結論

欠席することそのものは、問題になりません。 Job総研が社会人386名に尋ねた調査で送別会文化に反対と答えた人の理由は 「参加が半強制になりやすい」が46.4パーセントで最多でしたので、 嫌われているのは会ではなく、断れない空気のほうにあたります。

気をつけておきたいのは伝える速さのほうだけで、 幹事は人数で店を押さえますし、確定後のキャンセルには料金が発生しますので、 出られないと分かった時点で返すだけで、相手の手間はほとんど消えます。

欠席してもよいのか

案内が回ってきた画面を開いたまま、行きたくないという気持ちと、 断ったら何か言われるのではないかという気持ちのあいだで手が止まり、 返事をしないまま何日か過ぎてしまうことがあります。

迷いの正体は好き嫌いではなく断ったあとに何が起きるか分からないことのほうで、 実際には出席が義務づけられている会ではありませんし、 参加をためらっている人はかなりの割合で存在しますので、 自分だけが特殊な立場に置かれているわけではありません。

調査尋ねた相手出ている割合
女の転職type働く女性554名に、歓送迎会への参加意向を尋ねています参加したくない派51.6パーセントが、参加したい派38.2を上回ります
Job総研社会人386名に、送別会への参加意欲を尋ねています参加したい派が65.0パーセントで、20代では75.9パーセントでした
参加したくない理由女の転職typeの調査で、複数回答で尋ねたものです飲み会が苦手49.7、面倒47.9、お金がかかる47.9パーセントでした
文化への反対理由Job総研の調査で、反対と答えた140人に尋ねています「参加が半強制になりやすい」が46.4パーセントで最多でした
過去の参加状況同じ調査で、これまでの参加のしかたを尋ねたものです気が乗らないまま参加していた層が49.0パーセントいます
飲み会全体の出席率就業者5,839人に、実際の参加を尋ねた調査があります飲み会があった人に限ると、出席率は87.9パーセントでした

「参加したくない」の割合は、調査によって正反対に近い開きがあります。女の転職typeが働く女性554名に尋ねた調査では参加したくない派が51.6パーセントで参加したい派の38.2パーセントを上回った一方、Job総研が男女386名に尋ねた送別会の調査では参加したい派が65.0パーセントを占め、20代では75.9パーセントに達しました。標本の作り方も設問も違うため、どちらか一方を世の中の総意として扱えません。言えるのは、同じ職場のなかでも受け止めが割れているということだけです(最終確認:2026年8月)。

同じ問いであっても、調査によって答えが正反対に近いところまで分かれています。 女の転職typeでは参加したくない派が過半数を占める一方で、 Job総研では参加したい派が65.0パーセントに達しますので、 職場のなかでも受け止めが割れていると考えるほうが実情に近いところです。

気が進まないまま出席してきたという人も、けっして少なくありません。 Job総研の調査では過去の送別会について 気が乗らなかった層が49.0パーセントにのぼっていますので、 毎回出ることだけが正しいわけではないと分かります。

誰に、いつ伝えるか

欠席を決めたあとは、誰に言えばよいのかというところで手が止まります。 幹事なのか、直属の上司なのか、主役本人なのかが分からないまま、 結局いちばん言いやすい相手にだけ伝えて、あとで行き違いが起きます。

伝える先を決める軸はその人が数を数えているかどうかで、 人数を店へ伝えるのは幹事ですから、 まず幹事へ、それも人数が確定する前に返すのがいちばん確実です。

相手伝えるかどうか時機
幹事必ず伝え、ここを飛ばすと人数が合わなくなります出欠の締切より前、遅くとも3日前までに返します
主役本人関わりが深いなら、別に一言かけておくと収まります案内への返事とは別に、職場で直接伝えます
直属の上司業務との兼ね合いがある場合だけ、あわせて伝えます幹事へ返したあとで構わず、先に言う必要はありません
返事をしないままいちばん困る形で、幹事が人数を決められません迷っている段階でも、その旨だけ返しておきます
当日に欠席が決まったその時点ですぐ幹事へ連絡し、料金の有無を確かめます3日前を過ぎると、人数を減らせない店がほとんどです
一次会だけ出る受付のときに、二次会は辞退する旨を伝えておきます会の途中で言うと、幹事が人数を数え直すことになります

職場の飲み会そのものは減っていますが、開かれれば人は来ています。ホットペッパーグルメ外食総研が就業者5,839人に尋ねた調査では、職場の飲み会が開催された割合は2017年の約75パーセントから2025年には約60パーセントへ下がりました。ただし飲み会があった人に限ると、出席率は87.9パーセントです。実施割合・参加割合とも忘年会・送別会・歓迎会がトップ3を占めていますので、減ったのは会の数であって、呼ばれた人の足ではありません(最終確認:2026年8月)。

返事だけは、決まった時点で早めに出しておいてください。 幹事は人数で店を押さえますし、確定後のキャンセルには料金が発生することもありますので、 出られないと分かった時点で伝えるだけで、相手の手間はほとんど消えます。

迷っている段階であっても、返事をしないまま置いておかないでください。 まだ分からないという返事でも幹事は見当をつけられますし、 黙っているより、いつまでに決まるかを添えておくほうがはるかに助かります。

理由はどこまで言うか

断りの連絡を書き始めると、理由をどう書くかというところで手が止まります。 正直に書けば角が立ちそうに思えますし、 あいまいにすれば嘘をついているようで、どちらにも決めきれません。

判断の軸は相手が代案を出せる理由かどうかで、 その日が都合悪いと書けば別の日程を組まれる余地が残りますが、 詳しく書くほど、そこへ食い込まれる隙も増えますので、 短く済ませるほうが結果として通ります。

理由の書き方どう受け取られるか押さえておくこと
都合がつかないいちばん通りやすく、それ以上は聞かれにくい形です中身を足さないほうが、かえって引き下がってもらえます
先約がある私的な予定でも構わず、中身を述べる必要はありません相手の予定を、こちらが説明する義務はありません
家庭の事情子どもの迎えや介護など、夜に動けない事情が伝わります中身を細かく述べず、夜が難しい旨だけで足ります
体調がすぐれない短く述べれば足り、病名まで明かす必要はありません当日の欠席では、この理由がいちばん伝えやすくなります
金額が負担実際に多い理由で、伝えても不自然にはなりません参加したくない理由の1位が金銭的な負担の50.4パーセントです
飲み会が苦手そのまま伝えても構わず、毎回同じ理由で通します参加したくない理由の1位が49.7パーセントを占めています

反対されているのは会そのものではなく、断れないことのほうです。Job総研の調査で送別会文化に反対と答えた140人にその理由を尋ねると、「参加が半強制になりやすい」が46.4パーセントで最多、次いで「本音と建前が乖離しやすい」33.6パーセント、「多様な価値観や時代に合わない」32.9パーセントでした。同じ調査で全体の63.8パーセントは送別会文化に賛成しています。会があること自体は歓迎されていて、断れない空気だけが嫌われているという形です(最終確認:2026年8月)。

理由は一つに絞ってしまい、そこから動かさないほうが通ります。 複数並べるほど、そのうちの一つずつに代案を返される形になりますし、 同じ言葉を繰り返すほうが、話が短く済みます。

毎回断ることになりそうなら、最初から同じ理由で通しておいてください。 年によって違う理由を並べると、そのたびに説明が必要になりますが、 夜の会には出られないという一つの形で通していれば、やがて前提として扱われます。

伝え方の文例

伝える中身が決まっても、実際に文字にしようとすると、 素っ気なく見えないか、逆に長すぎないかが気になって、 書いては消しているうちに締切の日を越えてしまいます。

文面を組み立てる軸は三つで足りるという点で、 礼を述べる、出られない旨を伝える、代わりの一言を添えるという順にすれば、 2行から3行で収まりますし、それ以上は要りません。

幹事へ返す文例・チャットや社内メール(80字前後)

ご案内ありがとうございます。あいにく当日は都合がつかず、今回は欠席とさせていただきます。せっかく声をかけていただいたのに申し訳ありません。当日はどうぞよろしくお願いいたします。

幹事へ返す文例・夜に動けない事情がある場合(100字前後)

ご案内ありがとうございます。夕方以降はどうしても動けず、今回は欠席とさせてください。もし昼の時間帯で集まる機会がありましたら、そちらにはぜひ参加させていただきたいと思っております。

主役へ直接かける一言(60字前後)

□□さん、当日はどうしても都合がつかず出られそうにありませんが、5年のあいだ本当にお世話になりました。落ち着かれたころに、あらためてご連絡させていただければと思っております。

主役と関わりが深いなら、案内への返事とは別に一言かけておいてください。 幹事へ欠席と返しただけでは本人には伝わりませんし、 職場で直接かけた一言のほうが、会の場より落ち着いて話せます。

文面のなかで、謝罪を何度も重ねる必要はありません。 申し訳ないという言葉が繰り返し出てくると、かえって重い返事になりますので、 一度だけ添えて、あとは会が良い形になるよう願う言葉で締めれば足ります。

自分が主役の会を辞退する

送別会や歓迎会を開いてもらえると聞かされたとき、 ありがたい気持ちと同時に、自分のために人の時間と会費を使わせているという 居心地の悪さが立ち上がってきて、断りたいと思う場面があります。

その感じ方は少数派ではありません。 Job総研の調査では自身の送別会を「開いてほしくない」と答えた人が53.4パーセントで、 理由の1位は「気を遣わせてしまうのが嫌」の51.0パーセントでしたので、 多くの人が同じところで引っかかっています。

伝え方どう受け取られるか押さえておくこと
規模を小さくしてもらう白紙に戻すより応じやすく、話がいちばん通ります理想の形として少人数を45.3パーセントが挙げています
昼の会にしてもらう負担が軽くなり、出られる人の顔ぶれも変わりますランチ形式を26.2パーセントが理想の形に挙げています
短い会にしてもらう1時間ほどで切る形なら、双方の負担が下がります勤務時間外の簡易的な会を29.8パーセントが挙げています
開かないでほしいと伝える幹事が動き出す前であれば、そのまま受け入れられます店を押さえたあとでは、取り消しに料金がかかります
理由をどう述べるか気を遣わせたくない旨をそのまま伝えて差し支えありません51.0パーセントが同じ理由を挙げており、通じやすい言い方です
伝える時機会の話が出た直後に、いちばん早い段階で伝えます案内が回ったあとでは、参加する側の予定も動きます

自分が主役の会については、断りたいと考える人のほうが多数派です。Job総研の調査では、自身の送別会を「開いてほしくない派」が53.4パーセントで過半数を占めました。理由は「気を遣わせてしまうのが嫌」が51.0パーセントで最多、次いで「静かに区切りをつけたい」43.2パーセント、「目立つことが苦手」41.3パーセントです。会そのものを否定しているのではなく、人に手間をかけさせることをためらっているという形が読み取れます(最終確認:2026年8月)。

断りたいときは、会そのものを止めるより先に、 規模と形を変えてもらう相談から入るほうが話が通ります。 幹事の側もすでに動き出していることが多く、 白紙に戻すより人数を絞るほうが応じやすいためです。

伝える時機としては、会の話が出た直後がいちばん早く済みます。 店を押さえたあとでは取り消しに料金がかかってしまいますし、 案内が回ってしまうと、出席する側の予定まで動かすことになります。

欠席したあとにすること

欠席の連絡を返した時点で、その件は終わったように感じられますが、 主役にとってはそこで顔を合わせる機会が一つ減っていますし、 幹事の側にも会費や記念品の扱いが残っています。

残る作業を分ける軸はお金に関わるかどうかで、 記念品の集金に加わっていたかどうかで動きが変わりますし、 主役への挨拶は、社を離れる前でないと機会が消えます。

やること時機中身
主役へ直接の挨拶最終出社日までに、職場で一度声をかけておきます離れたあとでは、連絡の手段そのものが限られます
記念品への参加欠席でも集金に加われるか、幹事へ確かめておきます寄せ書きだけ書かせてもらう形も取れます
当日のキャンセル料発生していれば、その分を後日幹事へ渡します3日前を過ぎると、人数を減らせない店がほとんどです
翌日の一言幹事へ、会がどうだったかを短く聞いておきます欠席したままにせず、関心を向けておく形になります
次に誘われたとき同じ理由で断り続けても、失礼にはあたりません全部に出なければならない決まりは、どこにもありません
別の形で会う昼の食事や短い時間の場を、自分から提案してみます夜の会に出られない事情は、それで補えます

形を変えたいという希望は、調査のうえでもはっきり出ています。Job総研の調査で理想の送別形式を尋ねると、「仲の良い人少人数で実施」が45.3パーセントで最多、次いで「勤務時間外の簡易的な会」29.8パーセント、「ランチ形式」26.2パーセントでした。マイナビの調査でも歓迎会を昼にしてほしいという回答が全体で20.8パーセント、20代では25.6パーセントあります。夜に集まる形だけが歓送迎会ではないという前提で組み立てておくと、出席率そのものが変わります(最終確認:2026年8月)。

主役への挨拶だけは、社を離れる前に済ませておいてください。 最終出社日を過ぎると連絡の手段そのものが限られますし、 会に出られなかったこと自体は、職場での一言で埋められます。

記念品の集金のほうには、欠席する場合でも加わることができます。 幹事へ一言確かめれば済む話ですし、 寄せ書きだけ書かせてもらう形にすれば、会に出ていなくても名前は残ります。

歓送迎会に出るか出ないかは、その年の都合で決めて構いません。 調査を見ても参加意向は真っ二つに割れていますし、 気が進まないまま出席してきた人が半数近くいるという結果もありますので、 毎回出ることだけが正しいわけではありません。

どの立場でも変わらないのは、返事を早く出すという一点だけです。 出られないと分かった時点で伝えておけば、理由が短くても角は立ちませんので、 文面を練るより、先に一行返しておくほうが相手も助かります。

よくある質問

歓送迎会を欠席してもよいですか。

差し支えありません。Job総研が社会人386名に尋ねた調査では、送別会文化に反対する理由の1位が「参加が半強制になりやすい」の46.4パーセントでした。嫌われているのは会そのものではなく、断れない空気のほうです。

欠席は誰に伝えればよいですか。

まず幹事です。人数を店へ伝えるのは幹事ですので、ここを飛ばすと人数が合わなくなります。主役と関わりが深い場合は、案内への返事とは別に、職場で直接一言かけておいてください。

いつまでに伝えればよいですか。

出欠の締切より前、遅くとも3日前までに返してください。3日前を過ぎると人数を減らせない店がほとんどですし、確定後のキャンセルには料金が発生することもあります。迷っている段階でも、その旨だけ返しておいてください。

欠席の理由はどこまで書くべきですか。

都合がつかない、とだけ書けば足ります。詳しく書くほどそこへ食い込まれる隙も増えますし、複数の理由を並べると、そのうちの一つずつに代案を返される形になります。理由は一つに絞って動かさないでください。

お金がかかるという理由で断ってもよいですか。

実際に多い理由ですので、伝えても不自然にはなりません。同じ調査では送別会に参加したくない理由の1位が「金銭的な負担が気になる」の50.4パーセントでした。

毎回断っても大丈夫ですか。

同じ理由で通しておいてください。年によって違う理由を並べるとそのたびに説明が必要になりますが、夜の会には出られないという一つの形で通していれば、やがて前提として扱われます。

自分の送別会を開いてほしくないときは、どう伝えればよいですか。

会そのものを止めるより、規模を小さくしてもらう相談から入ってください。同じ調査では自身の送別会を「開いてほしくない」が53.4パーセント、理想の形は「仲の良い人少人数で実施」が45.3パーセントで最多でした。伝えるのは会の話が出た直後がいちばん早く済みます。

まとめ

  • 欠席そのものは問題にならず、返事の速さだけを気にすれば足ります
  • 反対理由の1位は「参加が半強制になりやすい」の46.4パーセントにあたります
  • 伝える先はまず幹事で、遅くとも3日前までに返します
  • 理由は「都合がつかない」の一つに絞り、そこから動かしません
  • 気が乗らないまま参加していた層が49.0パーセントいると報告されています
  • 主役と関わりが深いなら、職場で直接一言かけておきます
  • 自分の会は53.4パーセントが「開いてほしくない」と答えています
  • 辞退するなら規模を小さくしてもらう相談から入ります

参考情報

  1. マイナビ キャリアリサーチLab「【正社員2万人に聞いた】歓迎会に関する意識調査2026年」(正社員21,798名・企業の中途採用担当者807名/2026年1月5日〜8日・インターネット調査)
    https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260312_108023/
  2. Job総研(パーソルキャリア)「2026年 送別会意識調査」(現在就業中の20〜50代の男女386名/2026年2月11日〜16日・インターネット調査)
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000013597.html
  3. キャリアデザインセンター『女の転職type』データで知る「女性と仕事」第104回「歓送迎会について」(働く女性554名/2025年3月7日〜23日・Web調査)
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000667.000012506.html
  4. ホットペッパーグルメ外食総研「職場の飲み会に対する期待と参加実態を調査(2025年4月実施)」(首都圏・関西圏・東海圏の20〜69歳の就業者5,839人/2025年4月1日〜11日)
    https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/column/20250529

欠席の可否や伝え方に公的な基準はなく、広く共通して挙げられる目安をまとめています。文例は本記事のために書き起こしたものです。参加意向はキャリアデザインセンター『女の転職type』(働く女性554名/2025年3月7日〜23日)とJob総研(パーソルキャリア)「2026年 送別会意識調査」(社会人386名/2026年2月11日〜16日)の双方を併記しました。前者では参加したくない派51.6パーセント、後者では参加したい派65.0パーセントと結果が大きく異なるため、どちらか一方を代表値として扱わない形にしています。反対理由は「参加が半強制になりやすい」46.4パーセント、参加したくない理由は「金銭的な負担が気になる」50.4パーセント、過去に気が乗らないまま参加していた層は49.0パーセント、自身の送別会を「開いてほしくない」は53.4パーセントでした。(最終確認:2026年8月)

本記事で紹介している進め方や金額は一般的な目安です。歓送迎会に決まった型はなく、会社・部署・業種によって慣習が大きく異なります。前年までのやり方がある場合は、そちらに合わせるほうが角が立ちません。迷ったときは、前年の幹事か直属の上司に確かめてください。