとき
身内の急病や大雨の警報で、 案内を出したあとに日取りを動かさなければならないことがあります。 正式な案内状で知らせるべきかどうかを考えているうちに、 連絡そのものが遅れてしまうと困るのは相手のほうです。
この場面で優先されるのは丁寧さではなく速さのほうにあたり、遠方の方は交通や宿を手配していることがありますので、 次の表の順に進めてください。
| 順番 | すること |
|---|---|
| 1番目 | 電話かメッセージで全員へ一報を入れます |
| 2番目 | 菩提寺と会場、会食の店へ連絡します |
| 3番目 | 改めて書面で経緯をお知らせします |
| 延期のとき | 新しい日取りは決まり次第あらためて案内します |
| 遠方の方 | いちばん先に連絡を入れておきます |
順番の2番目までを決めたその日のうちに終えてしまうことが、この場面ではいちばん効きます。書面での連絡は形として大切ですが、届くまでに数日かかりますので、それを待っているあいだに交通の手配が進んでしまいます。新しい日取りが決まっていない段階でも、中止の一報は先に入れて差し支えありません(最終確認:2026年8月)。
書面で知らせる場合の文面は案内状より短くて構わず、いつの法要をどうすることにしたのか、 そして急な連絡になった詫びの3つが入っていれば足ります。
延期する場合は、 「情勢が落ち着き次第あらためて日程をご案内申し上げます」と結んでおけば、 新しい日取りが決まっていなくても文面が成立しますので、 連絡を先延ばしにする理由になりません。
案内状の書き方に、これでなければならないという型があるわけではありません。 封書で丁寧に出す家もあれば往復はがきで済ませる家もありますし、 親族だけであれば電話が一巡すれば足りることもありますので、 文例をそのまま写す必要はまったくありません。
どの形で出す場合でも変わらないのは、 受け取った方がその場で出欠を決められるかどうかという一点です。 誰の何回忌か、いつ、どこで、会食があるかの4つがそろっていれば、 文章がいくらか素朴でも用は足ります。 迷ったときは、この4つが入っているかどうかだけを確かめてください。
よくある質問
法事の案内状はいつ出せばよいですか?
1か月から1か月半前に相手へ届くよう手配してください。返信の締切は法要の2週間前に置きます。引き出物の発注が2週間前、会食の人数の確定が1週間前になりますので、そこから逆算した形です。四十九日だけは日程が詰まるため、3週間前ごろの発送になります。
案内状には何を書けばよいですか?
誰の何回忌か、日時、場所と住所、会食の有無の4つが基本です。これに返信の締切と、末尾の日付・住所・施主名を添えます。会食の有無は包む金額に関わりますので、設けない場合こそ明記してください。
なぜ句読点を使わないのですか?
儀式が滞りなく流れることを願う意味とする説と、毛筆の縦書きにもともと句読点が無かったことに由来するという説が知られています。切りたい箇所には1字分の空白を入れてください。
往復はがきと封書のどちらがよいですか?
親族中心であれば往復はがきで足ります。友人や目上の方を招くときは、封書に返信用の葉書を同封する形が丁寧です。返信用の葉書は出席・欠席に丸をつける様式にして、出席の人数を書く欄も作っておいてください。
同居している家族にも案内状を出すのですか?
口頭で足ります。故人の兄弟姉妹には電話で伝えたうえで案内状も送り、友人や目上の方には必ず案内状で正式にお知らせしてください。口頭で済ませる場合も、日時と場所は文字で残るものを送っておくと行き違いが防げます。
返事が来ないときはどうすればよいですか?
締切の2、3日あとに電話をかけて構いません。「お返事が行き違いになっているといけませんので」と前置きすれば催促の色が薄れますし、実際には出し忘れていただけということがほとんどです。
忌み言葉にはどのようなものがありますか?
「くれぐれも」「重ね重ね」「たびたび」「追って」など、不幸が繰り返すことを連想させる重ね言葉が該当します。「くれぐれもご自愛ください」は「どうぞご自愛ください」に置き換えてください。
法事を中止することになりました。どう知らせますか?
まず電話かメッセージで全員へ一報を入れ、続いて菩提寺と会場、会食の店へ連絡してください。書面での案内はそのあとで構いません。遠方の方は交通や宿を手配していることがありますので、いちばん先に連絡してください。
まとめ
- 案内状は1〜1か月半前に届くよう出します
- 返信の締切は2週間前に置きます
- 書くのは誰の何回忌・日時・場所・会食の4つになります
- 会食の有無は設けない場合こそ明記します
- 句読点を使わず、縦書きで書きます
- 重ね言葉は言い換えておきます
- 返信用の葉書は様式をこちらで決めておきます
- 中止のときは電話が先で書面は後にします
参考情報
- 公益財団法人全日本仏教会・大和証券株式会社「仏教に関する実態把握調査(2024年度)報告書」(2025年3月31日公表/調査時期2024年12月19〜20日/本調査6,192サンプル)
https://www.jbf.ne.jp/wp-content/uploads/site211/files/pdf/2024jiltutaihaku-tyousa%20HPyou.pdf - 小さなお葬式「法事・法要の案内状の書き方徹底解説!法事や場面ごとの文例も紹介」
https://www.osohshiki.jp/column/article/073/ - 小さなお葬式「四十九日法要の案内状を書く際に知っておきたい必要最低限のポイント」
https://www.osohshiki.jp/column/article/645/
句読点を使わないこと、縦書きにすること、頭語と結語を用いること、返信用の葉書を添えることは、参照した情報源で一致しています。いっぽう発送の時期は情報源によって幅があり、参照した情報源は1か月から2か月前としています。本記事に載せた文例は、弔事の挨拶状に共通する定型に沿って当サイトで組み立てたもので、頭語・時候の挨拶・主文・記書きという構成そのものは、どの情報源でも共通しています。「どこに相談して良いか分からない」51.7パーセントは、全日本仏教会と大和証券の共同調査で、葬儀や法要について不安なことを尋ねた設問に「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人の合計(全員6,192人)にあたります。招く範囲そのものは別の記事で扱っています(最終確認:2026年8月)。
本記事で紹介している案内状の書き方・時期・文例は、いずれも一般的な目安にあたります。法事の営み方は宗派・地域・菩提寺・ご家庭によって大きく異なり、全国で共通する決まりがあるわけではありません。実際の進め方は、必ず菩提寺またはお勤めいただく僧侶にご確認ください。親族のあいだで考え方が分かれたときも、寺院の判断に従うのがいちばん角が立ちません。